エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004
75年の時を経て復活した「西田幾多郎」としての「三浦瑠麗」・・「近代の超克」から「ポストモダン」へ

若者は「維新がリベラル」という調査結果は驚かない・・・「既成政党・既存組織に天誅!」を持ち上げているだけ

大手新聞の調査で、若者が維新を「リベラル」と考えていることが波紋を呼んでいます。

俺は、これについては全く驚きません。

そもそも、戦前も似たようなことはあった。「腐りきった既成政党」に「天誅!」を加える青年将校のような人たちが「革新」と思われていた時代があったわけです。東北の農民の困窮に怒りを覚え、「天誅!」というわけです。

大阪維新って、特に団塊ジュニア以下では、「公務員・年寄りの味方ばかりする既成政党に天誅!」というノリで支持している人が多いわけですよ。

東北の農民の困窮に怒りを覚え「高橋是清ら既成政党政治家や斉藤実、牧野伸顕ら腐ったジジイに天誅!」の青年将校。

若者の困窮に怒りを覚え「腐りきった既成政党・連合・自治労や年配者に天誅!」の大阪維新。

うり二つであり、そういう人たちが一定の支持を集めたことは理解しないといけないと思います。

年配左翼の方には理解しがたいかもしれないが、雨宮処凛さんや河添誠さんらを持ち上げつつ、大阪維新、みんなの党支持とか、「共産党と維新で迷っている」とか、「田母神閣下と宇都宮先生で迷っている」とか、そういう団塊ジュニア~ポスト団塊ジュニアくらいの人は大量にいます。年配左翼の方はそういう人と世代的に接することがないからぴんとこないだけです。

年配左翼の方は、「大阪維新を持ち上げる若者」を頭から切捨てる傾向が強いが、俺は、それは、もったいないと思っています。

俺は「既成政党・連合・自治労に天誅!」の人たちの心情は「是」とはしませんが「了」とする、というスタンスです。

親など年配者の言うとおりにしてきたが、就職氷河期にぶつかり、
「全然親の言うとおりじゃなかったじゃないか?」
という怒りはあると思う。

他方で、「天誅!」の人たちにも気づいて欲しいことがある。

高齢者が全般にお金持ちが多かったのは、おそらく1990年代とかあのあたりのイメージです。最近の高齢者は、以前ほどの余裕はなくなってきます。アルバイトを掛け持ちしないと暮らしが成り立たないとかそういう人も多いですよ。「高齢者=金持ち」イメージも実は古いわけです。

子育て支援と高齢者施策を対立的に捉える傾向も団塊ジュニアくらいには根強いが、実際には介護と育児両方に直面する「ダブルケア」の問題もある。高齢者施策が子どもへの援護射撃になっている面もある。

年配者が若者の貧困に無知なことに怒るのは当然だが、自分たち自身も「知識の老朽化」が起きていないかどうか点検した方が良いと思う。自分たちのこれまでの主張に都合が悪い事実が出てきたときに「あーあー聞こえない」では、年配者を批判する資格はないと思う。

結論として、年配左翼は「維新を持ち上げる若者」を端から否定したりしないこと。団塊ジュニア以下の「既成政党に天誅!」に走りがちな人たち(俺自身もそういう傾向はある)も、「年寄り=金持ち」とかそういう古くなった「常識」を疑うことが必要だと思いますよ。
by hiroseto2004 | 2017-08-13 18:10 | 思想・哲学 | Trackback
民進党大物女性代議士が大型地方選挙で、自民党推薦候補を応援したことが波紋を広げている。
もともと、いわゆる社公合意以降は与野党相乗りは地方では常態化していた。
ともあれ、自民党推薦候補は右翼的な教科書採択推進でもあり、問題は多い。
さらに「今のタイミング」で応援演説は不味かった。
とはいえ、安倍・稲田より大物民進党女性代議士がましなのも明らかだろう。
大物民進党女性代議士に「失望」するのは構わない。
しかし、失望の勢い余って
「やはり、既存組織・既成政党に天誅!」
に類することを繰り返してはいけない。

戦前は今の市民派に実は思想が近い青年将校が既成政党政治家に「天誅!」を加えたが、権力を握ったのは東條英機ら統制派であった。
時は流れて民主党政権時代。就職氷河期で割りを食ったけど団塊ジュニア世代を中心に「既得権ゴリゴリの団塊世代中心のリベラル」への反感から維新やいまはなきみんなの党がうけた。また、脱原発は良いのだが、民主党の煮え切らなさへの憤り勢い余って、反自民票が割れすぎて自民党を利してしまった。

繰り返す。
「既成政党・既存組織に天誅!」は不毛である。
そんな路線に走っても喜ぶのははっきり言って政権与党の座を悪用した利益誘導しか能がない安倍自民党である。

今回のことで大物民進党女性代議士もヒヤリとしたろう。

むしろ気になったのは民進党代表選挙は9月1日と言うことである。

遅くないか?わたしが安倍総理なら奇襲攻撃的な衆院解散を仕掛けるだろう。緊張感がないと言っても過言ではない。

権力の暴走を防ぎ、庶民生活を建て直すこと。そういう方向で市民も政党も邁進すべき時だ。

by hiroseto2004 | 2017-07-30 10:00 | 暮らしに憲法を生かす政権交代 | Trackback

■あまりにも重すぎた「既成政党(組織)に天誅!」のツケ・・・2.26青年将校と現代団塊ジュニア一部活動家が「意図せずして」後押しした「破局」

1936年の青年将校による2.26事件=「政党政治家と元老に天誅!」と2011年頃の団塊ジュニア世代を中心とする(左右問わない)活動家(以下「我々」と呼ぶ)による「既成政党(組織)に天誅!」は酷似している、と何度も申し上げてきました。

