|
検索
カテゴリ
全体主幹・さとうしゅういちの部屋 憲法 ジェンダー・人権 反貧困ネットワーク広島 ジェンダー・人権(反貧困) ジェンダー・人権(労働問題) ジェンダー・人権(裁判) ジェンダー(すてっぷ裁判) ジェンダー・人権(DV・性暴力) 反貧困(越冬情報) 女性と政治キャンペーン 女性と政治キャンペーン(過去) 中川圭(中川けい)さんを励ます 生存ユニオン・独立系メーデー イベント情報 新しい政治をめざして 経済・財政・金融 社会保障 介護・福祉・医療 地方自治 選挙 選挙制度・政治改革 行政改革 国際情勢 反核・平和 イベント情報(行政) ニュース・雑感 生活 教育 政治一般 農業・食料 環境・街づくり 広島県政(広島県議会) 広島市政(広島市議会) 岡山県政 エネルギー政策 社会市民連合 リンク english スポーツ 反核・平和2002 反核・平和2003 反核・平和2004 反核・平和2005 反核・平和2006 勧め他サイト記事 声明・申し入れ 読者投稿 自END おくやみ 事故・災害・事件 廿日市市政 大阪府政 豊中市政 岩国 反核・平和(ウラン兵器禁止) 司法 ビジネス 歳時記 再国営化論 中曽根政治・小泉政治 国際情勢(パレスチナ情勢) 福山市政 府中市政 岡山市政 三次市政 三原市政 尾道市政 千葉県政 千葉市政 活動報告 総括2009・展望2010 広島県議会議員選挙 東日本大震災 安佐南区 片眼失明者友の会 参院選2013 緑の党ひろしま 未分類 以前の記事
2013年 12月2013年 03月 2012年 12月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 お気に入りブログ
リンク集
![]() ![]()
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 【当然】 橋下「入れ墨調.. |
| from 【2chまとめ】ニュー速嫌儲.. |
| 公務員に成果主義が導入さ.. |
| from 【2chまとめ】ニュー速嫌儲.. |
| 中国新聞にも掲載、「投票.. |
| from 広島瀬戸内新聞ニュース(社主.. |
| また2打席ホームランのブ.. |
| from 中日・楽天 日本一 |
| さとうしゅういち(佐藤周.. |
| from 広島瀬戸内新聞ニュース(社主.. |
| 【社会】生活保護、過去最.. |
| from 話題の2ちゃんねるニュース |
| 【原発】 民主党・仙谷政.. |
| from 何これニュース【2ちゃんねる.. |
| 前田(健)投手攻略!!も.. |
| from 中日・楽天 日本一 |
| 99歳のオバさん会いに横.. |
| from 脳挫傷による見えない障害と闘.. |
| 【社会】「橋下徹が総理に.. |
| from 何これニュース【2ちゃんねる.. |
| 「お金持ちに課税すると景気が.. |
| at 2012-05-22 12:30 |
| 「農業と発電の兼業農家」 菅.. |
| at 2012-05-22 12:30 |
| 江田三郎没後35周年 |
| at 2012-05-22 06:33 |
| 既得権打破・格差是正の「第三.. |
| at 2012-05-21 20:57 |
| 2012年6月10日(日)ピ.. |
| at 2012-05-21 12:12 |
| ひまちゃんを囲む会・続き(河.. |
| at 2012-05-21 06:59 |
| 【大緊急】21日に福井県原子.. |
| at 2012-05-21 06:41 |
| 反貧困ネットワーク広島総会開.. |
| at 2012-05-20 20:37 |
カテゴリ:ジェンダー・人権(労働問題) |





<関越道バス事故>運転手「居眠りした」…7人死亡
