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【報告】第3回グローバル・グリーンズ会議
足立力也(みどりの未来国際局)
3月29日(木)から4月1日(日)まで、西アフリカはセネガルの首都・ダカールで、「第3回グローバル・グリーンズ会議(緑の党世界大会)2012」が開催されました。大会には、「みどりの未来」国際局から足立力也、郡山昌也、村松まさみ、木村隆文の4名が日本代表団として参加しました。この会議には、世界約90カ国にある「緑の党」のうち76カ国と600名の関係者が一同に会し、4日間の熱い議論を闘わせました。
この大会のメインテーマは以下の5つです。
①「グローバル・グリーンズ関連:緑の政治、GG憲章、国会&地方議員のグローバルネットワーク」
②「気候変動とエネルギー:原発・核問題、再生可能エネルギー」
③「生物多様性(森や海洋の生物多様性)、土地の正義」
④「民主主義:選挙制度改革、アフリカの民主主義、女性と政治」
⑤「グリーンニューディール:成長を超えて、廃棄物の今後、脱税と汚職」
更に「Rio+20サミット:グリーン経済(持続可能な開発と貧困の根絶)」
以下は、現時点で内容が確定した分を含む決議です。
http://www.globalgreens.org/news/global-greens-congress-resolutions-dakar-2012
*主要な決議を翻訳中です。
●基調ワークショップ:緑の政治
29日(木)の夕方から始まった開会式には、ドイツ緑の党代表のクラウディア・ロートさんも出席。郡山と足立が挨拶を交わすと、「私たちもチェルノブイリの際にもドイツで情報隠蔽等を経験したので、秋ぐらいには来日して情報交換したい」と言って頂きました。
「緑の政治」のセッションでも、ロートさんが司会を担当しました。ロートさんは最初に「アラブの春は“女性の春”でもある」と訴えました。「緑の党は女性や移民、性的マイノリティなど差別を受けてきた人たちに、同等の権利を与えることに尽力してきた」ことから、アフリカにおいてもジェンダーによる差別をなくしていくことの重要性を主張しました。また、気候変動による被害の甚大化や福島原発の事故などを受けて「世界中で活動する緑の党関係者が、各国事情を情報交換して、連携していくことが大事だ」「エコロジーとエコノミーは両立し、ドイツでは風力発電や太陽光発電などの自然エネルギー産業によって、35万人以上もの雇用を創出した」などと力強く報告しました。
豪州緑の党代表(当時)のボブ・ブラウンさんは、第1回のGG大会で故ワンガリ・マータイさんが、多国籍企業による「自由貿易」と「経済のグローバル化」を通じたアフリカへの市場参入によって、「金持ちはよりリッチに、貧乏人はよりプアーになっている」ことを、「歴史上で最大の恐竜がアフリカを徘徊している」などと批判していたことを紹介しました。
ブラウンさんは、多国籍企業の一部が地球や人々から搾取していることや、世界の軍需産業が核兵器に毎年3兆円以上の投資をしていることから、そのお金があれば世界中の開発途上国の子どもたちを学校に行かせて、きれいな水と食料を与えることができると主張しました。そして、持論でもある「グローバルデモクラシー」についても、「100年前には普通参政権は夢の話だったが実現している」「地球温暖化のように環境問題がグローバル化しているのだから、グローバルデモクラシーも実現できるはずだ」と話しました。
●グローバル脱原発決議を採択
今大会では、各国から多くの決議案が提案されました。その中で、グローバル脱原発決議が採択されたことは、日本代表団の成果です。これは、「みどりの未来」が起草し、豪州、台湾、「GENNAP(APGNの反核アクショングループ)」などと共同で提案しました。
※決議「グローバル・グリーンズは脱原発社会を強く求める( “Global Greens urge for a nuclear free world” )」
http://www.greens.gr.jp/pdf/siryou2_ketugi_GG_20120412.pdf
●原発・核問題ワークショップ
原発・核問題ワークショップでは、足立がコメンテーターの一人として参加しました。その中で、「グローバル脱原発決議案」が議論されました。モンゴルや台湾、豪州を含むAPGNのメンバーを中心に、中南米の国々、カザフスタン、ロシア、カナダ、ニジェールのようなウラン輸出大国から来たメンバーが参加しました。印象に残ったのはベナンの参加者の「私たちは原発も持っていないしウランも産出しないが、ウラン輸送路として巻き込まれている」という発言でした。この決議では「原発再稼働阻止」についても言及しています。この決議を、5月5日に「原発ゼロ」の日を迎えるまで、国際社会も大飯などの原発を再稼働しないよう監視しているという意味で、多くの人に活用して頂ければ幸いです。
●同時開催の国際会議
本大会に先だって、27日(火)には「グローバル・ヤング・グリーンズ」の会議が開催されました。
