エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

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「正規公務員のほうが民間の介護労働者より恵まれているなんてことは、某元大阪市長より、俺のほうがよく知っている。だって、両方経験しているから。しかし、『公務員さえ叩けば大阪は良くなる、日本は良くなる』のは違うだろう!」

最近、演説などで機会があるとき、タイトルのような趣旨のことを述べさせて頂いています。

加計学園の問題。たしかに、「加計学園獣医学部推進派」が言うとおり、公務員獣医が不足しているのは事実。

だけど、その根本原因は、待遇が悪すぎることにあります。
わたしも、獣医さんたちと同じ職場に勤めていたことがありますが、6年間専門的な教育を受けて、動物と格闘している同僚が、我々行政事務職と大差ない給料表では、それは、人は不足しますよ。

政治家も
「人々は橋下徹さんたちの『公務員さえ叩けば大阪は良くなる、日本は良くなる』というイデオロギーに洗脳されているから、公務員獣医の待遇を改善したら票が減るのではないか?」
と恐れているところにあるのではないか?
既存政党でも、日本共産党だけは「公務員は先進各国に比べて人口比でみても少ない」ということを言ってはいます。
しかし、一部ですが、現役の日本共産党員でさえも、『公務員さえ叩けば大阪は良くなる、日本は良くなる』に類する記事をシェアしていたりしています。
それくらい、『公務員さえ叩けば大阪は良くなる、日本は良くなる』イデオロギーは浸透している面はある。
ましてや、自民党や民進党や公明党の支持者においておや。
だから、民主党政権も含めて、一時、獣医学部増設という明後日の方向の解決策へ向かってしまったわけです。

この問題については、わたし自身も、あまり発信はしてこなかった。

なぜかということを弁解させて頂くと、わたしたち団塊ジュニア世代~ポスト団塊ジュニアくらいだと、同世代の非正規雇用の問題とか、介護・保育労働者などの低すぎる待遇の方が問題で、相対的に、正規公務員の労働問題の優先順位は、下がってしまうのです。
公務員の労働問題と言っても、「非正規公務員」の問題には広島瀬戸内新聞も、取り組んできました。非正規労働者の裁判闘争を支援し、「人格権」をよりどころに、ようやく、非正規公務員側の訴えが認められるという流れに少しは貢献できたのではないか、という自負はあります。
他方で、教師も含む正規公務員の労働問題にはほとんど触れてこなかったことも事実です。

そして、わたし自身も、正規公務員を退職し、同時に連合・自治労を離れて6年以上になります。平和運動などで、自治労なり日教組のみなさんとご一緒する機会はあるにせよ、労働問題で、認識を共通化させる機会は皆無に等しかったと思います。

ですので
「最近の公務員の後輩たちの労働環境はこんなにひどいのか?!」
と驚いているわけです。


さらに公務員経験が無い同年代に至っては、雨宮処凛さんや河添誠さんを持ち上げていた人で、非正規労働に関するイベントを主催したような人でも、結局、「既存労組、公務員に天誅!」的な方向へ走ってしまった人を少なからず存じています。(雨宮さんや河添さんが悪いというのではなく、そういうことが事実としてあると言うことです。)

きちんと、問題を共有化していかないと、とんでもない方向へ政治が進んでいく。

もちろん、正規公務員と民間介護労働者を比べれば、前者が恵まれているのは事実だし、そんなことは、両方を経験している俺が一番知っています。橋下徹なんぞよりよほどわかっている。

だが、やみくもに正規公務員なり、正規公務員の労働組合に「『天誅!』を加え」さえすれば問題は解決するのか?それは違うわけです。違うけど、ついつい、感情にまかせて流されてしまうし、民主主義国家における政治家は時として、票を気にして、みんなが流されている方向を「是」としてしまう傾向があるわけです。

「公務員に天誅!」イデオロギーが「獣医不足問題の放置」を招き、「加計学園」の背景になっていったのではないか?
そのことは総括する必要があると思います。

ワインセラーのために税金を使うのではなく、獣医さんの給料を上げれば良いだけなのだから。
そのことを票を気にせずに言えるのが本当の政治家だと思う。

「天誅!」ではなく、「問題解決」を。
そのことは、今回の加計学園問題の背景にある公務員獣医不足問題で感じました。


by hiroseto2004 | 2017-08-22 19:45 | 思想・哲学 | Trackback

連合会長はなぜ、「アンチ連合」で橋下維新がバカ受けしたか分かっていない

神津里季生・連合会長は、なぜ、橋下維新がバカ受けしたか分かっていない。

大阪に於いては、2011年頃、連合(自治労・日教組)が自民党と癒着しているようなイメージが橋下に追い風となったのは間違いない。

今の情勢では安倍政権など倒れかかっているのだから、安倍政権もろとも労基法改悪も葬られれば(廃案)良いのだ。
それを連合会長がわざわざ助け船なんて出すから、連合不信がさらに加速する。