2012年4月29日 12時43分 (2012年4月29日 15時52分 更新) シェアする5
防音壁に衝突して大破したバス=群馬県藤岡市の関越自動車道上り線藤岡ジャンクション付近で2012年4月29日午前8時17分、本社ヘリから山本晋撮影
[拡大写真]
29日午前4時50分ごろ、群馬県藤岡市岡之郷の関越自動車道上り線藤岡ジャンクション(JCT)付近で、千葉県印西市のバス会社「陸援隊」が運営する針生エキスプレスの高速バス=乗員乗客46人=が道路左の防音壁に衝突した。群馬県警などによると、乗客45人のうち7人が死亡、残る38人がけがをして病院へ運ばれ、うち9人が重傷となっている。バスの河野化山(こうの・かざん)運転手(43)も重傷。
河野運転手は病院へ運ばれる前、県警の調べに「居眠りをしてしまった」と話したといい、県警は自動車運転過失致死傷の疑いで調べる。また陸援隊の本社など複数カ所を同容疑などで家宅捜索する。県警は高速隊に捜査本部を設置した。
死亡した7人のうち身元が確認されたのは富山県高岡市泉町、アルバイト、林郁子さん(50)と金沢市蚊爪町、木沢正弘さん(50)。他の5人はいずれも女性。
県警や高崎市等広域消防局によると、バスは金沢市を28日午後10時過ぎに出発、JR高岡、新宿、東京各駅を経由して千葉県浦安市の東京ディズニーランドに向かう途中だった。現場は片側3車線の見通しの良い緩やかな左カーブで、バスは鉄製の防音壁に衝突して左前部に壁がめりこんだ状態となった。バスがブレーキをかけた跡はなかった。
乗客は石川、富山、東京、茨城、埼玉の5都県にまたがる。バスの定員は53人。ツアーを企画した大阪府豊中市の旅行会社によると、乗客は約3カ月前からインターネットで募集したという。
この事故で関越道上り線の高崎インターチェンジ(IC)−藤岡JCT間と北関東自動車道西行きの前橋南IC−高崎JCT間が約7時間通行止めとなった。【喜屋武真之介】




















全労連公務部会「官製ワーキングプア告発集会」ひらく
全労連公務部会・非正規センターは4月7日、「第4回官製ワーキングプア告発集会」を東京・全労連会館で開催し、80人が参加しました。
主催者あいさつした全労連公務部会の野村代表委員(自治労連委員長)は、「東日本大震災で公務・公共サービスのあり方が問われ、その重要性が確認された。住民・国民のための行政を確立するために、官製ワーキングプアの実態を告発し、正規・非正規、公務・民間を問わず、職場から労働条件改善のたたかいをすすめよう」と呼びかけました。
続いて、和光大学教授(元朝日新聞編集委員)の竹信三恵子さんが「官製ワーキングプアと公務労働」と題して記念講演を行い、竹信さん自身が朝日新聞記者時代に取材した事例を交えながら、官製ワーキングプアの実態、法の谷間におかれている問題、公契約条例の広がりなどを紹介。「公務員バッシングの狙いは、公務・公共サービスの削減にある。震災復興のために公務員の役割が重要になっている。たんねんに調査して『国民生活に必要な公務員を増やして』と訴え、ワーキングプアをつくりださないためには何が必要かを明らかにし、納税者の支持を得られるようなアピールが必要。質の高い公務サービスのためには、必要な人員配置と安心して働ける労働条件の確保が求められる。雇用形態の違いを超えて意思疎通をはかり互いを知り、『パートは有期』『非正規は低賃金』という社会認識を克服しよう」と呼びかけました。
続いて全労連公務部会の九後事務局次長(国公労連書記次長)が基調報告。国や自治体での実態にもふれながら、公務職場で働く全ての労働者を視野に日常的な対話活動を進めながら労働組合を大きく強くしていくこと、官民問わず幅広い労働者と共同し、あらゆる職場から非正規雇用労働者の労働条件改善を求める声をあげることを提起しました。
現場からの訴えとして、国公労連、自治労連・船橋市職労、全教・埼教組、全医労、福祉保育労、郵産労、東京・公共一般の仲間が実態報告。
