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エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004
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「かりん燈~万人の所得保障を目指す介助者の会」

23日,東京都中野区の中野ZEROホールであった「かりん燈~万人の所得保障を目指す介助者の会」
http://www.k4.dion.ne.jp/~karintou/ の集会「トークセッション 介助者たちは、どう生きていくのか?」に参加しました。

主として障害者の自立生活運動の中で主張されてきた「介助」に従事・共感する者たちで 構成される介助者の会です。介助者が自らも自分の人生の当事者として活動する、全国でほぼ 唯一の会です。今は障害者の介護保障と介助者の生活保障を国に対して訴える活動をしています。
(同会HPより)

介助労働者宣言

http://www.k4.dion.ne.jp/~karintou/sub2.html

① 介助・介護労働者は現在の国策の中で不当にも低賃金不安定労働を強いられた存在である。

② 介助・介護労働者は優しさや思いやりを優先するよう強要され、労働者・生活者としての権利を軽視されている。

③ 介助・介護労働はけっして無償や低賃金を強いられる奉仕活動ではない。介助・介護におけるボランティア精神(優しさや思いやり)の強調は、障害者・高齢者等をかわいそうな人、あわれな人とみなし、その人々の人間らしく生きる権利を軽視することと同義である。

④ 介助・介護労働は、社会のすべての人々に同等の実質的自由を保障するため、身体上・精神上なんらかの理由で活動の自由を制限された人々に対し、対人援助により、その人々の活動の自由、自己決定権、私的自治を保障する労働である。

⑤ 自己の権利の拡充は同時に他者の権利の拡充であり、また他者の権利の拡充は同時に自己の権利の拡充である、そうした意味での権利保障をめざす。

⑥ 24時間365日公的介助・介護の必要のある人の介助・介護者は、不規則・変動的な労働で、時給等には換算できない拘束時間等が求められる。使い捨ての低賃金労働者では、けっして勤まるものではない。

まず,主催者側から数人が問題提起をしました。

国が今,報酬単価引き上げと引き換えに進めている障がい者介助に資格を求めてしまう路線は, 労組にも同調する動きが強いが,こうした「能力主義」には反対という提起が主催者側から されました。

また,知的障害者を中心に介助している事業所のメンバーは,重度障害者への単価は 引き上げられたが,知的障害者を中心としているわれわれにはあまりメリットがない 旨の報告がありました。

その後,参加者も含めた議論が盛り上がりました。

さらに,そもそも能力とは何か,という議論も盛り上がりました。(世間的には) 能力が高くないと思われる人が,「優秀な人」とはまったくしゃべろうとしないある当事者 と一緒になるとその当事者がよくしゃべるようになり,仲良くなる,ということもある, という報告もされました。

わたしも普段の持論は「同一価値労働同一賃金」ですが,こういうお話を伺っていると, では,どういう尺度になるのか,下手をすると,能力主義の罠に落ちかねない,とはっと させられました。

また,女性労働者からは,「そもそも,主婦が会社員男性に扶養されていることを前提に 賃金が低い。それで食っていかないといけない単身者や一人親は大変」という,他の分野 でも共通にみられる問題にたいして提起がされました。

これらに対して「だから,ベーシックインカムが必要ではないか。」という提起も されました。

介助者と当事者の権利の兼ね合いが難しいという問題も浮かび上がりました。

労働者の条件をよくしたら金がかかるのではないか,という議論。

一方,「能力主義批判はよいが,能力が低ければいいということにはならないのでは? しょっちゅうぐちばかり,当事者に暴行する介助者もいる。」という議論も出され, それに対して「能力主義の罠に陥らないよう,問い直すことが大事という意味。」 という補足がされました。

また,一人親の女性の方は,「子どもやわたしが(新型)インフルエンザ になったら困る。収入がなくなってしまう」という話をされていました。

労働運動については,「事業所の経営状況がわかっているから,賃上げをしろとは いえない」という痛切な声が出される一方,「事業所とは共闘して,上京して厚生労働省と 交渉して,単価引き上げを求めている」という主催者の「かりん燈」の渡辺さんから の応答がありました。一方で「地元で何ができるかを考えている」という世田谷区の方の 提起もありました。

事業所レベル,自治体レベル,国レベルで労組としてどういう対応をしていくか, 工夫をされている様子が見えました。

一方で「障害者の手足にならないといけないという主義の影響から,介助者が 労働運動をしにくいのではないか」という意見もあり,これに対して若手女性 介助者からは「むしろ最近では,やたらに当事者とお友達になることを求められて うざい」という趣旨の反論もあり,世代や事業所による意見の相違も見えました。

いろいろなご意見が伺えてよかったです。わたしなども,医療や福祉分野で 行政に携わってはいるが,それでもステレオタイプな見方をしてしまっていることに 気づかされました。

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by hiroseto2004 | 2009-05-26 20:11 | 介護・福祉・医療 | Trackback