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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

先の大戦と国際貢献に対する立ち位置

今の日本国憲法は、大まかに言えば
1、先の大戦の反省の下に
2、平和主義を貫く
ものです。

さまざまな政治家の立ち位置を考えて見ましょう。

下の図をご覧ください。

先の大戦と国際貢献に対する立ち位置_e0094315_13393993.jpg


上下軸に 先の大戦反省大⇔先の大戦反省小、左右軸に非武力貢献重視⇔武力貢献重視

をとりました。

いわゆる「左翼」は、左上の「先の大戦反省大&非武力貢献重視」です。

一方の「右翼」(安倍、田母神)は、右下の「先の大戦反省小&武力貢献重視」です。

一方、民主党には、右上の「先の大戦反省大&武力貢献重視」が多いと思います。

小沢一郎さんも、新進党時代には、戦後50年に当たっては、自社さ政権よりも反省に踏み込んだ「国会決議」を提案していましたし、被爆者援護法でも、「国家責任」を明確にしています。

前原誠司さんも右翼と思われがちですが、1999年の国旗国歌法採決に当たっては反対票を投じています。
一方で、お二人とも、自衛隊を活用しての国際貢献には積極的です。より前原さんのほうが積極的ですが・・。

国際的に言えば、「ラジカルな右下」は通用しません。無用の衝突を周辺諸国と起こし、「国際貢献」の邪魔になってしまう、というのが前原さんたちの考えでしょう。右下を突き詰めれば、戦前の日本と同じような悲劇が待っていると思います。すなわち周辺諸国からもアメリカからも孤立してしまうという最悪のパターンです。

麻生さんも、現実の政策運営は「右上」を取っています。海外で活動する大手企業の利益などを考えれば、
「右上」がブルジョワ的合理的選択肢に落ち着きます。

ちなみに「左下」は、古い左翼の一部に残存しています。「反米愛国」という旗を昔の左翼は振り回していた時代がありました。

 インターナショナルを歌いつつ、「反米愛国・安保粉砕」というのが左翼でした。むしろ自民党の人のほうが、日の丸を推進するにしても「外国の旗も尊重するためには、日の丸を尊重しないといけない」という『国際主義的』な理由を取っていたのです。

左翼が本格的に先の大戦での「加害」に取り組みだしたのは、栗原貞子さんの「ヒロシマという時」の詩以降ではないかと思います。そこで、右翼との対立点がおきたわけです。

ただ、やはり、良くも悪くもこれだけ、海外との相互依存が進んだ中で、偏狭な排外主義というのは無理がある。

やはり、右上対左上という風な対立軸になっていくのだろう、と思います。右上こそが、護憲派にとっては、本当はライバルです。しかし、右下が強くなるとこれは、国を滅ぼしかねないと思います。

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by hiroseto2004 | 2009-04-29 13:38 | 憲法 | Trackback