人気ブログランキング | 話題のタグを見る

庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

喫緊の大事を議論しよう

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05055.HTML
2009.2.25(その3)
森田実の言わねばならぬ【138】
平和・自立・調和の日本をつくるために[138]
政治は何をしているのか――大事を議論せよ
[以下は2009年2月24日配信の「コメントライナー」に掲載された私(森田実)の小論です]


◆失敗の最たるものは何一つそれを自覚しないことである(カーライルの言葉)
 2008年秋以後、世界金融・経済大危機が深刻化する中で政治の無為無策がつづいている。リーマンショックから5カ月が過ぎたのに危機対策らしい対策は何もない。
 08年度第一次補正予算は福田前内閣当時につくられたもので、眼目は石油価格高騰対策だった。また、楽観的見通しにもとづいてつくられた第二次補正予算も緊急危機対策としては無力だ。09年度予算の枠組みは2008年夏、福田前内閣時代に策定したものであり、基本的には財政再建至上主義の予算である。
 麻生内閣はあまりにも無為無策。対する民主党は政局のみで政策なし。07年参院選以後の衆院と参院の関係は、戦前の衆議院と貴族院の「対立のための対立」を思い起こさせる。憂うべき状況にある。

◆小事に拘わりて大事を忘るな(日本の諺)
 麻生首相の言動の乱れと中川前財務相の国際舞台における大醜態は、政治家として許されざることである。中川財務相は結局辞任に追い込まれたが、国会は麻生首相にも引導を渡さなければならない。野党は参議院に麻生首相問責決議案をただちに提案すべきである。
 いま、国会は国民の最大の関心事であるこの経済的大危機をどう打開するかの政策議論をさぼっている。次の総選挙で政権獲得が確実視されている民主党の小沢代表ら幹部の発言は「小事」に関することばかりで「大事」を忘れている。与野党は「大事」を議論せよ!

◆「政府貨幣発行」を議論すべし
 麻生首相は国際会議で財政出動を公約した。しかし、口先だけである。政府全体としてはリーマンショック以前の緊縮財政政策を変更しようとしていない。財政出動に対していまだに消極的である。金融政策についても及び腰であり、大銀行による残酷な「貸し渋り」「貸し剥がし」を黙認している。
 この結果、国民経済、国民生活は破綻寸前の状況に陥っている。日本経済を立ち直らせるために、「政府貨幣発行」を断行すべき時であると私は思う。政府貨幣による新たな国の財源によって日本経済を再建する道を、与野党とも真剣に検討すべきである。 


もちろん、自民党政治家も、かなり混乱しています。中川大臣ほどではないにせよ、失言、失態は多い。

しかし、野党側も「与党の失言を批判すること」に、重きを置いているのではないか。そういう疑念を抱かせるようなことがあってはならないと思います。

正面から、経済政策を真剣に議論すべきです。先日の逢坂議員の質問は、よかったと思いますが・・。

 今後は、自民党を批判するだけにとどまるべきではなく、新しい旗を掲げるほうにむしろ重点を置いていきたいものです。

喫緊の大事を議論しよう_e0094315_1847474.jpg



記事へのご意見・ご感想はこちらへどうぞ!

なるほど!と思ったら下をクリックお願いします!







喫緊の大事を議論しよう_e0094315_1711491.gif
人気blogランキングへ
by hiroseto2004 | 2009-03-01 09:38 | 新しい政治をめざして | Trackback