国公労連を代表して全労働の津川書記次長が、「非常勤職員の賃金と任用は各省庁の予算まかせで、一時金は本省しか支給されず地方には支給されない。非常勤職員の仲間は、東日本大震災で自ら被災し家族を失っても業務を遂行するなど懸命に働いている。労働条件も劣悪で、法の谷間に置かれている実態を放置できない。官から働くルールをつくっていこう」と呼びかけました。
全医労大分県西別府病院支部の仲間は、「国立病院の賃金職員として働いていたが2004年の独法化で一方的・強権的に首切りされ1日6時間の非常勤職員となり、辛く苦しかった。収入が激減したためダブルワークしながら、いま全医労不利益・雇止め是正裁判の原告としてたたかっている。仲間から『個人だと泣き寝入りで終わるが、全医労に加入してよかったね』と励まされた。1日でいいから、正規として働きたかった」と悲痛に訴えました。
埼教組の仲間は、「年収80万円にしかならず、生活保護をうけている。昨年度は学級担任を持ったものの、今年度は新たな職場を見つけられなかった。臨時教職員は次年度に仕事があるだろうかと常に不安」と話しました。船橋市職労の仲間が発言し、学童保育で働く仲間がおかれている劣悪な労働条件、何年働いても同じ賃金、子どもたちとの関係が築けないと告発。東京公務公共一般の仲間は「営利企業・ピジョンハーツが参入した中野区の保育園の実態を告発、職場復帰をめざしたたかっている」と支援を訴えました。
会場発言として、民事法務労働組合の衛藤執行委員長が「40年間誇りをもって登記業務を行ってきたが、市場化テストで1400人が職を失った。いま雇用保障を求めてたたかっている。引き続きご支援をよろしくお願いします」と述べました。
その後、集会アピールを参加者全員で採択。閉会あいさつを非正規センターの江花事務局長がおこない、有期労働契約の法改正の動きについて「4月中旬にも審議と言われており、5年で雇い止めされる懸念が強まる。官民大きな運動で改正案を抜本修正させよう」と呼びかけました。
以上










4月6日 営業ウーマンの逆襲 (クリックすると読めるサイズになります)
★★★ 営業ウーマンの逆襲 ★★★
聞いてください ! リコー子会社のセクハラ&パワハラの 730日
日時:2012年4月 6日 (金) 18:30~21:00
場所:東京ウィメンズプラザ視聴覚室
夏井香織さんは、リコー子会社の大勢の男性営業職のなかの、たった一人の女性
でした。上司や同僚から度重なるセクハラ・パワハラを受け続け、極度のストレ
スに。それでも仕事を頑張ってきた彼女を会社は首にしました。裁かれるべきは
セクハラ・パワハラを放置してきた会社であり、夏井さんではありません。これ
は日本のすべての働く女性の問題です。真相を知る会にぜひご参加ください。
●「女は身体で仕事をとってない!」夏井 香織(元リコープロダクションプリントソ
リユーションズ・ジャパン㈱ 社員)
●「意見書を提出して」浅倉 むつ子(早稲田大学大学院教授)
●「本裁判の経緯と展望」滝沢 香(弁護士)
●「女性差別裁判に勝つには」三井 マリ子(館長雇止め・バックラッシュ裁判元原告)
司会:伊藤 みどり (働く女性の全国センター代表)
東京ウィメンズプラザへのアクセス
東京都渋谷区神宮前 5-53-67 03-5467-1711
●交通のご案内●
JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩 12分
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅下車徒歩 7分
都バス (渋 88系統):渋谷駅からバス 4分青山学院前バス停下車徒歩 2分
リコープロダクション性差別裁判を支援する会(仮)
台東区東上野1-20-6 働く女性の全国センター気付(03-6803-0796)
★原告と弁護士の依頼に応じて、裁判長に出した文章です。