それによって、得をするのは、現時点でも「維新」に間違いないだろう。

今頃は、松井一郎が一番ほくそ笑んでいるのではないか?

維新の政策の中身などよりも、自民党にも連合にもムカつくという世論が高まると維新が浮上する構造になることは明らかなのだから。




by hiroseto2004 | 2017-07-14 13:33 | 大阪府政 | Trackback
蓮舫がすべきは戸籍公開ではなく、今井雅人除名だ!

政治家としての蓮舫は支持しないが、蓮舫の人権は守らないといけない


今回の騒動の発端のひとつは今井とか言う民進党の議員が戸籍公開を迫ったから。
今井は民主党を一旦離党した後で、大阪維新入りし、橋下にさんざん世話になりながら、橋下が住民投票で負けると橋下に後足で砂をかけ、橋下に呆れられた男ですよ。
大阪維新じゃなくてオオバカ維新と言うべき男だ。
そして民進党入り。この今井は、野党を引っ掻き回す自民党のスパイじゃないのと言う感じすら受ける。
民進党は今井を早々に除名した方がいいんじゃないですか?
戸籍公開なんて外国ルーツ差別だけじゃなくて部落差別の再燃にすらなる。
そんなことに荷担する民進党なら、まだ「問題ない」といった二階幹事長の自民党にでも投票しようかと言う人すら出かねませんよ。
反党行為は明らかじゃないの 、今井の。
まあ、どうせ、今井は除名されなくとも民進党に砂をかけて小池ファーストにでも今度は下ってゴマをするだけでしょう。
by hiroseto2004 | 2017-07-13 10:57 | 安倍ジャパン | Trackback(1)

「小池ファースト」は「橋下維新」未満だ


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《都議選・小池ファーストの大半の候補》アンケートに答えないだけで不支持の理由十分


小池ファーストの都議選候補が、新聞のアンケートに未回答が目立つということです。
敵を作らないための巧妙な戦術と言えば戦術なのだが、政治家としてみれどうなのでしょうか?
ハッキリ言ってしまえば、「議員になりたいだけ」の薄っぺらな風船です。
中身はなく、どこへふわふわと行ってしまうか分からない。
それが小池ファーストという集団です。

一方、「橋下維新」とか「みんなの党」の特に若手議員や活動家(特に団塊ジュニア世代)にはそうはいっても「確固たる信念」は感じられました。


ざっくばらんにまとめると、「既得権益・既成政党に天誅を加えなければ、大阪も日本もダメになる」という危機感は十分に伝わってきたし、彼らを支持はしないが、彼らが年配の既成政党や既存組織幹部への不満の勢い余って、そう考えるに至ったことについては「理解できなくもない」という思いは今でもあります。「橋下維新」とか「みんなの党」の特に団塊ジュニアくらいの議員や活動家は、実を言うと、共産党や社民党とそう考え方はかわらないけれども、「個人の尊重」をもっとも重視する価値としている人も結構おられる。そういう人たちが、その勢い余って、民主党の支持基盤の「既存労組」も含めて「天誅」の対象にしてしまったということだと思います。


小池ファーストが「東京大改革」といっても何のことやらさっぱりわからないが、「大阪維新」や「みんなの党」は「何をするか」はハッキリ伝わってきました。もちろん、渡辺よしみにせよ、橋下徹にせよ「ハッキリしているが故に」敵を作った面も多いと思います。


小池ファーストは渡辺・橋下みたいに「自治労・日教組」を敵に回したりしません。


それどころか、小池ファーストは「自治労・日教組」の上部団体の連合の推薦すら平気で取り付ける。

ひたすら、中身がないまま空洞がふくれていく風船のようです。

それは、小池百合子知事自身の巧妙な戦術と言えば戦術です。やはり、総理を狙うためには、敵は減らしたい。

こういうことでしょう。

しかし、「小池ファーストの候補者」という集団としてみた場合には、この集団は、フラフラする風船以外の何物でもない。


支持はしないけれども、ハッキリした見解はある大阪維新。


正直、見解をアンケートで示そうともしない集団(小池ファースト)は、大阪(橋下)維新未満です。

by hiroseto2004 | 2017-06-27 13:29 | 東京都政 | Trackback
加計学園問題の陰のA級戦犯 橋下徹さんが入閣?

