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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

1月4日、亀井静香・国民新党新年互例会 「純ちゃんにやられっぱなしでは引き下げれない」

1月4日、亀井静香・国民新党新年互例会

1月4日、三原市で行われた、亀井静香さん・国民新党の新年互例会に参加しました。

来賓挨拶は、お二人でした。

最初に五藤康之・三原市長が挨拶。亀井さんを「国民」をずばり体現している、と持ち上げた上で、力をあわせて地方を元気にしたいと訴えました。

続いて、佐藤こうじ・民主党参院議員が登壇。参院選で国民新党の協力を得て圧勝した佐藤さんは、参院選へのお礼とともに、政権交代へ力をあわせようと「お願い」。小沢さんと亀井さんには、日本の舵取りをしていただく「責任がある」とボルテージを上げました。

亀井さんのお話の概要は以下です。

■「純ちゃん」に日本を破壊されたままでよいのか?

亀井さんは、まず、小泉純一郎さんをばっさり斬りました。

 「純ちゃん(小泉純一郎さん)に日本をむちゃくちゃにされて、このまま引き下がっているわけにはいかない。このままでは、32年前、みなさんにご迷惑をおかけしてまで警察を脱走して政治に出た意味がない。

 小泉さんは、アクセルを踏めとアドバイスしたのに、ブレーキばかり踏むからこういうことになった。人災というしかない。」と切り捨てました。

その上で、「小泉さんには、2001年総裁選で、協力を要請されて協力してしまった。わたしは、小泉さんに、9項目の政策をさせることを約束させた。小泉さんは新自由主義的な政策を掲げていたが「あれは、どうせ、総裁選向け。総裁になったら亀井さんのいうとおりにやる」と約束したが破られた」と、2001年総裁選で小泉さんを推したことを悔やみました。

その上で、
「約束を破っても、国民のために破ったのなら文句は言わないが、そうではなく結果はご覧のとおりだ。地方はこの4年間で、地方交付税を20兆円も減らされた。そして、労働者を安く使い捨てにすることを正当化した。昔の自民党なら考えられないことを小泉さんは強行した。

 大きな会社は何兆円も利益を上げたが、配当や役員報酬を増やしただけだった。一生懸命生きてきた人が生活できるようにするのが国の役目なのに、それができていない。

 難しい話ではなく、考え方の根底が狂っているから7年間、間違った政策が続いた。」
と小泉批判の舌鋒を鋭くしました。

 そして、「財務省というのは本来は、企業でいえば経理係である。そのいうことばかりを聞いて、緊縮財政を行ったから間違えた。」
と、「大蔵族」だった小泉さんを批判しました。

■郵政民営化は覚悟して反対

「郵政民営化に反対したらどうなるかはわかっていた。わたしは亀井派の議員に対しては命令はせず、良心に任せた。結局当初は反対していた議員たちも9割は賛成に寝返ってしまった。

実は、この広島6区では、郵便局はどちらかといえば、(当時は、衆院広島6区で対立候補だった)佐藤こうじさんの支持者が多かった。にもかかわらず、郵政民営化に反対したのは、国民のために反対したのだ。」
と内幕を披露。

その上で、
「政権交代を成し遂げた暁には、三事業一体化、国の持ち株売却停止など、郵政事業見直しをおこなう。もし、それを小沢さん(民主党代表)がしないなら、小沢さんとはさよならだ。衆議院でいくら民主党が過半数をとっても、参議院で国民新党と社民党が与党から離脱すれば法案は通らない」
と民主党をけん制しつつ、郵政事業見直しへの意気込みを語りました。

■「小泉」引きずる安倍、福田、麻生もばっさり

その上で、小泉さんが辞任した後の3人の総理についてもばっさり切り捨てました。

「安倍晋三君も福田康夫君も、小泉政治ではだめだと本音では思っていた。しかし、小泉さんに総理にしてもらったので、小泉政治を引きずらざるを得なかった。麻生さんももともとは、積極財政論者で、わたしとは考えは変わらないのに、小泉政治を引きずっているからだめだ。」と喝破。

「かつて、自民党いた仲間から復党を持ちかけられることはあるが『泥船』には乗れない。新しい船で、荒海を乗り切るしかない」と断言しました。

■小泉緊縮財政が招いた借金増加

その上で、ブッシュ・小泉による新自由主義が破綻したことに言及した上で、「アメリカはすごい。まだまだ差別が残るあの国で、しかし、大きな政府へ転換するため、黒人の大統領を選んだのだ。日本はいつも周回遅れになっている」
と嘆息。

