寂しすぎる 広島県知事引退劇と望ましい新知事像
2009年 06月 25日
多くの職員や議員からは、冷静に受け止められてしまい、県民からの目も冷たいままだった藤田知事の引退はさびしいものになりました。
県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓
惜しまれぬ藤田雄山「3世知事」の淋しい引退劇
http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906245734/1.php
第一に金銭疑惑で説明できなかったことが大きかった。辞職勧告決議案を採択された際、自分も謝罪の上辞職して、信を問うていればまだよかった。議員にもすねに傷がある人が多かったのですから、案外知事の求心力も高められたかもしれない。そういう「賭け」をする気力もなかった。
第二に、職員、県議、県民から5選を望む声がほとんどなかったように、人身掌握ができなかったことです。
最近では、幹部職員の間では、「もう少しですから」と、なだめあう声が出るくらいでした。
さて、このような中、知事は引退表明され、自民党など「えらい人」の間では、次期知事選挙が焦点になっています。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906250072.html
官僚などの名前も挙がっているそうです。
しかし、問題は「何をやるか」です。
現知事は、何がしたいのか、はっきりしませんでした。
きちんと整理して、他人を説得するというスタンスも十分ではありませんでした。
それが、県議会への安易な迎合につながっています。たとえば、人事委員会勧告を無視して、職員の15分の労働時間短縮をしようとしない一方、期末勤勉手当はカットという矛盾を引きこしていますです。
感情論ではなく、きちんと理屈で整理して、説得しないから、職員も納得しないし、士気も下がるのです。
また、職員を見下すばかりの傾向が目立った。ご自身の三井物産時代の経験からのご発言でしょうが、「英語がぺらぺら喋れないと駄目」といわんばかりの訓示。これは、職員のやる気をそぎます。
一方で、机上ではなく現場で考えろという。いったいどうすればいいのか?ということです。
そうではなく「今いる職員をどう生かすか」が大事だったのです。
望ましい次期知事像とは何か?
まずは、今の惨状について、情報をキチンと公開、というよりもここまできたらぶちまけて、県民の声を聞き、問題意識を県民と共有するべきです。
その作業が大事です。
そして、上から目線を改めるべきです。
NPOなど、現場で活躍している人を、本当の意味で主役にする。たとえば、県税について、全額税控除方式でNPOへの寄付を促進する。
そして、がんばっている県民に水をぶっ掛けるような上から目線の事業はなくていいのです。県は行政でしかできないことに徹し、支援役に回ればよいのです。
まずは、現場重視。
たとえば、鞆の文化財を訪れることです。そして、瀬戸内海の環境調査に参加するのです。貧困問題なら、知事を先頭に炊き出しに参加することです。
その上で、行政は暮らしの安全・安心や、教育などにお金を集中すればよいのです。非正規の先生ばかりを増やしているようでは駄目です。介護労働者が使い捨てになって、無駄な埋め立てが続くようなことでは駄目です。
さらに、地域を活性化するという意味では「藩札」の復活を提案したいのです。広島県内での経済循環を強化するにはこれがいいのではないか、と思うのです。それにより、農産物の地産地消も援護射撃するのです。
官僚が良いか、県議が良いか、国会議員が良いか、民間人がいいかなどは、本来は愚問です。
政策的には
1、全てをぶちまけるガラス張り。
2、鞆をはじめ、瀬戸内海の埋め立ては、いったん全て中止。
3、NPOなど県民を主役に!
4、教育や子育て、介護、医療への財源集中
5、藩札の復活
6、適材適所の職員活用
7、知事を先頭に炊き出し・瀬戸内海環境調査ボランティアに参加!
8、広島市との連携
この辺を提案します。
ただ、思い切った「チェンジ」を広島で行なうには、今までの「大富豪・年配・男性」ではなく「庶民派で若者か女性」がふさわしいとは思います。
記事へのご意見・ご感想はこちら(hiroseto(AT)f2.dion.ne.jp、(AT)を@に変えてください)へどうぞ!