加計学園獣医学部は岩盤規制をこじ開けるため、というのが総理一派の主張である。

獣医が足りないから増やすために獣医学部増設がないのがおかしいという、総理擁護論もある。

しかし、足りないのは公務員獣医であり、その不足原因は、給料が足りないから。給料を上げれば良いだけで、大仰に獣医学部を増やす必要などない。増やしたところで、公務員獣医の待遇が悪いから卒業生もペット病院へ流れるだけ。

公務員給料を上げられないのは、橋下徹さんが広げた
「公務員さえぶっ叩けば、大阪は良くなる、日本は良くなる」
イメージに、多くの人々が洗脳されてしまったこともあるだろう。

おかげで、
「公務員さえぶっ叩けば、どんな無能な人間でも、一回こっきりだが地方議員くらいなら当選する」(ただし、自分の不祥事ですぐ辞任)
という「既得権」も関西の自治体選挙で出来てしまっていると思う。

橋下徹さんこそが実は加計学園問題の「陰のA級戦犯」かもしれない。

もちろん、安倍総理もやることは無茶苦茶だ。政治課題というのは大なり小なり(反対派に既得権がゼロとは言わない)既得権同士のぶつかり合いという面はある。だったら、今治市の住民投票なり国会審議なりを通して表で解決すれば良いだけの話である。それを総理が独裁的に一方的に決めるからおかしいのだ。

さて、「陰のA級戦犯」橋下が8月に入閣という噂もある。
ポスト安倍は「橋下」なのか?
「非自民の新自由主義者」の覇権争いですでに「小池百合子」さんに敗れた橋下さん。最近では自らつくった維新に対しても批判的だという。ここは自民党に取り入り、乾坤一擲の巻き返しに出るのか?
しかし、「安倍・橋下内閣」がどういう、無茶苦茶な政治になるのか、怖ろしい限りだ。
もちろん、橋下さんが入閣したからといって野党はひるむことなく、疑惑を追及していかないといけない。というよりも「問題点がわかりやすくなった」ともいえるので、ガンガンいくべきだろう。

by hiroseto2004 | 2017-06-20 10:57 | 安倍ジャパン | Trackback(1)

橋下徹さん(維新)支持者のみなさん これがあなた方が望んだ結果ですか?

橋下徹さんの支持者のみなさん。これがあなた方が望んだ結果ですか?

あなた方の中で共謀罪を強行してほしいと思って橋下徹さんないし大阪維新の会を支持された方って少ないと思います。

既成政党の地方議員や公務員組合が腐りっていたことへの憤り。
小さいときに感じた、「自分は日の丸君が代に反対するのに生徒には暴力や権威で押さえつけようとした教師」への憤り。
大阪や日本が衰退していくことへの単純な危機感。

年配の金持ちばかり優遇で若者や子どもが冷遇されているのではないか?という憤り。

そういうことで橋下さんを支持した人って多いと思うし、その心情は理解します。

「とにかく、壊すことが大事なんです」
同世代の維新活動家の目は輝いていたのは忘れられません。

でも、今の維新の議員が国会でやっていることは腐りきった安倍晋三のアシストではありませんか?

あなたが幼少のとき、あなたが教師に感じた権威主義、あなたが大嫌いな権威主義をアシストするものではありませんか?

冷静に考えてください。

それから公務員の腐敗は怪しからんが、しかし、何でも叩けば良いってもんでもない。その事は考えてください。

獣医の公務員なんて待遇が低いから不足しているんです。獣医学部増設じゃなくて獣医待遇改善です。公務員の腐敗への憤りはわかるけど、政策判断は冷静にしましょう。そうでないとあなた方が好きな大阪も日本も却ってお金や資源を無駄遣いして衰退しますよ。

橋下支持者のみなさんは、比較的正義感の強い方が多いと思う。だからこそ冷静に考えて頂きたいのです。


by hiroseto2004 | 2017-06-15 09:10 | 大阪市政 | Trackback

公務員労組も一体何が起きていて何が問題なのか伝えていないのではないか?

