【藤田知事引退】課題意識共有化できる知事を【広島県知事選】

県政無惨　広島県知事引退で残された苦すぎる教訓・・・惜しまれぬ藤田雄山「３世知事」の淋しい引退劇

広島県知事は、16年務めましたが、最後はさびしい結末を迎えました。

県政無惨　広島県知事引退で残された苦すぎる教訓
惜しまれぬ藤田雄山「３世知事」の淋しい引退劇
http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906245734/1.php


なぜこんなことになったか？ 「中央官僚いいなり」かつ、「談合政治」も断ち切れなかったため、と分析しています。

参照：トップ>藤田知事　後援会不正
http://www.chugoku-np.co.jp/News/kankoku/index.html

　そして、知事自身の説明不足体質が県全体に構造的に定着してしまっていたこともあると思います。

　例えば、国が広島県でいいイベントをやるときも、あまり広報しませんでした。結局は、わたしが個人ブログで知らせたのを見て、初めて知る県民が多数いる、などのこともありました。

　行政から県民への情報提供不足です。

一方で、知事は、県民からの情報収集も目立ちました。

「鞆の浦」問題では、埋め立て架橋計画が実施されれば、景観が阻害されるであろう、重要文化財・
県史跡の「太田家住宅」などを知事は一度も訪問していません。

訪問もせずに、かたくなに福山市長をかばい、「学者の意見など全く聞かなくて良い」と言い出す始末でした。

　職員や県議との情報共有化も不足していました。

　人事委員会勧告で勤務時間を７時間４５分に短縮する勧告が出た上、労組とも合意していたのに、県議たちを忖度し、条例を提案さえしなかったのです。

　他の中国四県はこの勧告を実施しているのです。経済が厳しいことなど言い訳にならず、他県は広島よりもっとひどいのです。そもそも、民間の所定内労働時間が昔よりは減っているから、公務員も減らそうという話なのに、「時間当たり給与が上がるのはけしからん」などという理屈でそれに反対する議員が出ること自体がおかしい。これは、知事が県議に対しても十分説明を果たしてこなかった証拠です。

一方で、この件により知事に対する職員の信頼は地に堕ちています。これでは、良い組織にはなりません。

　大体、わたしが見たところ、中国5県で最も県民と問題意識が共有出来ていないのが広島県だと、いつも思います。他の４県は広島県よりは１５分労働時間は短いが、広島県よりは良い仕事ができているということです。

広島県の職員も、他の４県に能力的に遜色はないはずですが、結局組織全体の式がおちているのです。トップが納得いく説明をできていないからです。

県民、県議、職員に対して、キチンと説明できる人。時として迎合すべきでないときには、きちんと断れる人。そういうリーダー像が望まれます。

浅野史郎さんは、情報公開とは「課題意識の共有化」とおっしゃいました。それを実践できる知事が望まれます。

まずは、全てをぶちまけ、県民に対して、謝罪することでしょう。そして、積極的に現場に機動的に出向くことです。

皆さんはいかがお考えでしょうか？

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