この事件がいかに女性差別に満ちたものか、つかんでいただけると思います。
==============================
東京高等裁判所民事第21部
裁判長 斎藤 隆 さま
2012年2月8日
住所 (ネットアップ用として省略)
氏名 三 井 マ リ 子(女性政策研究家)
上 申 書
■「労働者の愚痴」ではない
第一審の判決は、事実を間違えて認定しています。原告夏井香織さんの主張する事実を再度詳細に見直して、再認定をしていだきたく、ここに上申書を提出いたします。
判決によると、夏井さんの主張は「日常的に職場に不適応を起こしている労働者の愚痴の域を脱しないもの」であり、インフォプリント・ソリューションズ・ジャパン(現リコープロダクションプリントソリューションズ・ジャパン)が、「解雇を企図した行動をとっているという原告の主張を採用する余地は存しない」、とされています。
夏井さんの「陳述書」を読むと、なぜ、裁判長が「労働者の愚痴の域を脱しない」などと認定されてしまったのか、まったく理解に苦しみます。
夏井さんが、職場の上司や同僚から、日常的かつ継続的に、いやがらせ、嘲笑、屈辱、脅かしなどを受けたことは、あまりにも明らかです。彼女の被害の程度は、仕事を続けること、いや、生きてゆくことさえ脅かしかねないほどに、度が過ぎています。それは、「社内で涙があふれ出る」「めまいや立ちくらみ」「階段から4回ほど落ちそうになった」という症状に始まり、「不眠」「めまい」「偏頭痛」「下痢と嘔吐」「食欲不振」などと深刻度が増し、やがて通院するようになり、「睡眠薬、精神安定剤、頭痛薬を処方される」事態になったことで明らかです。
こうした報告を読み、言葉にならない精神的苦悩の深さは、いかばかりだったろう、と私は推察いたします。労働者の愚痴どころか、命を削る思いで訴えていることは明らかです。その事実を直視し、そうした事態に至るまで注意を怠った側の責任を明らかにするべきです。
夏井さんの受けたハラスメントのうち、パワーハラスメントについては、すでにいくつか書面が出ていますので、私は、セクシュアルハラスメント、すなわち「相手の意志に反して行う性的な言動」について、裁判官の皆様の理解の一助となればと考え、ささやかな経験と知識をもとに一筆したためます。
■東京都のセクシュアルハラスメント対策設置に携わって
私は、約30年間にわたって、男女平等推進に関する執筆、講演、評論、ロビー活動などを続けてきました。職業としては、都立高校教員、東京都議会議員、大阪府豊中市男女共同参画推進センター館長、福井県武生市(現越前市)男女平等オンブッド、大学講師などを歴任して参りました。セクシュアルハラスメントに関しては、事例や対策を書いた『セクハラ110番』(集英社)を出版しております。
今から20年以上も前の東京都議会議員時代のことです。
多くの女性からの相談や女性団体の調査結果から、セクシュアルハラスメント防止対策が必要だと考えた私は、議員として何かできないかを探りました。そして、日本の公的機関としては初めて、東京都労働経済局にセクシュアルハラスメントの相談窓口を設置させ、相談件数や被害内容を明らかにさせました。その結果、東京都において、日本初のセクシュアルハラスメント防止対策を誕生させることができました。
そこに至るまでの道は平たんではありませんでした。セクシュアルハラスメントという言葉さえ、1970年代までは、この世に存在していませんでした。1980年代初頭、アメリカの大学院に留学していた私は、当時アメリカで報道され始めたセクシュアルハラスメントの概念や裁判例を日本に要約して伝えました。日本でセクシュアルハラスメントなる言葉が使われ出したのは1980年代中ごろからだと思います。
当時、セクシュアルハラスメントについての訴えは、単なる「女の愚痴」でした。「ことを荒立てず、女が我慢すれば済むこと」……これが一般通念でした。実際、上司・同僚からの性的からかいや脅かしをされた女性たちには、まさにトイレで涙し愚痴をこぼすくらいしか、なすすべはありませんでした。