最近、広島市役所でも若手職員が過労自殺する事件も起きている。

国や自治体で何が起きて、何が問題なのか?

ハッキリ伝えてくれる人がいない。

わたしも、県庁を退職してから6年以上になる。
最近、役所内部で何が起きているのかは、分からない。

民間の介護労働者として、ここはこうすればお年寄りやご家族にとってよくなるのではないか、という観点での話はできる。

もちろん、わたしが在職していた時代にはすでに非正規公務員の問題は深刻化していた。非正規公務員の問題について、問題提起もしてきたし、不当な雇い止めについての裁判を支援もしてきた。当事者は「人格権の侵害」ということで、損害賠償も勝ち取っている。

しかし、「その後」、国や自治体の内部でどうなっているかはよく、わからない。内部にいないとわからないことはある。

最近、
「新人正規公務員の過労自殺」と言う悲報に接し、
「正規公務員でもそこまでひどいことになっているのか?!

という驚きにある。

正直言うと、わたし自身、橋下徹さんたちのように、「自治労打倒!」という人の気持ちもわからんではないのですよ。

民間介護労働者からすれば、時々、目にする正規公務員労働者のみなさんの話も「甘え」ではないか、と思うときがあるのです。

ところが、自殺があった、と聞いて
「ええ?そこまでひどくなったのか?!どうなっているのだ?!!」という驚きがある。
ただ、これまで、あんまり連合も全労連も含めてきちんとした、実態の報告とそれへの対応策ってでているのは見たことがない。

わたしは、共産党や民進党左派を支持していますが、そんなわたしでさえも、「何をやっているんだ?」という思いは公務員労組の諸君についてはある。護憲や脱原発、格差是正の考えは左派政党に近くても、公務員への厳しい対応では橋下さん支持、と言う人はたくさんいる。(逆に言えば維新の議員とか候補者の人たちは、自分たちが支持されていると勘違いしない方が良い。単に公務員に厳しい姿勢「のみ」がウケているだけと思った方が良い。)

橋下徹さんが一時バカ受けしていたが、労組のていたらくが原因だと思いますよ。

今は、安倍晋三さんが政権の座にあり、一定程度以上の正規公務員に対しては甘くなっていますが、それに安住してはいけないと思う。

公務員労組のみなさんには、きちんとした現状報告と、対策の提案をして頂きたいものである。
「既得権益護持の安倍」でもない「公務員さえ叩けば日本や大阪が良くなる橋下」でもない「第三の道」を提案して頂きたい。

わたしは、公務員労組のみなさんとは平和運動など一緒にさせていただいている「身内」である。それでも、伝わってこない。
 
「身内」にさえ伝わらないものが、国民全体に伝わるはずがないだろう。奮起をお願いするものである。


by hiroseto2004 | 2017-05-10 14:43 | ジェンダー・人権(労働問題) | Trackback
【備忘録】「旧・新自由主義」(橋龍~小泉)と「新・新自由主義」(橋下)、「バブル復古主義」(安倍)

