エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

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75年の時を経て復活した「西田幾多郎」としての「三浦瑠麗」・・「近代の超克」から「ポストモダン」へ

若者は「維新がリベラル」という調査結果は驚かない・・・「既成政党・既存組織に天誅!」を持ち上げているだけ

大手新聞の調査で、若者が維新を「リベラル」と考えていることが波紋を呼んでいます。

俺は、これについては全く驚きません。

そもそも、戦前も似たようなことはあった。「腐りきった既成政党」に「天誅!」を加える青年将校のような人たちが「革新」と思われていた時代があったわけです。東北の農民の困窮に怒りを覚え、「天誅!」というわけです。

大阪維新って、特に団塊ジュニア以下では、「公務員・年寄りの味方ばかりする既成政党に天誅!」というノリで支持している人が多いわけですよ。

東北の農民の困窮に怒りを覚え「高橋是清ら既成政党政治家や斉藤実、牧野伸顕ら腐ったジジイに天誅!」の青年将校。

若者の困窮に怒りを覚え「腐りきった既成政党・連合・自治労や年配者に天誅!」の大阪維新。

うり二つであり、そういう人たちが一定の支持を集めたことは理解しないといけないと思います。

年配左翼の方には理解しがたいかもしれないが、雨宮処凛さんや河添誠さんらを持ち上げつつ、大阪維新、みんなの党支持とか、「共産党と維新で迷っている」とか、「田母神閣下と宇都宮先生で迷っている」とか、そういう団塊ジュニア~ポスト団塊ジュニアくらいの人は大量にいます。年配左翼の方はそういう人と世代的に接することがないからぴんとこないだけです。

年配左翼の方は、「大阪維新を持ち上げる若者」を頭から切捨てる傾向が強いが、俺は、それは、もったいないと思っています。

俺は「既成政党・連合・自治労に天誅!」の人たちの心情は「是」とはしませんが「了」とする、というスタンスです。

親など年配者の言うとおりにしてきたが、就職氷河期にぶつかり、
「全然親の言うとおりじゃなかったじゃないか?」
という怒りはあると思う。

他方で、「天誅!」の人たちにも気づいて欲しいことがある。

高齢者が全般にお金持ちが多かったのは、おそらく1990年代とかあのあたりのイメージです。最近の高齢者は、以前ほどの余裕はなくなってきます。アルバイトを掛け持ちしないと暮らしが成り立たないとかそういう人も多いですよ。「高齢者=金持ち」イメージも実は古いわけです。

子育て支援と高齢者施策を対立的に捉える傾向も団塊ジュニアくらいには根強いが、実際には介護と育児両方に直面する「ダブルケア」の問題もある。高齢者施策が子どもへの援護射撃になっている面もある。

年配者が若者の貧困に無知なことに怒るのは当然だが、自分たち自身も「知識の老朽化」が起きていないかどうか点検した方が良いと思う。自分たちのこれまでの主張に都合が悪い事実が出てきたときに「あーあー聞こえない」では、年配者を批判する資格はないと思う。

結論として、年配左翼は「維新を持ち上げる若者」を端から否定したりしないこと。団塊ジュニア以下の「既成政党に天誅!」に走りがちな人たち(俺自身もそういう傾向はある)も、「年寄り=金持ち」とかそういう古くなった「常識」を疑うことが必要だと思いますよ。
by hiroseto2004 | 2017-08-13 18:10 | 思想・哲学 | Trackback
民進党大物女性代議士が大型地方選挙で、自民党推薦候補を応援したことが波紋を広げている。
もともと、いわゆる社公合意以降は与野党相乗りは地方では常態化していた。
ともあれ、自民党推薦候補は右翼的な教科書採択推進でもあり、問題は多い。
さらに「今のタイミング」で応援演説は不味かった。
とはいえ、安倍・稲田より大物民進党女性代議士がましなのも明らかだろう。
大物民進党女性代議士に「失望」するのは構わない。
しかし、失望の勢い余って
「やはり、既存組織・既成政党に天誅!」
に類することを繰り返してはいけない。