森田健作千葉県知事に辞職を求める署名呼びかけ 森田健作氏を告発する会
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県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓
惜しまれぬ藤田雄山「3世知事」の淋しい引退劇
http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906245734/1.php
第一に金銭疑惑で説明できなかったことが大きかった。辞職勧告決議案を採択された際、自分も謝罪の上辞職して、信を問うていればまだよかった。議員にもすねに傷がある人が多かったのですから、案外知事の求心力も高められたかもしれない。そういう「賭け」をする気力もなかった。
第二に、職員、県議、県民から5選を望む声がほとんどなかったように、人身掌握ができなかったことです。
最近では、幹部職員の間では、「もう少しですから」と、なだめあう声が出るくらいでした。
さて、このような中、知事は引退表明され、自民党など「えらい人」の間では、次期知事選挙が焦点になっています。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906250072.html
県政の新リーダー選びが加速 '09/6/25
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広島県の藤田雄山知事(60)が24日、今期限りで退任する意向を示した。自身の後援会政治資金不正事件に揺れた藤田県政は終幕へと向かう。県議会では、知事へのスタンスの違いで対立してきた各会派も、「退任は既定路線」との受け止めは同じだ。新たなリーダー選びが加速を始める。
この日午前の県議会本会議で、4期を振り返った藤田知事は実績を並べた。「元気な広島県づくりに向けた道筋をつけた」。抑揚を抑えたいつもの口調だ。ただ、05年11月の4期目のスタート時から県政を揺るがした政治資金不正事件事件への言及はなかった。
多くの県議の視線は次の知事選にある。
2003年まで12年間、「君臨」した桧山元議長の交代劇を機に一変した県議会の勢力図。桧山元議長が属する会派、自民党議員会は「反知事派」、林議長が入る自民刷新会議は「知事派」として主導権争いを演じてきた。民主党議員も所属する民主県政会は自民刷新会議と連携した。
そして今後、候補者の擁立をどちらがリードできるかは、県議会での主導権争いに直結する。
次期衆院選で民主党が政権交代を果たせば、独自候補を擁立することも予想される。公明党議員団の田辺直史団長は「民主党が独自に候補を立てた場合、自民党系で一本化できるのかが大きなポイント」と見立てた。
県出身の官僚や国会議員、県議のほか、民間人の名前が取りざたされてきたこれまでも「ポスト藤田」の名前。藤田知事の退任表明で擁立への動きは活発化し、政権交代を掛けた次期衆院選後が次の節目になる。
【写真説明】県議会で今期限りでの退任を表明した後、記者会見する藤田知事(左端)=撮影・高橋洋史
官僚などの名前も挙がっているそうです。
しかし、問題は「何をやるか」です。
現知事は、何がしたいのか、はっきりしませんでした。
きちんと整理して、他人を説得するというスタンスも十分ではありませんでした。
それが、県議会への安易な迎合につながっています。たとえば、人事委員会勧告を無視して、職員の15分の労働時間短縮をしようとしない一方、期末勤勉手当はカットという矛盾を引きこしていますです。
感情論ではなく、きちんと理屈で整理して、説得しないから、職員も納得しないし、士気も下がるのです。
また、職員を見下すばかりの傾向が目立った。ご自身の三井物産時代の経験からのご発言でしょうが、「英語がぺらぺら喋れないと駄目」といわんばかりの訓示。これは、職員のやる気をそぎます。
一方で、机上ではなく現場で考えろという。いったいどうすればいいのか?ということです。
そうではなく「今いる職員をどう生かすか」が大事だったのです。
望ましい次期知事像とは何か?