28日(水)には各地域の緑の党連盟の会議である「アジア太平洋グリーンズネットワーク(APGN)」など4大陸の地域連盟の会議が開かれ、足立が参加しました。議論の結果、APGNの機能強化のために事務局の設置を目指すことなどが決まりました。
●オーガニックなグリーン経済
29日(木)には「Rio+20フォーラム」が開催されました。テーマは①グリーン経済(持続可能な開発と貧困の根絶)②持続可能な開発のための制度的枠組みです。ここでは、このサミットに向けて世界90カ国で活動する緑の党として何を提案するかを議論しました。
このセッションには、郡山もパネラーとして報告しました。郡山は、国際NGO「IFOAM(国際有機農業運動連盟)」での3年間の世界理事としての経験から、この20年間で欧米を中心に約6兆円のマーケットに成長したオーガニック(食品)産業が、アフリカなど開発途上国の小規模農家の有機農業による生活レベル向上に貢献していることを詳細に報告しました。既にアフリカ連合(AU)が、持続可能な開発計画に有機農業を取り入れていることも紹介しました。有機農業によるオーガニック市場へのアクセスを通じた持続可能な開発により、小規模農家の生計も改善されて貧困が削減されます。また、地域の有機資材を活用して地域の市場や自給用にも有機農業を導入することで、貧困を減らすことができると「FAO(国連農業食糧機構)」も認めています。更に、「持続可能な開発のための制度的枠組み」として、有機農業への財政的支援を増やすことと、環境を汚染する農薬や化学肥料への課税強化を提案しました。
最終日には、47本の決議案が採決にかけられ、みどりの未来が提案した脱原発決議を含め、若干の修正を経て採択されました。オーストラリア、ブラジル、セネガルと続いたグローバル・グリーンズの次回大会はヨーロッパで開催されることが決まり、今回決まった方針に沿って、これから日本で、そして世界中で緑の運動が広がっていくことでしょう。
※以上は、みどりの未来全国協会議委員・郡山昌也の以下の報告を基に編集したものです。
http://organic.no-blog.jp/weblog/2012/04/gg2012_0229.html










http://www.katch.co.jp/community/z/senkyo_hekinan/





【緊急声明】民意に従い、政府は再稼働の断念を!
2012年4月12日 みどりの未来・運営委員会
PDFファイルはこちら
内閣総理大臣 野田 佳彦 様
内閣官房長官 藤村 修 様
経済産業省大臣 枝野 幸男 様
原発担当大臣 細野 豪志 様
野田政権は、本日にも行う4閣僚会合で、大飯原発3、4号機の再稼働に向けた「政治判断」を行うとしています。しかし、この間の手続きと内容は、「はじめに再稼働ありき」の極めて拙速かつ強引なものとなっており、電力会社との出来レースとも言うべき状態です。一言で言って、めちゃくちゃです。
あらゆる世論調査で再稼働反対が大多数を占め、実質的な「地元」である京都府、滋賀県、大阪府などの自治体が再稼働反対を明確にしているにも関わらず、密室(議事録は要旨のみ公表)の会議のみをもって「政治判断」に突き進むことは許されません。
4閣僚による「安全基準に概ね適合」との判断は、実施済みの緊急安全対策と、原子力安全委員会さえもが「二次評価がなく安全性は評価できない」とするストレステスト結果をそのまま追認し、免震重要棟の建設やベントフィルターの設置などの極めて重要な安全対策を数年後に先送りした関西電力の「計画」を丸のみしたものに過ぎません。
それは、「原発は安全だから対策は後回しで構わない」との新たな「安全神話」をねつ造するものです。
まるで、世界史上最悪とも言われる巨大事故などなかったかのようです。枝野経産相は「再稼働して事故が起きた際に責任をとる」と発言しましたが、とれない「責任」を謳うのではなく、事故を「予防する責任」こそ果たすべきです。
いったい誰のための政治、誰のための政府なのでしょうか。「3・11」以前と同様に、いのちより利権を優先し、市民を危険にさらしてはばからない4閣僚と現政権は、即刻退場すべきです。
既に、主権者であり「日本全国が地元」の地元民でもある市民は、「3・11」以前の「おまかせ民主主義」から脱却し、再稼働反対と脱原発を自ら選択しています。政府が民意を無視して脱原発を決断できないなら、その決定権を主権者である市民に委ねるべきです。
また国際的にも、3月末にセネガルで開催された「緑の党世界大会(グローバルグリーンズ)2012」では、世界70ケ国から参加した緑の党と、特に東アジア(韓国・台湾・モンゴル・ネパール)の緑の党が、福島の大惨事を起こした日本で、原発を再稼働せず脱原発を求める決議案を採択しました。
私たち「みどりの未来」は、「原子力ムラ」総ぐるみの原発再稼働を許さず、5月5日の原発稼働ゼロを達成し、一刻も早い全原発の廃炉に向けてあらゆる努力を尽くすことを宣言します。