戦前は今の市民派に実は思想が近い青年将校が既成政党政治家に「天誅!」を加えたが、権力を握ったのは東條英機ら統制派であった。
時は流れて民主党政権時代。就職氷河期で割りを食ったけど団塊ジュニア世代を中心に「既得権ゴリゴリの団塊世代中心のリベラル」への反感から維新やいまはなきみんなの党がうけた。また、脱原発は良いのだが、民主党の煮え切らなさへの憤り勢い余って、反自民票が割れすぎて自民党を利してしまった。

繰り返す。
「既成政党・既存組織に天誅!」は不毛である。
そんな路線に走っても喜ぶのははっきり言って政権与党の座を悪用した利益誘導しか能がない安倍自民党である。

今回のことで大物民進党女性代議士もヒヤリとしたろう。

むしろ気になったのは民進党代表選挙は9月1日と言うことである。

遅くないか?わたしが安倍総理なら奇襲攻撃的な衆院解散を仕掛けるだろう。緊張感がないと言っても過言ではない。

権力の暴走を防ぎ、庶民生活を建て直すこと。そういう方向で市民も政党も邁進すべき時だ。

by hiroseto2004 | 2017-07-30 10:00 | 暮らしに憲法を生かす政権交代 | Trackback

■あまりにも重すぎた「既成政党(組織)に天誅!」のツケ・・・2.26青年将校と現代団塊ジュニア一部活動家が「意図せずして」後押しした「破局」

1936年の青年将校による2.26事件=「政党政治家と元老に天誅!」と2011年頃の団塊ジュニア世代を中心とする(左右問わない)活動家(以下「我々」と呼ぶ)による「既成政党(組織)に天誅!」は酷似している、と何度も申し上げてきました。

青年将校たちは、大まじめに
「国民と天皇の間に入り込んで悪さをしている(と彼らの主観で判断した)高橋是清ら既成政党政治家や、斉藤実、牧野伸顕(難は逃れたが)に天誅を加えれば、民主的な国が出来る」
と思い込み、行動を起こしたのです。
繰り返しになりますが、青年将校たちの「綱領」は極めて進歩的であり、治安維持法廃止や政治への男女参画など今日的にも重要なテーゼが盛り込まれています。

現代の青年将校たる「我々」の場合も、戦中世代の「平和主義」や団塊世代の「日本革命」ではなく「個人の尊重」を綱領としていた。これは、非正規雇用の増大の中で、公務員や正社員を前提とした社会保障や教育、住宅政策を見直し、大手企業正社員や正規公務員でなくとも「個人」が生活が保障される仕組みを模索していたということと同義である。

ところが、その思いに民主党など既成政党や、連合・自治労や電力総連などの既成労組、さらにはマスコミが応えていなかったのである(というのが当時の「我々」の解釈である)。

さて2.26事件の青年将校は、ところが、高橋や斉藤らに天誅を加えたが良いが、その後誰がどうするかというビジョンは全くなかった。真崎甚三郎大将を担ぐという向きもあったが、真崎は引き受けなかった。

現代の青年将校たる「我々」も、一部は橋下徹や渡辺嘉美を担いだし、わたし自身は橋下らを支持はしなかったが、橋下を担ぐ諸君の心情については「是」ではないが「了」としたのも事実である。

橋下を支持するある同年代の「とにかくまず壊すことが大事なんです」と目を輝かせて熱く語る姿は今でも目に焼き付いている。その言葉にとてもではないが裏があると思える状況ではなく、当人もそう信じ込んでいたと思わざるを得なかった。

くどいようだが、橋下徹の支持者がみんな右翼とか改憲派とか言うのは大嘘である。どちらかと言えば戦時中の青年将校に近い心情のリベラルがかなりいたのである。
橋下に期待しつつ小沢にも期待するとか、橋下も共産党も両方好きとか、橋下と緑の党両方に期待するとか、そういう人も結構いたのである。

それが勢い余って
「働かないオヤジの既得権益打倒!」
「自治労打倒!」
「民主党の**議員打倒!」
「マスゴミ打倒!」
「既成政党に挑戦状!」
「(年配既成団体幹部の)そんなやり方では(運動は)広がらない!」
こんな言葉が飛び交うようになっていったのである。

だが2011年の大阪ダブル選挙あたりからの政局の勝者は、2012年12月16日の衆院選で圧勝した自公の安倍晋三であった。
「我々」が天誅を加えた民主党や既存労組と、「我々」は共倒れという結果に終わったのである。