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日本の新自由主義化の段階には大きく分けて二段階あるでしょう。
一つは、1980年代後半から1990年代にかけての「旧・新自由主義」とでもいうべきもの。
このときの新自由主義は、財界が、従来は野党支持層だった大都市の大手企業正社員や公務員(≑連合組合員)の大半も巻き込んで進めました。
攻撃対象は、農民、医者、中小商店主、郵政、国鉄などです。農民や医者や中小商店主、郵政については、「こいつらが既得権益をむさぼっているから、日本の物価は高いんだ!」という論調を経団連が煽り、それに「消費者の利益」を大義名分に攻撃対象となった国労や郵政を除く大半の連合組合員も乗っかってしまった。
裏では「新時代の日本的経営」(1994年から1995年)ということで、非正規雇用を増やすことを決定していたのですが、多くの正社員・公務員も、民主党はもちろん、連合や社民党でさえも、1990年代後半の労働法制改悪は賛成してしまっていた(秋葉忠利さんら一部造反議員を除く)のです。
これから就職する若者については、非正規労働者にして調整弁とすることで、団塊世代やバブル世代の大手や公務の正規労働者も同意してしまったのです。
この時代の代表的な政治家は1987年の国鉄解体の運輸大臣であり、1997年ころの怒濤の新自由主義構造改革を進めた橋本龍太郎(故人)でしょう。
この時代は、日本共産党と新社会党を除く全ての政党が新自由主義に賛成していたのです。日本共産党でさえも、個別の法案には断固として反対したが、「敵」の「正体」を「新自由主義」と呼ぶことはしていなかったのではないかと思います。(特に日本共産党員の方、間違っていたら指摘して頂きたい。)
その橋本を当時は新自由主義寄りから煽り立てたのは総裁選の対抗馬で郵政民営化一本槍の小泉さんと、当時は、新自由主義・海外派兵推進のチャンピオンだった小沢一郎さんでした。
もちろん、生活者ネットとか市民派的な特に女性や若手の議員もこの時期から一世を風靡しました。しかし、そういう方々は新自由主義にそこまで反対したかと言えばそうではないと思います(失礼があったら訂正して頂きたい。)もちろん、日本が遅れていたジェンダー平等とか情報公開、環境などの面で特に当時の女性や若手の議員が果たした役目は大きいと思いますが、システムとしての新自由主義批判は弱かったと思うのです。
さて、橋本はそうはいっても、1998年の参院選で惨敗。しかし、共産党とともに躍進したのは、まだ新自由主義色が濃い民主党であり、自由党でした。従って、橋本構造改革への批判は十分にされないまま、2000年代に突入。
その結果として、2001年には小泉純一郎政権が発足。郵政や「地方」への攻撃がさらに強化されていきます。2005年の「郵政選挙」と郵政民営化は「旧・新自由主義」の終着点でした。
こうした中で、2003年に民主党に入党していた小沢一郎さんは、社民主義・護憲寄りにスタンスを変更。2006年に代表に就任し「国民の生活が第一」を掲げたわけです。
新自由主義に疲れていた国民にはこれはウケた。2007年参院選での圧勝、2009年衆院選での政権獲得につながったのです。
特に、正社員や正規公務員以外の人は「旧・新自由主義」の元で大きく痛んでいたわけで、そこに大きく民主党が支持層を広げることになります。
他方で、新自由主義でひどい目に遭った自営業者や団塊ジュニア~ポスト団塊ジュニアくらいの非正規雇用者の中には、「正社員・公務員の既得権益」、さらにはその層の「卒業生」である「団塊老人」およびその利益代表である「既成政党」「連合・自治労・日教組」に「天誅!」を加えることに展望を見いだす向きもありました。

彼らが「みんなの党」「大阪維新の会」などを持ち上げていった面は多々あります。「共産党と橋下さん両方好き」という人が結構おられるのも、そういうことです。

また、これらの新党の個人主義的な側面が目立ったことで、既成政党の「古さ」を嫌う大都市部で主にウケたと分析できます。「橋下さん」や「みんなの党」については「新・新自由主義」と呼ぶことができます。

さらに、3.11以降は、原発利権への反発が強まった。そのこと自体は結構なことだが、その勢い余って既成政党全般に「天誅!」を加える向きもあった。

 このころ、民主党自体が、官僚に敗北し、失望されていった。せっかく、「国民の生活が第一」だったのに「旧・新自由主義」(そういう認識はされていないで「既得権益」という表現をされていた)に回帰しているのではないか?そういう失望が国民に広がっていった。

そうした中で、2012年、安倍晋三さん率いる自公が「間隙を縫うようにして」政権を奪還したのです。安倍さんは、どちらかといえば「1980年代のバブルのようなものを復活させる」幻想を振りまいて、地方(新自由主義や原発、基地でひどい目に遭っている東北や沖縄を除く)の主に上層を固めたうえで、大都市部での反自民・非自民票の分裂に乗じて独裁態勢に入っています。

この頃の状況と2.26事件の頃を比較すると以下のことがいえます。
2011年~2012年頃の「既成政党への天誅」的な政局=2.26事件
2012年総選挙=東條英機ら「統制派」による権力掌握。
民主党など既成政党や既存労組=2.26事件における高橋是清
団塊世代=斉藤実や牧野伸顕ら元老。
「我々」=上記に天誅を加えた2.26事件における青年将校(具体的な行動は、橋下さんを支持したり、新党を立ち上げたり、選挙を日和ったりなどまちまち)。
安倍晋三=東條英機ら統制派。
このようにたとえられます。

安倍バブルにより、首都・東京では財政的な余裕も生じている。こうした中で、小池百合子知事が、大都市の中間層を主な支持基盤としてウケているという状況になっています。小池知事は、1990年代の橋本龍太郎政権時代の野党第一党の新進党や1930年代の立憲民政党(永井柳太郎)に似た新自由主義とタカ派と一定の社会政策と(都民限定の)多様性尊重という路線を取り、野党共闘を侵食しています。