そうした社会的通念に抗して、「いや違う、それは女性が働き続けることを侵害する深刻な労働問題であり社会問題なのだ」ということを、議会で理解をしてもらうのは、至難のわざでした。少数ながら女性の議員もいましたが、セクシュアルハラスメント防止施策推進に共感を寄せる人は少なく、むしろ、たかが「女の愚痴」とみなす男性議員に同調する女性のほうが多かったのです。
東京都議会で、セクシュアルハラスメント対策を議題に出すたびに、私自身がセクシュアルハラスメントを受ける対象になっていきました。具体例は省きますが、圧倒的に男性の数が多い議会の場で、男性が女性に対して行うある種の言動を反社会的行為だと主張した者への報復的意味合いを持ったものでした。
しかし、私の受けた嫌がらせは、私の手元に寄せられた膨大なセクシュアルハラスメントの事例に比べると些細なものでした。たとえば、大学教授から言い寄られて断ったとたんに職場を配転させられた非常勤職員、女性がたった一人の電気工事会社で日常的にわいせつな話を聞かされて我慢の限界を超えたので抗議したら即解雇された社員、仕事の打ち上げで飲み会に行って気分が悪くなったままホテルに連れ込まれ強姦されたあげく解雇された社員……。
■「たかが女」
こうしたことから、私は、セクシュアルハラスメントこそ、働く女性の誇りや自尊心を深く傷つける重大な人権侵害であり、女性から働く意欲を奪う労働権の侵害であると、確信を持って言えるようになりました。
セクシュアルハラスメントは、社会的に力の強い者が、弱い者に、「このくらいのことをしてもどうってことないはずだ」とたかをくくって行う行為であり、卑怯で野蛮で愚劣な行為です。セクシュアルハラスメントをする男性側(まれに女性の場合もある)には、「たかが女だろ」という意識が存在します。彼らにとって、女性は、ともに働く職場のパートナーというより、むしろ「女」なのです。彼らは、その「女」は男性より下にあり、男性の命令に従って当然だとみなします。
その職場に、男性の数が多ければ多いほど、女性が少なければ少ないほど、セクシュアルハラスメントの頻度は多くなり、悪質さの程度が増します。その「女」が、一般男性より優秀であり毅然とした態度で職務を遂行していればいるだけ、男性のみなす「女」とのかい離から、セクシュアルハラスメントはエスカレートします。夏井さんの事件に、あてはまります。
一方、被害にさらされた女性の側が、誇りと情熱をもって仕事にあたっていればいるだけ、その女性にとって、セクシュアルハラスメントは一層侮辱的・屈辱的であり、被害の深刻さが増すことは当然です。このこともまた、夏井さんに当てはまります。
判決によると、「原告(夏井さん)は、強い被害者意識のもとで、過度に防衛的なやり取りをし、必ずしも合理的とはいえない自らの言い分に固執し……」とありますが、夏井さんの受けた精神的ダメージを軽くみる誤った認定です。
■女性がたった一人
夏井さんのケースをあらためて見直してみます。
夏井さんは、インフォプリント・ソリューションズ・ジャパンの営業職でした。「営業マン」という言葉に象徴されるように、日本においては、営業は男の仕事だという思い込みがまだ存在します。実際、インフォプリント・ソリューションズ・ジャパンにおいても、第一営業本部に17人配属されていますが、全員男性です。夏井さんが配属されていた第二営業部の9人も、彼女を除いて全員男性です。その上にいる「営業統括本部」の部長も男性でした。つまり、夏井さんは、男性に交じって働く、たった一人の女性の営業職なのです。
これは、今回の事件を考える際、避けて通れない極めて重要なポイントです。その職場環境そのものが、セクシュアルハラスメントがきわめて起こりやすい環境だと断定できます。つまり、職場管理に責任を有する幹部は、このことを肝に銘じて部下に対する配慮をすべきだったのです。しかし、幹部の態度は、それとはまったく正反対でした。