2.26事件後の政局でも、最終的に勝利したのは、青年将校ではなく、東條英機ら、後に日本を滅ぼすことになる「統制派」と言われる連中である。現代で言うとバブル世代くらいの世代に該当する連中である。正に東條英機は昭和の安倍晋三であり、稲田朋美なのである。

東條は対英米戦争を開戦し、安倍は対IS戦争に2014年8月8日、有志連合という形で参加してしまった。日本は72年~75年前の歴史をそのままなぞりつつある。

今は、「戦争中だけどまだ本土空襲が始まっていなくて、人々が戦争をまだ舐めまくっていた」1942年とか1943年とかあのあたりの感じなのだろう。

2020年に安倍がオリンピックと同時に改憲を施行すると言うが、ひょっとしたら、2020年は日本滅亡ではないかという嫌な思いがふと頭をよぎるのは、そういうこともあるからである。

「ひょっとしたら、『我々』があのとき、別の行動を取っていれば安倍は政権に返り咲かずに、別の展開はあったのではないか?」
という思いがないと言えば嘘になる。
しかし、そのときはそのときの判断である。

もちろん、年配の既成政党、既存団体幹部にも反省して頂きたい。
「そんなやり方で若者(といってももはや、日本の野党や市民運動の場合、50歳以下)に食い込めない」
「その理由は個人を尊重していないから、以上簡単。」
「連合なんかの場合は、大手正社員・正規公務員クラブだから、なかなか個人尊重にならない、以上簡単。」
というのは紛れもない事実だからである。

しかし、だからといって「我々」(75年後に繰り返し現れた)「青年将校」が、既成政党や既成団体幹部に「天誅!」を加えたからといって、事態がよくなるわけではなかったのは、2.26事件でも民主党政権時代後期の政局を見ても明らかである。この点については「我々」は繰り返された歴史的事実を直視し、率直に反省しなければならない。

双方の歩み寄りが今求められる。


by hiroseto2004 | 2017-05-04 20:06 | 安倍ジャパン | Trackback
備忘録
再び日本を滅ぼす?二つの思想潮流「英米仏への反発の勢い余って人権否定」「既存物否定の勢い余って電波」

英米仏への反発の勢い余って人権否定

 第二次世界大戦中

 英米仏帝国主義=対アジア・アフリカ的には人種差別、対西洋内部的には民主主義・人権尊重の二重基準

 ナチス・ドイツ/ヒトラー=人権そのものを否定(優生思想)
 ソビエト(現ロシア)スターリン=独裁主義

 日本=英米仏への反発。(近代の超克)
    建前は、人種差別撤廃+西洋近代合理性の否定
    しかし、現実には、白人優位の優生思想ヒトラーと野合。さらに、大戦末期にはスターリンに和平工作をすがってしまう。
    また、アジアの市民を多数殺傷。
    ヒトラーとの野合により、日本は、国連の「敵国」に。

現在

 英米仏帝国主義=多様性尊重の建前の一方で、中東に空爆しまくり。国内では経済的弱者を切り捨てまくり。
 トランプ、ルペンら、庶民の不満を背景に台頭。

 日本=安倍総理らの本音 民主主義なんぞくそ食らえ。
    英米仏の民主主義的な部分は否定しつつ、相変わらずアジア諸国への蔑視は続く。
    ロシア・プーチンにすがりたい気持ちが安倍総理や支持者に充満。



「既存物否定の勢い余って電波」

第二次世界大戦直前
  政党や財閥への市民の怒り広がる。
  一部国家主義的市民運動及び青年将校による政党や財閥への「天誅」(血盟団事件、5.15事件、2.26事件)
  結果は、統制派=東條英機らの台頭。
  近代合理性そのものまで破棄。特攻精神へ。

現代
 3.11以降、特に反原発市民の一部での既成政党否定の先鋭化。→市民政党結党へ。
 一方で、似非化学の流行(ナノ純銀除染)など。
 一方で過剰な純粋市民主義。他方で過剰な相対主義(階級的力関係軽視のポストモダニズム)。
 労働組合への腐敗への反感。→大阪維新の躍進。
 非自民票が割れて、安倍自民党が漁夫の利。