安倍自民党=バブル復古主義。政策的には地方上層を主な基盤とする立憲政友会的路線を取りつつ、東條英機的ポジションをうまく取る。
小池ファースト=東京中心の(主には)旧・新自由主義。立憲民政党的路線。
大阪維新=大阪中心の新・新自由主義(2.26事件の青年将校的な役回りをさせられる)

これらに対して
「個人を尊重」しつつ、「格差を縮小する」の路線を取る政治勢力の結集が今求められるところです。
野党共闘はそうなるべきところですが、民進党が都議選で議席ゼロになりかねない状態です。
 主に1980年代後半以降、「組織から漏れた個人を救おうとする勢い余って」が「新自由主義」(1990年代は橋本構造改革、2000年は小泉)や、結果として「平成の東條英機」安倍総理らを利する「既存物」への「天誅!」に回収される歴史が繰り返されてきました。ここで、打ち止めにすることが必要です。

by hiroseto2004 | 2017-05-07 18:51 | 安倍ジャパン | Trackback

嗚呼、「不寛容社会ニッポン」・・・二人の「ハシモト」と「昼メシも食えない」消防団員

https://togetter.com/li/1104574

不寛容社会もここまで来ると、本当に、業務にも支障が出てきますね!

消防団員・消防署員も(警官も)ロボットじゃあるめえにメシくらい食うだろうが!

最近では運転士が水分を取れないで倒れるという事件もあったそうで。運転士も水分くらい取ろうが!

一々ご説明しなければならないのだから。大変ですね。

こうやって、お互い首を絞め合っているんですよ。

まるで、戦時中の日本のようではありませんか?

共謀罪で密告社会になるというけど、既に日本は密告社会で、しかも濡れ衣の密告で、謝罪しなければいけないというトンデモねえ社会になっていますね。

こういう風潮の元で、
「無駄に見えるものは全て排除せよ」
という話になり、しまいに
「植松聖」
みたいに
「障がい者は無駄だ!」と勝手に判断し、虐殺をやらかす輩も一定割合で出てくるわけですわ。

振り返ると、昔のニッポン(ポストモダニズムが入ってくる前)もムラ社会で個人が尊重されていたとは言いがたいでしょう。しかし、他方で、「なあなあの部分」があってそれで救われている部分もあったのです。

もちろん、それは腐っていると言うことで、ポストモダニズムにより、1990年代以降、糾弾されました。

そのポストモダニズムを代表する政治家が橋本龍太郎(はしもと・りゅうたろう、故人、運輸大臣→総理)です。橋本は国労をやり玉に挙げる世論をバックに国鉄を解体しました。

もちろん、1990年代の「橋本行革」を通じて、裁量行政とか口利きで結果が左右されるとかそういう腐った面が是正された面もあったのは事実だと思います。2000年代前半を席捲した小泉純一郎さんも、基本的には橋本の新自由主義行革路線を継承した形です。

しかし、2000年代半ばくらいだろうか、新自由主義の影響が徐々に効いてきてで人々に余裕がなくなってくるにつて、他者の「動物としての生存や安全な業務遂行に最低限必要なこと」まで非難するような流れが出てきました。

そんな流れに乗っかったのがもうひとりのハシモト、橋下徹(はしもと・とおる)さんです。公務員に対して厳しい風潮を橋下さんがつくったことは、彼の支持者も彼の反対者も、誰も否定は出来ないでしょう。

もちろん、格差を放置してきた既存労組、ことに連合もひどかったのは否定できません。
あのころ、保守系だけでなく、革新系でさえも、年配者の中に「今頃の若いヤツは自己責任だ。」という風潮があったのも記憶しています。
だからこそ、あのころ(2000年代末~2012年頃)、橋下さんを支持した特に若手の非正規労働者たち、彼らを代弁していた団塊ジュニア世代の活動家たちの気持ちはよく分かります。

わたし自身も「既得権益を打倒すべきだ」「既成政党に天誅を加えるべきだ」という趣旨の彼らの主張を「了」としたことは事実です。

結局の所、既存労組や既成政党に「天誅」を加えただけでは生産的ではなく、とんでもない腐敗政治家・安倍晋三さんを蘇らせる結果となったことは痛恨であり、反省しなければならない。