■女性だけに課された過酷な研修
女性がたった一人という職場環境のもとで働くことになった夏井さんに、さらなる試練が待ち受けていました。それは、夏井さんだけ、長期研修の受講を命じられたことです。他の営業部社員は全員、短期コースでした。
しかも夏井さんだけが長期コースを命じられた理由は明らかにされることはありませんでした。実態として、女性の夏井さんだけが、きわめてハードな研修を受けなければならなかったのです。ハードな研修を受けつつ通常の業務をこなす夏井さんの疲れた姿が目に浮かびます。サポート体制は皆無だったため、毎晩残業続きとなります。約8ヵ月間、深夜3時ごろに職場からタクシーで帰宅し、翌朝も出社、という過酷な毎日が、夏井さんから報告されています。
女性営業職は夏井さん一人です。だからこそ、なぜ彼女だけが困難度の高い長期コース研修を課されるのか、納得のゆく説明を丁寧にする必要があったはずです。しかし、されていません。さらに、頑張り屋の夏井さんであっても時間がなくなるのはあきらかなのですから、通常業務の軽減またはサポート体制の付与があって当たり前です。男性社員だったら、一人だけ孤立させるようなことをさせるはずはなく、たとえあったとしても明快な理由をつけたはずですし、男性同士カバーしあうのが通常でしょう。「女」なんだから、四の五の言わず命令に従って当たり前とみなす意識が上司にあったから、こうした残酷ともいえる事態に陥らせたのです。この長期コース研修命令そのものが、セクシュアルハラスメントだったと私は考えます。もしもセクシュアルハラスメントが法的に的確でないとしたら、ジェンダーハラスメントであることは確実です。
そして、ある日、上司は、大勢の社員の前で、「研修と仕事と、どっちが大切だと思っているんだ! 仕事を優先しろ。研修なんてやらなくていい」と罵倒します。しかし、その一方で、当該上司は、年に一度、アメリカで行われる全世界社員向け研修には、夏井さんだけを排除するという措置をとりました。理由は「長期研修の卒業を優先させたほうがいいから」というものでした。
仕事がほんの少し遅れたら、「仕事を優先しろ、研修なんてやらなくていい」と言われ、社長以下営業社員全員参加のアメリカ研修の前には、「長期研修を優先させたほうがいい」から連れて行かないと言われたのです。夏井さんは、相矛盾する中に置かれてしまいます。どちらに転んでも逃げ場がない苦境に陥りました。こうして、夏井さんの孤立感はどんどん深まっていきます。
■性的な嫌がらせ、脅かしの言動の数々
以上、夏井さんをとりまいていた環境そのものが、セクシュアルハラスメント(またはジェンダーハラスメント)を生じさせやすく、そして実際セクシュアルハラスメントだった事実があることを述べました。
さらに次に、具体的言動から、いくつかセクシュアルハラスメントだと考えられる事実をあげます。
■宿泊つきゴルフ付き合いに女性一人強要
2007年10月12日、会議のあとの午後から翌日にかけて、1泊のゴルフ旅行に誘われます。夏井さんは辞退しました。しかし、それにも関わらず、上司は「チームのイベントだから行くように」と強要しました。夏井さんは結局、参加しました。会議参加者の名簿を見ると全員男性です。
夏井さんは「現地では、できる限り明るくふるまうよう努力した」と報告しています。とはいえ、女性がたった一人で、ゴルフ・宴会・宿泊に付き合わされることになった。こんな夏井さんが、「努力の限界を超えた我慢」を強いられたのは、火を見るより明らかです。
強調したいのは、たった一人の女性参加者の意向をくみとることをせず、会議の後に、「チームのイベントだから」と男性だけの慰安の場に参加強要をすることは、まぎれもないセクシュアルハラスメントだということです。
■「女の営業は何しているかわからない」