「市民主義」の「電波」化
 大阪維新の議員による、「塚本幼稚園のための役所への怒鳴り込み」など。
 元・緑の党推薦比例候補による総理夫人との接近。アッキード事件への沈黙。
 
 

by hiroseto2004 | 2017-03-01 15:10 | 思想・哲学 | Trackback
本日12月16日はあの2012年衆院選で安倍晋三さん率いる自民党が政権を奪還してしまってから4周年となります。

当時の時代の雰囲気は
「民主党に対する失望」
とともに、
「既成政党に天誅!」
な雰囲気でした。
民主党に対する失望は、2009年衆院選で民主党に投票した多くの国民から上がっていました。
他方で、自民党への来たいがさほど高かったわけではありませんでした。

リベラル層の中では、原発問題で、野田政権が、電力労組に遠慮していたことへの不満もかなりありました。
また、民主党が公務員労組のしがらみにとらわれているという批判もありました。
こうしたことから、2012年衆院選では多くの新党が誕生したのです。

その結果として、小選挙区制という制度の特性もあって、自民党が相対的に浮上し、政権を奪還してしまったのです。

翌年にかけても「自民党は嫌いだが、民主党をはじめとする既成の野党では駄目だ」という意見は、とくに反原発運動家などの
間では根強く、緑の党やみどりの風などが新たに2012参院選に挑むことになりました。
「緑の党」については、本社社主も設立に深く関与しています。

しかし、それらの動きは完全に裏目に出てしまったのです。

ずばり言ってしまえば、義憤に駆られた行動が、「最悪なもの」を招き寄せてしまったのです。

2.26事件を思い起こさせます。

2.26事件では、東北地方の貧困問題などを見るに見かねて義憤に駆られた青年将校=皇道派=が一種の社会主義暴力革命を
決行しました。
高橋是清ら「既成政党」の政治家らに「天誅」を加えた。
しかし、革命は失敗した。
既成政党も打撃を受けたが、青年将校も天下を取れず処刑された。
そして、権力を持ったのは東條英機=統制派の将校らになったのです。

民主党=既成政党
統制派=自民党
安倍晋三=東條英機
市民派=青年将校
と考えればぴったりきます。

既成政党に天誅!のつもりが、統制派=安倍自民党の暴走を招いてしまった。

そのことについて、きちんとまず本紙も含む市民派は反省しなければなりません。

ことし、2016年、ようやく、市民派と既成政党が協力して自民党に対峙する構図が出来ました。
それは良かったのですが、遅すぎた感も否めません。

民主党への不信や連合の労働組合としての機能不全の問題などはありました。

問題はありましたが、2013年の参院選後、集団的自衛権行使容認くらいまで、「既成政党・組織に天誅!」的な考え
が抜けきれなかった市民派にも問題があった。

このように思うのです。

民主党政権下だった状況と安倍総理が暴走を加速した状況では条件が違う。やはり、早いうちにシフトチェンジが
必要だったのではないかと悔やまれるのです。

いや、悔やんでも遅い。これから遅すぎたとならないよう、努力をしていかなければならないでしょう。




by hiroseto2004 | 2016-12-16 21:29 | 衆院選2012 | Trackback
3.11後の日本のリベラル派が、残念ながら以下の二つの傾向に分極化していったと思われます。
その結果が、安倍政府の独走態勢や、各国政選挙での野党の議席の伸び悩みにつながっていると思われます。

本社社主・さとうしゅういち自身もこうした傾向に荷担してしまったことについて慚愧の念に耐えません。

安倍=平成の統制派を利した市民派による「既成政党に天誅!」

一つは「既成政党に天誅!」的な動きです。これは、結局は、15年戦争中(満州事変以降)の青年将校と似た政治的効果をもたらしたと
言わざるを得ません。

3.11以前は、原発に対して、断固反対を貫いた政党要件がある政党は無かったというのは事実ではあると思います。
日本共産党でも大昔は、民主的な規制の下での原子力の平和利用は認めていました。
一方、日本社会党は反原発の立場を堅持していましたが村山内閣でそれをいったん投げ捨ててしまったのは周知の事実です。

