今の不況に対する比較的豊かな高齢者の責務
2009年 01月 20日
内部留保があるのに、平気で首を切るとか、赤字なのに配当を今のところ中止しようとしない。こんな大手企業が目立ちます。
もちろん、経営者の責任が大きいが、株主にも責任はあります。
「目先の配当」のために、会社の将来性をそこなっていいのか。
ただただ、人件費を切り詰めるだけでいいのか?
もっといえば、株主のかなりの部分は年金基金です。厚生年金を「たくさん」もらえるような人は、現役時代にもたくさん給料をもらっているのです。
その人たちに、また高い年金を保障するために、高い配当を要求し、その結果、若い者が雇用を奪われるとすればどうなのか?
厚生年金をたくさん受け取るような、会社OBのみなさんはぜひ考えていただきたい。自分たちの子どもや孫の職がなくてもよいのですか?
年金は少し少なくていいから、子どもや孫が働けるようにするのがいいのか?
極論すれば、このことを考えていただきたい。厳しいことを申し上げれば、漫然と年金を受け取るのではなく、きちんと声を上げていただきたい。
【子どもや孫が働けないで、高い年金をもらっているおじいちゃん、おばあちゃんのすねをかじらざるをえない状況】は、漫画そのものでわないか、と思うのです。
いや、すねをかじれる若者はいいです。そうでない人もたくさんいる。そのことはもっと問題です。
自分たちの今の年金がどこから実際には出ているか。それは、過去に比べたら、高い株主配当金であり、今の若者や外国の労働者の低賃金労働によるものです。
世代間対立を煽るつもりはわたしはありません。
年金が少ない高齢者も多いです。貯蓄が少ない人も多い。ですから、きちんと介護や医療のセーフティーネットは充実させるべきです。
しかし、「現役時代に多く給料をもらい、今は年金を多くもらっている、正社員や公務員のOB、OGの方」は、やはり考えていただきたいのです。
お金は墓場までは持っていけません。そのことも考えながら、どうすればいいか、考えていただきたいのです。
※株をもっておられる場合は、雇用優先を会社に求める
※資産所得への課税強化を受け入れていただく
※お金を溜め込みすぎず、消費していただく
※無利子国債が発行された暁には、買って頂き、困っている若い人や、介護、医療も受けられない同世代のための財源調達に協力いただく
※若い者が起業するのを応援する。あるいは、そういう起業で提供されるものやサービスを購入する。
もちろん、これらは、個々人では難しい取り組みです。
ですから、「社会の仕組み」としてこれらの全部または一部を行うときに、ご協力いただきたい項目のです。
たとえば、中間層くらいの方だと、やはり介護や病気のリスクが心配でしょう。ですから、介護や医療のセーフティネットを強化する。それにより、安心して消費をしていただく。そういう構図は作れないでしょうか?
政治家は、「貯蓄を多く持つ年配者」のお金を、どう気持ちよく、「困窮している年配者」や「若者」のために有効にまわし、経済を活性化するか、を今後の政策論争のひとつの柱にしていけばよいと思います。
亀井静香さんが提案している「無利子国債」もそのひとつです。
記事へのご意見・ご感想はこちらへどうぞ!
なるほど!と思ったら下をクリックお願いします!
人気blogランキングへ
もちろん、経営者の責任が大きいが、株主にも責任はあります。
「目先の配当」のために、会社の将来性をそこなっていいのか。
ただただ、人件費を切り詰めるだけでいいのか?
もっといえば、株主のかなりの部分は年金基金です。厚生年金を「たくさん」もらえるような人は、現役時代にもたくさん給料をもらっているのです。
その人たちに、また高い年金を保障するために、高い配当を要求し、その結果、若い者が雇用を奪われるとすればどうなのか?
厚生年金をたくさん受け取るような、会社OBのみなさんはぜひ考えていただきたい。自分たちの子どもや孫の職がなくてもよいのですか?
年金は少し少なくていいから、子どもや孫が働けるようにするのがいいのか?
極論すれば、このことを考えていただきたい。厳しいことを申し上げれば、漫然と年金を受け取るのではなく、きちんと声を上げていただきたい。
【子どもや孫が働けないで、高い年金をもらっているおじいちゃん、おばあちゃんのすねをかじらざるをえない状況】は、漫画そのものでわないか、と思うのです。
いや、すねをかじれる若者はいいです。そうでない人もたくさんいる。そのことはもっと問題です。
自分たちの今の年金がどこから実際には出ているか。それは、過去に比べたら、高い株主配当金であり、今の若者や外国の労働者の低賃金労働によるものです。
世代間対立を煽るつもりはわたしはありません。
年金が少ない高齢者も多いです。貯蓄が少ない人も多い。ですから、きちんと介護や医療のセーフティーネットは充実させるべきです。
しかし、「現役時代に多く給料をもらい、今は年金を多くもらっている、正社員や公務員のOB、OGの方」は、やはり考えていただきたいのです。
お金は墓場までは持っていけません。そのことも考えながら、どうすればいいか、考えていただきたいのです。
※株をもっておられる場合は、雇用優先を会社に求める
※資産所得への課税強化を受け入れていただく
※お金を溜め込みすぎず、消費していただく
※無利子国債が発行された暁には、買って頂き、困っている若い人や、介護、医療も受けられない同世代のための財源調達に協力いただく
※若い者が起業するのを応援する。あるいは、そういう起業で提供されるものやサービスを購入する。
もちろん、これらは、個々人では難しい取り組みです。
ですから、「社会の仕組み」としてこれらの全部または一部を行うときに、ご協力いただきたい項目のです。
たとえば、中間層くらいの方だと、やはり介護や病気のリスクが心配でしょう。ですから、介護や医療のセーフティネットを強化する。それにより、安心して消費をしていただく。そういう構図は作れないでしょうか?
政治家は、「貯蓄を多く持つ年配者」のお金を、どう気持ちよく、「困窮している年配者」や「若者」のために有効にまわし、経済を活性化するか、を今後の政策論争のひとつの柱にしていけばよいと思います。
亀井静香さんが提案している「無利子国債」もそのひとつです。
記事へのご意見・ご感想はこちらへどうぞ!
なるほど!と思ったら下をクリックお願いします!
人気blogランキングへ
by hiroseto2004
| 2009-01-20 06:46
| ジェンダー・人権(労働問題)
|
Trackback