「分割」より「仕事の中身」が問題だ
2009年 05月 21日
麻生総理が突然、「厚生労働省を分割する」といいだしました。
たしかに、厚生省と労働省が統合されたことのメリットは余り感じません。
むしろ、厚生労働省になってからは、小泉政治が続き、セーフティネットが弱体化された。このために、メリットも見えないということはありますが・・。
厚生省と労働省がくっつけば、たとえば、生活保護と、失業対策を統合的に行なえる。
社会保障や年金と雇用システムを統合的に考えることができる。
こんなメリットが期待された。わたし自身もそういう期待をしました。
国土交通省も、道路(建設省)と公共交通(運輸省)に分かれていたものを統合的に行なえる、という期待もしました。
しかし、それは画餅に終わりつつあります。
小泉政府の規制緩和もあり、ただただ、公共交通が後退。一方、道路特定財源の抜本的な改革は、小泉政権の下で先送りされました。
厚生労働省も機能しなかったからこそ、「家も仕事も同時に失う」などという事態が起きたのでしょう。
結局、省庁の枠組みの効果がないとは言いませんが、やはり「どういう仕事をやるか」の中身が大事ではないでしょうか?
まずは、小泉政治の総括でしょう。そして、その反省に立った政策転換です。
また、国民のニーズに沿った行政になるよう、きちんと政治が機能を強化していく必要があると思います。具体的には国会の機能強化が必要ではないか、と思うのです。
これは、地方自治も同じで、議会の機能強化を図るべきではないか、と思います。
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たしかに、厚生省と労働省が統合されたことのメリットは余り感じません。
むしろ、厚生労働省になってからは、小泉政治が続き、セーフティネットが弱体化された。このために、メリットも見えないということはありますが・・。
厚生省と労働省がくっつけば、たとえば、生活保護と、失業対策を統合的に行なえる。
社会保障や年金と雇用システムを統合的に考えることができる。
こんなメリットが期待された。わたし自身もそういう期待をしました。
国土交通省も、道路(建設省)と公共交通(運輸省)に分かれていたものを統合的に行なえる、という期待もしました。
しかし、それは画餅に終わりつつあります。
小泉政府の規制緩和もあり、ただただ、公共交通が後退。一方、道路特定財源の抜本的な改革は、小泉政権の下で先送りされました。
厚生労働省も機能しなかったからこそ、「家も仕事も同時に失う」などという事態が起きたのでしょう。
結局、省庁の枠組みの効果がないとは言いませんが、やはり「どういう仕事をやるか」の中身が大事ではないでしょうか?
まずは、小泉政治の総括でしょう。そして、その反省に立った政策転換です。
また、国民のニーズに沿った行政になるよう、きちんと政治が機能を強化していく必要があると思います。具体的には国会の機能強化が必要ではないか、と思うのです。
これは、地方自治も同じで、議会の機能強化を図るべきではないか、と思います。
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Tracked
from ステイメンの雑記帖
at 2009-05-22 01:11
タイトル : 【厚労省分割】総選挙で勝利する為、打ち上げ花火はデカい方..
北米と我が国を中心に蔓延する「新型インフルエンザ」であるが、20日、遂に首都圏においても患者が確認されたようである。 政府が目指していた水際での阻止は完全に破綻し、今や国内感染の拡大を如何に防ぐかが課題となっているわけだが、 現実には異常なスピードで感染者が増大 している! そんな中、 現行の対策行動計画が強毒性の鳥インフルエンザを対象にしたもの であるが故に、イキナリ感染者が発生した地域の学校を問答無用で休校にしたり、 修学旅行を突然キャンセルになった学校が続出 している。 その一方で、元...... more
北米と我が国を中心に蔓延する「新型インフルエンザ」であるが、20日、遂に首都圏においても患者が確認されたようである。 政府が目指していた水際での阻止は完全に破綻し、今や国内感染の拡大を如何に防ぐかが課題となっているわけだが、 現実には異常なスピードで感染者が増大 している! そんな中、 現行の対策行動計画が強毒性の鳥インフルエンザを対象にしたもの であるが故に、イキナリ感染者が発生した地域の学校を問答無用で休校にしたり、 修学旅行を突然キャンセルになった学校が続出 している。 その一方で、元...... more
by hiroseto2004
| 2009-05-21 07:15
| 社会保障
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