そうした中で、既成政党では駄目だ、という考え方が広がるのはやむを得なかったと思います。

ただ、そうした流れは、結局は、反自民票を民主党、共産党に加え、大阪(日本)維新、日本未来の党→生活の党、緑の党、みどりの風などに分断してしまいました。
その結果、安倍総理の自民党が2012年衆院選、13年参院選で圧勝する結果になりました。
言ってみれば「既成政党否定至上主義」に市民派が走ったことは、「(既成政党に)天誅!」と叫んで2.26事件を起こした青年将校と一緒の効果をもたらしたのです。
2.26事件においては、青年将校が、既成政党政治家や元老を暗殺したうえ、自らも結局は鎮圧され、統制派の東條英機らが権力を握ることになったのです。
ここでは、安倍総理は、「平成の東條英機」といえます。

アメリカでも、「既存勢力否定」の流れがトランプを押し上げましたが、それと似て無くもありません。

加えて申し上げるなら、戦時中の日本では、河上丈太郎(後の日本社会党委員長)や阪本勝(後の兵庫県知事)ら左翼の一部も、陸軍とぐるになってファシズムを進めていったことを忘れてはなりません。

最近では、2016年の東京都知事選挙において宇都宮健児先生の支持者の一部が小池候補支持に流れるなどの現象も見られました。野党の候補者選びに不透明性が見られるなど問題はありましたが他方で、「既存勢力否定」の勢い余って「小池」という傾向も否定できないのではないでしょうか?

「脱原発」へ「逃亡」、幅を広げようとして「クリントン化」

他方、3.11以降、「脱原発」で連携を広めようとする勢い余って、小泉純一郎さんや小泉さんに似た傾向の思想の方々の顔色をうかがい、貧困や格差の問題、あるいはイラク戦争の問題点への切り込みが鈍ってしまう動きも左翼・リベラル内部でみられました。
3.11直後の脱原発運動の中には新自由主義的な考えの方も入っておられました。そうした人たちの機嫌を損ねまいと思って、リベラル派の貧困問題への切り込みが一時鈍ったのも目撃しています。
2014年の都知事選挙で細川護煕さんを支援した方々の一部に残念ながら、格差や貧困、イラク戦争の総括などの問題をことさらに嫌う傾向も見られました。

そもそも、たとえば自主的避難をしている人への住宅支援の打ち切りにしても、根底には「住まいの貧困」があります。日本の住宅政策が
貧困だからこそ、原発事故の際、それが問題点となって噴出したと言えます。従って、原発の問題と貧困の問題はつながっているのです。

ところが、脱原発と反貧困をつなげるよりも、「脱原発」で幅広く連携をという力学がリベラル内部に強く働いたのではないか?とくに2011年から2012年頃はそうでした。その結果、「アベノミクス」を掲げていた自民党が庶民の少なくない部分にとり、「よりまし」に見えてしまったのです。

これは、「反トランプ」で共和党穏健派も含めた連携を広めようとする余り、「反トランプ」ばかりが前面に出て、却って支持が伸び悩んだクリントンと似た誤りを犯したとも言えます。クリントン陣営の自滅により、「内需拡大」をしてくれそうなトランプが「よりまし」に見えてしまったのです。

似た現象は2015年の大阪のダブル選挙でも起きています。リベラル側は「反橋下」で自公も含めて連携を広げたのは良いが、「反橋下」ばかりが、前面に出て、却ってアンチ大阪維新勢力が伸び悩んだこともあります。

一つは、植松聖被疑者や麻生太郎副総理、片山さつき参院議員らに見られるような「弱者は死ね」的な思想、自己責任主義的な思想が、主流を占めている中で、格差是正を声高に言いづらくなっている面はあるかもしれません。下手に格差是正を言えば、自分の家族の中にいる(職場の同僚にいる、地域にいる、場合によっては脱原発などの市民運動にもいる)「植松被疑者」「麻生太郎」「片山さつき」の冷たい視線に耐えなければならないからかもしれません。

だから「脱原発」とか「市民に政治を取り戻す」などの「多くの人が支持している」ようなことについて主張をすることに終始するのではないか。そういう疑念を抱いています。

そして、それは意識せずにそうなっているから、よけいややこしいのです。本紙社主もそのような流れに荷担していないとは言い切れず、忸怩たる思いです。

しかし、もはや、逃げてはいけないのです。市民運動に参加はしないけど、格差是正を求めて、野党に投票するような人もたくさん居るのです。そういう人たちを野党やリベラルはおきざりにして良いのでしょうか?