他方で、人々に余裕がないために、ますます、身近な他者への不寛容は増すばかりでした。

ただ、身近な運転士や消防士や警官には不寛容なのに、あるいは、保育園をつくることにさえ不寛容なのに、なぜか、安倍晋三夫妻の国家私物化には寛容という倒錯した状況が生まれているのが現状ではないでしょうか?


by hiroseto2004 | 2017-04-30 21:45 | 思想・哲学 | Trackback
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もうすぐメーデー!「個人の尊厳」を守る運動を!
【備忘録】2.26事件の青年将校(皇道派)と我々団塊ジュニア世代の一部反体制陣営人士の誤り・・正義感の勢い余って「既成政党・既得権益打倒至上主義」に走り、「東條」と「安倍」をアシスト

【備忘録】「個人の尊重」求め「既成政党に天誅!」だった団塊ジュニア以下の橋下支持者
年配の左翼の中でよく「橋下を支持する人なんて分からない」という人がおられる。
橋下徹についてはわたしも支持はしない。しかし、特に団塊ジュニア世代以下で支持する人の気持ちは「わかる」。
橋下さんとか(もう消滅しましたが、みんなの党)を支持していたような人、あるいは、その活動家、地方議員などでも、籠池のおっさんの周辺のような、利権目当ての人もいるが、一方で「純粋な気持ち」で支持した人も多くいることは
事実です。
その純粋な気持ちとは、ざっと要約すると
「個人を尊重しない既存の組織」に対して「失望」し、「既成政党に天誅」を加えることで、「個人が尊重される日本、大阪」をつくろうとしたということです。
大手企業や、正規公務員、大手企業正社員以外に目を向けられない組織の限界は確かにあったと思う。
特に団塊ジュニア世代は、就職氷河期にぶち当たり、「大手企業正社員や正規公務員になれないと悲惨」という日本の社会保障などのあり方の問題点をまざまざと感じたのである。
組織ではなく個人を尊重する日本。
民主党は「国民の生活が第一」を旗印に、そうした声をくみ上げた面はあったが、ほどなくぐだぐだになってしまった。
そこで、橋下さんらに期待する流れになった面は大いにある。
戦前で言えば、青年将校の流れである。天皇を担ぐ形式を取ったリベラル社民主義者が、「既成政党」「腐敗分子」に「天誅!」を加えたのが2.26事件である。
2010年代の今は「天誅!」の対象になったのは民主党をはじめとする既成野党であり、連合・自治労/日教組をはじめとする既存労組である。担がれた橋下徹さんや河村たかしさんらはさしづめ、「真崎甚三郎大将」であろう。
しかし、戦前の青年将校も、2010年代の団塊ジュニア活動家も勝者にはならず、戦前は東條英機ら「統制派」、2010年代は安倍晋三ら(バブル世代のエライ人中心の)自民党をアシストするだけになったのは痛恨の極みである。
1941年の日本は対英米戦争を開始し、2014年の日本は対IS戦争に参加することになってしまった。
年配左翼の綱領は平和主義。行動様式はガチガチの組織。
団塊ジュニア世代以下のの活動家の綱領は「個人の尊厳を守る」
である。
本当は両者の良い面がハイブリッドされるような大衆運動が出来れば、橋下徹もあそこまでウケることはなかったと思う。
だが、残念ながら、「我々」団塊ジュニア世代以下は、「平和でなければ個人の尊厳は守れない」ことを見落としがちだったし、年配左翼は、「正しいことを言えば、下の者はついてくる」と勘違いしていたと思う。
わたくし自身は、もちろん「団塊ジュニア世代活動家」であり、既成政党、既成労組には「個人の尊厳を守る」観点から批判的なスタンスであった。しかし、既存物への「天誅!」を是認したと受け取られても仕方のない言動はあったし、「天誅!」の結果、反自民票が割れて、自民党・安倍晋三をアシストしたことは誤りであって率直に反省しなければならない。
他方で、年配左翼の皆さんも、頭から「橋下支持者拒絶」ではなく、上記のように「個人尊重」を求めて純粋な気持ちで橋下さんを支持した人も特に団塊ジュニア世代以下には多かったことを前提として、個人を尊重するような運動のあり方を追求して頂きたい。いままでのような「ガチガチに組織化」するやり方は時代になじまないことは確かなのだから。

by hiroseto2004 | 2017-04-29 22:25 | 思想・哲学 | Trackback