その上で、「しかし、日本にはお金がある。日本はお金を世界に貸しまくっている。だのに、日本国民は苦しまなくてもいいのに苦しんでいる」と指摘。

「景気回復をしないで、経済を縮小させていった結果、小泉さんは530兆円の借金を850兆円に増やしてしまった。財政はゆっくり立て直すしかないが、財務省の官僚は単年度しか考えていない。」と財務官僚とその言いなりになった小泉さんの誤りを指摘しました。

■地方にお金をまわせ

そして、景気回復のための提言を以下のように行いました。

「地方自治体に、たとえば三原市だったら50億円、60億円を渡せば、相当な事業ができる。
公共事業がすべて悪いわけではなく、電線の地中化や、小さな公園などやってみたらいかがですか?あるいは、教育や介護など、お金を回すべき分野はいくらでもある。国全体で5,6兆円しかかかりませんが、相当、地方は活性化します。」
と提言しました。

■お金持ちからお金を世の中に出させる無利子国債

財源としては、「300兆円もの特別会計がある。この貯金を、今取り崩せばよい。これは、家族の中でお金を貸し借りするよう名ものだ。お父さんの体調が悪くなっているのだからお父さんにこどもからお金を貸して、元気になってもらえばよい。」と特別会計の活用を訴え。

そして、二番目としては
「相続税を非課税にする代わりに、利子をつけない無利子国債を発行すればよい。これは、利払いを心配しなくてよい。また、お金持ちはいままで貸す相手がないで溜め込んでいたお金で無利子国債を買う。」
「無利子国債は、お金持ち優遇だと批判する人がいるが違う。お金持ちが持っているお金を、政府が利払いなしで借りて、そして、貧しい人のために使うのだ。お金持ちが溜め込んでいたお金が世の中に出回るから経済は回りだす。格差是正とはお金持ちを貧しくすることではなく、貧乏な人が暮らせるようにすることだ。」
と「無利子国債」を再度提案しました。
この無利子国債は「森政権では実現一歩手前まで言ったが森さんがやめてしまったできなかった。しかし、政権交代した暁には、小沢さんにこれをやらせます。」と断言しました。

■民主党内ネオコンもけん制

一方で、亀井さんは、民主党内のネオコンないしネオリベラルに対しても牽制球を投げました。

「民主党には、頭がいい人が多い。しかし、そういう人が、机の上で勉強すればするほど、四角四面になって、小泉さんのような市場原理主義に陥ってしまう。」「こういう人が、民主党で政権の中心に座ったら大変なことになる。」と憂慮を示しました。



「民主党だけで、なにかしようとしてはだめだ。いい意見は、いい人材はどんどん取り入れて活用し、救国内閣にする」と決意を見せました。

■東京で金融サミットを

金融危機については、「どうせ、金融危機では、日本はお金をとられる。問題はとられ方で、今は『威張られながらとられている』状況だ。しかし、日本は先ほど述べた方法で、百兆円を用意し、東京に世界中から首脳を呼ぶ形にしたらいい。そして、世界から感謝され、危機を救えばよい。これを小沢一郎にさせる」と提案しました。

■感想

 民主党のとくにネオコン、ネオリベラルな部分をけん制しつつ、参議院での5議席を生かし、社民党などとともに、民主党に政策を飲まそう、それにより、日本を復活させよう、という意気込みが感じられました。

 いまだに「正社員だけがよければそれでよい」と思って経営側に文句を言わないような大手企業の労働組合もあります。そういう組織の民主党への影響もありますし、若手の中には教条的に、海外の大学で学んだネオコン的な行政学などを当てはめてしまう人も少なくないのです。

 しかし、それをわかった上で、民主党と連携する。そして、小沢さんに、思い切った政策をどんどんさせるのだ、という確信に近いものを感じました。

 会場を後にするとき、参加者全員に、亀井さん直筆の、赤く焼けた富士山の絵があるカレンダーを配っていました。

 亀井さんの情熱が伝わってくる作品でした。

 今年は必ず総選挙があります。岡山、名古屋での炊き出しに参加してみて、本当に、現場は待ったなしです。仕組みとして生存権が守られるようになってほしい。

 そのためにも、亀井さんにもその情熱を持続させ、責任を持って、今日述べられたことを実現していただきたいものです。





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by hiroseto2004 | 2009-01-04 14:35 | 新しい政治をめざして | Trackback