また、安保法についても同様です。そもそも、安保法の原点は小泉さんによるイラク派兵ではありませんか?イラク戦争を総括し、小泉さんにも相応の責任を取って頂かなければ、「安保法反対」の意味はあまりない、といわざるを得ません。小泉さんの責任がうやむやなままでは、結局、安保法がなくても、後の政治家は戦争支援、そして海外派兵を平気でするであろうからです。

リベラルは生活不安に応える政治を打ち出し再建を

今、野党四党は共同で、「長時間労働規制法案」を提案したり、介護士や保育士の待遇改善、被災者支援の限度額の引き上げなどの法案を出しています。
国民・労働者の暮らしの不安に応える法案をスクラムを組んで提案しています。

こうした法案こそ、もっと街頭演説などでも紹介し、「野党共闘がやりたいこと」を打ち出していくべきです。

国民・労働者の暮らしの不安に応え、格差是正に取り組んでいく。そのことこそ、今求められます。

いまこそ、イラク戦争の総括を

トランプと戦中日本軍国主義者の共通点と違い


by hiroseto2004 | 2016-11-21 21:35 | 思想・哲学 | Trackback
広島ブログ

■「無党派市民」が、既成政党を「使う」時代になった2015年

 2015年は、無党派の市民と既成政党(野党)の共闘が本格化した年として記憶されることになるでしょう。




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by hiroseto2004 | 2015-12-17 20:52 | ヒロシマの心活かす市民発・政界再編 | Trackback
あす、廿日市市長選・市議補欠選 岩国基地問題に真摯に取り組む候補の当選を!

http://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/senkan/senkyo/H271018/sokuho/index.html

廿日市市長選挙は、現職のしんの勝弘さんの当選が確実となりました。

候補者氏名

得票数

1
おぎ村 ふみき

4,438

2
しんの 勝弘
15,480
3
川本 たつし
14,319
4
松本 たろう
11,342


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by hiroseto2004 | 2015-10-18 22:55 | 廿日市市政 | Trackback
広島ブログ

【今後の活動について(中間報告)】
わたくし、さとうしゅういちは、昨年4月、一度『東京進出』の方針を打ち出しました。

しかし、8月に広島市を襲った未曾有の大災害を受け、東京から帰還しました。

『格差是正・反緊縮』『立憲主義』『脱原発・脱ひばく』の方向で、『ヒロシマの心活かす政界再編』を打ち出し、その中で自身も、「国政選挙を2016参院選以降の参院選を軸にめざす」としてきました。




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by hiroseto2004 | 2015-10-14 22:50 | ヒロシマの心活かす市民発・政界再編 | Trackback
広島ブログ

【シルバー民主主義批判より「若者も高齢者相手の仕事で潤う」社会を】
 いわゆるシルバー民主主義批判が、特に大都会の若者のインテリにバカ受けしているようです。

 確かに地方議会など年輩男性中心で旧態依然という傾向も強い。また、年金をたくさんもらっているお年寄りがそれを溜め込んだら経済は回らないでしょう。

 それはそうなのですが、一方で高齢者一般を攻撃したり、既成政党を一括りにシルバー民主主義とかお任せ民主主義とかレッテルを張ってバッシングしたりするのも不毛です。

 高齢者の間こそ経済格差は大きいのです。年金にそれは顕著に表れます。

 一方で、若者も年を取るし、それぞれ年老いた親もいる人も多いのです。

 そうした中でこれからは高齢者に対しては年金よりも現物サービスを充実させることです。そのことで、格差を是正するとともに、高齢者相手の仕事で若者も潤うという方向にすればいいのです。

 いわゆる市民派、無党派政治家や政党の中には、既成政党を攻撃するネタとして、シルバー民主主義批判を強調しがちな流れがあります。

 シルバー民主主義と既成政党をセットにして攻撃することで票を取る、というビジネスモデルが確立されているように感じます。

しかし、それは、結局のところ、不毛です。

 若者さえもしまいにはただの「シルバー民主主義」批判はうさんくさいと感じるでしょう。

 そして、市民派は自民党に歯がたたず、安倍晋三総理をのさばらせる結果になるのです。


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by hiroseto2004 | 2015-07-26 21:33 | 新しい政治をめざして | Trackback