2008年7月1日、職場の他の部署の女性たちを交えた食事会でのできごとも疑問です。
夏井さんは、人事部の女性社員から、「夏井さんは、男癖が悪いと思う。女の営業は何しているかわからない。人事情報に載せよう」と誹謗中傷されます。この人事部・女性社員は、後日、夏井さんの解雇を総指揮した人事部長の部下だそうです。部長が直接採用した社員です。
彼女の「男癖が悪い」「女の営業は何しているかわからない」という表現は、おそらく夏井さんのいない場で人事部長に同調しながら交わされていた悪質なうわさではないかと考えられます。実際、その人事部長は、夏井さんを「私が夏井君を面接していたら絶対に採用しなかった」などと、面と向かって侮辱しています。
この人事部・女性社員は、その後もたびたび夏井さんに対して、以下のようなセクシュアルハラスメント発言を繰り返しています。東京都議時代、私に対する嫌がらせ行為をする男性議員に同調する女性議員がいた事を前述しました。この女性社員も、そうした一人で、セクシュアルハラスメントをする男性を許し、さらにセクシュアルハラスメントを助長させる役回りを果たします。人事情報に書くぞ、と脅している点が、きわめて悪質です。
「へー、出張でそんなことしているんだ。人事情報に書いちゃおう」
「一人で行かないわよね、女が」
「夏井さんって、こわーい。女の営業って、そういうことしないと仕事出来ないんだ。私にはできないわ。仕事をとるためとはいえ、何でもするのね。BPさん(販売代理店)とも、裏で何しているかわからないわね~。人事情報に書いちゃおう」
■「女性は肩とか、背中とか出して歩ける。あなたもそうしたらいい」
2008年7月30日、快晴の夏日、仕事で外を歩いているとき、第二営業本部の本部長は、スーツ姿の夏井さんに「女性はいいよね~。夏は肩とか、背中とか出して歩けるからね~。あなたも、そうしたらいいんじゃない?涼しいよう~」と言いました。夏井さんは、「背中に悪寒が走るのを覚えた。とても気分が悪くなり、不愉快な気持ちになった」と報告しています。女性一人という孤立感を抱かざるを得ない職場環境に置かれている夏井さんが、こういう強い拒否反応を起こすのは自然なことです。
しかし、この時、彼女は本部長と部長の2人の男性とともに歩いていましたが、本部長のセクシュアルハラスメントに対して抗議はしていません。上司のセクシュアルハラスメント発言を、夏井さんは我慢したのです。そうせざるをえなかった心理も理解するべきです。夏井さんが、「強い被害者意識のもとで、過度に防衛的なやり取り」をしてはいなかったことは、この我慢からも明らかです。
■「身体で仕事とってるのかと思ってた」
2008年9月22日、仕事後に、夏井さんは、「相談にのる」と言ってきた第一営業部・産業営業部部長から、次のようなセクシュアルハラスメント発言を受けました。
「夏井も一応女だから聞くけど、代理店との付き合いに身体を使っているんでしょ?」「夏井も身体で仕事とっているのかと思ってたよ。胸だけは大きいし」
「〇〇さんにも虐められているみたいだけど、身体で落としてみたら?」
■責められるべきは、ハラスメント当事者
こうした積み重ねが、夏井さんを身心ともに疲れさせ、勘違いともいえる小さなミス、情報秘匿されたことから生じたミスを引き起こし、ひいては通院に至らしめたのです。責められるべきは、セクシュアルハラスメントをくりかえした上司や同僚であり、それを放置していた会社幹部にあることは、余りにも明らかです。
それにも関わらず、判決は「労働契約関係を解消する以外に、方途を失っていると評価さぜるを得ない」となっています。つまり、会社側には、夏井さんを首にすること以外に方法はなかったと言っています。
これは、本末転倒です。夏井さんは、間違いなく、セクシャルハラスメントの犠牲者です。夏井さんは、身心ともに健康が回復されるまで、休暇を与えられ、そののち、セクシュアルハラスメントのない職場に復帰させられるべきなのです。