青年将校たちは、大まじめに
「国民と天皇の間に入り込んで悪さをしている(と彼らの主観で判断した)高橋是清ら既成政党政治家や、斉藤実、牧野伸顕(難は逃れたが)に天誅を加えれば、民主的な国が出来る」
と思い込み、行動を起こしたのです。
繰り返しになりますが、青年将校たちの「綱領」は極めて進歩的であり、治安維持法廃止や政治への男女参画など今日的にも重要なテーゼが盛り込まれています。

現代の青年将校たる「我々」の場合も、戦中世代の「平和主義」や団塊世代の「日本革命」ではなく「個人の尊重」を綱領としていた。これは、非正規雇用の増大の中で、公務員や正社員を前提とした社会保障や教育、住宅政策を見直し、大手企業正社員や正規公務員でなくとも「個人」が生活が保障される仕組みを模索していたということと同義である。

ところが、その思いに民主党など既成政党や、連合・自治労や電力総連などの既成労組、さらにはマスコミが応えていなかったのである(というのが当時の「我々」の解釈である)。

さて2.26事件の青年将校は、ところが、高橋や斉藤らに天誅を加えたが良いが、その後誰がどうするかというビジョンは全くなかった。真崎甚三郎大将を担ぐという向きもあったが、真崎は引き受けなかった。

現代の青年将校たる「我々」も、一部は橋下徹や渡辺嘉美を担いだし、わたし自身は橋下らを支持はしなかったが、橋下を担ぐ諸君の心情については「是」ではないが「了」としたのも事実である。

橋下を支持するある同年代の「とにかくまず壊すことが大事なんです」と目を輝かせて熱く語る姿は今でも目に焼き付いている。その言葉にとてもではないが裏があると思える状況ではなく、当人もそう信じ込んでいたと思わざるを得なかった。

くどいようだが、橋下徹の支持者がみんな右翼とか改憲派とか言うのは大嘘である。どちらかと言えば戦時中の青年将校に近い心情のリベラルがかなりいたのである。
橋下に期待しつつ小沢にも期待するとか、橋下も共産党も両方好きとか、橋下と緑の党両方に期待するとか、そういう人も結構いたのである。

それが勢い余って
「働かないオヤジの既得権益打倒!」
「自治労打倒!」
「民主党の**議員打倒!」
「マスゴミ打倒!」
「既成政党に挑戦状!」
「(年配既成団体幹部の)そんなやり方では(運動は)広がらない!」
こんな言葉が飛び交うようになっていったのである。

だが2011年の大阪ダブル選挙あたりからの政局の勝者は、2012年12月16日の衆院選で圧勝した自公の安倍晋三であった。
「我々」が天誅を加えた民主党や既存労組と、「我々」は共倒れという結果に終わったのである。

2.26事件後の政局でも、最終的に勝利したのは、青年将校ではなく、東條英機ら、後に日本を滅ぼすことになる「統制派」と言われる連中である。現代で言うとバブル世代くらいの世代に該当する連中である。正に東條英機は昭和の安倍晋三であり、稲田朋美なのである。

東條は対英米戦争を開戦し、安倍は対IS戦争に2014年8月8日、有志連合という形で参加してしまった。日本は72年~75年前の歴史をそのままなぞりつつある。

今は、「戦争中だけどまだ本土空襲が始まっていなくて、人々が戦争をまだ舐めまくっていた」1942年とか1943年とかあのあたりの感じなのだろう。

2020年に安倍がオリンピックと同時に改憲を施行すると言うが、ひょっとしたら、2020年は日本滅亡ではないかという嫌な思いがふと頭をよぎるのは、そういうこともあるからである。

「ひょっとしたら、『我々』があのとき、別の行動を取っていれば安倍は政権に返り咲かずに、別の展開はあったのではないか?」
という思いがないと言えば嘘になる。
しかし、そのときはそのときの判断である。

もちろん、年配の既成政党、既存団体幹部にも反省して頂きたい。
「そんなやり方で若者(といってももはや、日本の野党や市民運動の場合、50歳以下)に食い込めない」
「その理由は個人を尊重していないから、以上簡単。」
「連合なんかの場合は、大手正社員・正規公務員クラブだから、なかなか個人尊重にならない、以上簡単。」
というのは紛れもない事実だからである。

しかし、だからといって「我々」(75年後に繰り返し現れた)「青年将校」が、既成政党や既成団体幹部に「天誅!」を加えたからといって、事態がよくなるわけではなかったのは、2.26事件でも民主党政権時代後期の政局を見ても明らかである。この点については「我々」は繰り返された歴史的事実を直視し、率直に反省しなければならない。

双方の歩み寄りが今求められる。


by hiroseto2004 | 2017-05-04 20:06 | 安倍ジャパン | Trackback