まずは、今の惨状について、情報をキチンと公開、というよりもここまできたらぶちまけて、県民の声を聞き、問題意識を県民と共有するべきです。
その作業が大事です。
そして、上から目線を改めるべきです。
NPOなど、現場で活躍している人を、本当の意味で主役にする。たとえば、県税について、全額税控除方式でNPOへの寄付を促進する。
そして、がんばっている県民に水をぶっ掛けるような上から目線の事業はなくていいのです。県は行政でしかできないことに徹し、支援役に回ればよいのです。
まずは、現場重視。
たとえば、鞆の文化財を訪れることです。そして、瀬戸内海の環境調査に参加するのです。貧困問題なら、知事を先頭に炊き出しに参加することです。
その上で、行政は暮らしの安全・安心や、教育などにお金を集中すればよいのです。非正規の先生ばかりを増やしているようでは駄目です。介護労働者が使い捨てになって、無駄な埋め立てが続くようなことでは駄目です。
さらに、地域を活性化するという意味では「藩札」の復活を提案したいのです。広島県内での経済循環を強化するにはこれがいいのではないか、と思うのです。それにより、農産物の地産地消も援護射撃するのです。
官僚が良いか、県議が良いか、国会議員が良いか、民間人がいいかなどは、本来は愚問です。
政策的には
1、全てをぶちまけるガラス張り。
2、鞆をはじめ、瀬戸内海の埋め立ては、いったん全て中止。
3、NPOなど県民を主役に!
4、教育や子育て、介護、医療への財源集中
5、藩札の復活
6、適材適所の職員活用
7、知事を先頭に炊き出し・瀬戸内海環境調査ボランティアに参加!
8、広島市との連携
この辺を提案します。
ただ、思い切った「チェンジ」を広島で行なうには、今までの「大富豪・年配・男性」ではなく「庶民派で若者か女性」がふさわしいとは思います。
記事へのご意見・ご感想はこちら(hiroseto(AT)f2.dion.ne.jp、(AT)を@に変えてください)へどうぞ!
森田健作千葉県知事に辞職を求める署名呼びかけ 森田健作氏を告発する会
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from 広島瀬戸内新聞ニュース
at 2009-06-25 18:47
タイトル : 県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓・・・惜し..
国では、小泉さん以来、二世・三世議員が総理として、国民生活を蹂躙。麻生さんは、求心力を低下させています。一方、広島県でも、結局は「三世知事」が無残な結果になりました。 県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓 惜しまれぬ藤田雄山「3世知事」の淋しい引退劇 http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906245734/1.php 「元気な広島県」を掲げ、県政史上最長の4期16年を務めた藤田知事。しかし、最後は、自らの金銭疑惑で県民...... more
国では、小泉さん以来、二世・三世議員が総理として、国民生活を蹂躙。麻生さんは、求心力を低下させています。一方、広島県でも、結局は「三世知事」が無残な結果になりました。 県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓 惜しまれぬ藤田雄山「3世知事」の淋しい引退劇 http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906245734/1.php 「元気な広島県」を掲げ、県政史上最長の4期16年を務めた藤田知事。しかし、最後は、自らの金銭疑惑で県民...... more
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from 広島瀬戸内新聞ニュース
at 2009-06-30 08:28
タイトル : 7月4日(土)「みんなであたらしい広島県をつくる会」初会合
寂しすぎる 広島県知事引退劇と望ましい新知事像 「元気な広島県」を掲げ、県政史上最長の4期16年を務めた藤田知事。しかし、最後は、自らの金銭疑惑で求心力を失い、ご自身も大病を患って、血色も悪く、げっそりされさびしい引退劇となりました。 県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓 惜しまれぬ藤田雄山「3世知事」の淋しい引退劇 http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906245734/1.php 議員も職員も県民も引き止めるも...... more
寂しすぎる 広島県知事引退劇と望ましい新知事像 「元気な広島県」を掲げ、県政史上最長の4期16年を務めた藤田知事。しかし、最後は、自らの金銭疑惑で求心力を失い、ご自身も大病を患って、血色も悪く、げっそりされさびしい引退劇となりました。 県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓 惜しまれぬ藤田雄山「3世知事」の淋しい引退劇 http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906245734/1.php 議員も職員も県民も引き止めるも...... more
by hiroseto2004
| 2009-06-25 00:06
| 広島県政(広島県議会)
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