衆院比例定数80削減に改めて反対する【鳩山由紀夫代表に再び苦言】
2009年 07月 05日
衆院の比例定数80削減を鳩山由紀夫代表は打ち出しています。
これに対して強く反対します。
1-10に、阿久津さんという方が理由をまとめていただいております。
これに加えて、
11、国民新党、社民党、共産党など、他野党支持層を怒らせ、選挙協力に悪影響を及ぼすこと。
12、官僚主導をやめるのに、国会議員を減らしてどうするのか?ということ。
13、良い意味での政界再編が起こりにくくなる。
14、寡占化による議員の質の低下。∵昔の中選挙区のほうが多様な議員が現われてよかった。
こうしたことを定数削減反対の理由に挙げます。
1.民間のリストラを考慮し、行政改革のため定数削減をするという論拠は、間違いである。
議員の任務、役割は、企業の従業員、一般の公務員のそれとは基本的に異なる。国民の意思を議会に反映させるのが議員の役割。
2.国会についても、予算、人員の節約に努めるのは当然必要であるが、その目的のため議員定数を削減することは、議会制民主主義の根幹を否定することになるので、反対。
3.国会予算は、国会図書館を除くと、約1100億円であり、また議員1人当たり1億円以下であり、定数を数十人削減してこの予算を数十億円削ることの節約効果に比べ、民意を反映、代表できなくなるマイナス効果のほうがはるかに大きいと考える。
4.国会の予算節約がそれほど重要なら、歳費等や政党助成金を減らすべき。
5.いずれにせよ、必要な数の議員を維持するための予算は、民主主義のコストとして負担するのが当然。
6.欧州主要国の下院定数は、小生が前に述べたとおり、580人ー650人である。何事も外国の例を参考にする日本の政策で、この点を無視するのは不当。これら諸国で下院議員は、10万人当たり0.74-1.06人、日本は現在でも0.38人。
人口60百万ー82百万の国々で、600人程度の議員がいるのは、それなりの理由があると考えるべきである。
7.米国は州の権限がきわめて強い連邦国家である、独特の大統領制度であるなど、日本と政治制度が著しく異なり、モデルにはなりえない。
米国の経済、新自由主義を模倣しようとして、日本は悪影響を受けてしまった。政治制度について、下院議員を米国並みに減らし、小選挙区、2大政党制にしようというのは、全く非常識。
8.小選挙区、2大政党制のモデルとされてきた英国でも、1990年代からに選挙制度の改革について議論があり、特に最近また、選挙制度改革が大きな問題になっている。(朝日、6月13日、大野欧州総局長、英国政治危機)学ぶべきは、マイナス面についても同様。
9.(比例区)定数削減の提案は、定数削減という手段を使って、やがて完全な小選挙区制にしてしまう案である。制度について公に議論せず、「行政改革」など他の名目で定数を削減し、実体を変えてしまおうというのは、不公正、不当である。
10.以上のような問題があるにも拘わらず定数削減が尤もらしく聞こえ、一定の支持を得ているのは、 ろくに仕事ををしない議員が多すぎるためである。そうであるなら、定数削減ではなく、有権者が 真っ当な人物を選ぶことこそが重要である。
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12、官僚主導をやめるのに、国会議員を減らしてどうするのか?ということ。
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14、寡占化による議員の質の低下。∵昔の中選挙区のほうが多様な議員が現われてよかった。
こうしたことを定数削減反対の理由に挙げます。
1.民間のリストラを考慮し、行政改革のため定数削減をするという論拠は、間違いである。
議員の任務、役割は、企業の従業員、一般の公務員のそれとは基本的に異なる。国民の意思を議会に反映させるのが議員の役割。
2.国会についても、予算、人員の節約に努めるのは当然必要であるが、その目的のため議員定数を削減することは、議会制民主主義の根幹を否定することになるので、反対。
3.国会予算は、国会図書館を除くと、約1100億円であり、また議員1人当たり1億円以下であり、定数を数十人削減してこの予算を数十億円削ることの節約効果に比べ、民意を反映、代表できなくなるマイナス効果のほうがはるかに大きいと考える。
4.国会の予算節約がそれほど重要なら、歳費等や政党助成金を減らすべき。
5.いずれにせよ、必要な数の議員を維持するための予算は、民主主義のコストとして負担するのが当然。
6.欧州主要国の下院定数は、小生が前に述べたとおり、580人ー650人である。何事も外国の例を参考にする日本の政策で、この点を無視するのは不当。これら諸国で下院議員は、10万人当たり0.74-1.06人、日本は現在でも0.38人。
人口60百万ー82百万の国々で、600人程度の議員がいるのは、それなりの理由があると考えるべきである。
7.米国は州の権限がきわめて強い連邦国家である、独特の大統領制度であるなど、日本と政治制度が著しく異なり、モデルにはなりえない。
米国の経済、新自由主義を模倣しようとして、日本は悪影響を受けてしまった。政治制度について、下院議員を米国並みに減らし、小選挙区、2大政党制にしようというのは、全く非常識。
8.小選挙区、2大政党制のモデルとされてきた英国でも、1990年代からに選挙制度の改革について議論があり、特に最近また、選挙制度改革が大きな問題になっている。(朝日、6月13日、大野欧州総局長、英国政治危機)学ぶべきは、マイナス面についても同様。
9.(比例区)定数削減の提案は、定数削減という手段を使って、やがて完全な小選挙区制にしてしまう案である。制度について公に議論せず、「行政改革」など他の名目で定数を削減し、実体を変えてしまおうというのは、不公正、不当である。
10.以上のような問題があるにも拘わらず定数削減が尤もらしく聞こえ、一定の支持を得ているのは、 ろくに仕事ををしない議員が多すぎるためである。そうであるなら、定数削減ではなく、有権者が 真っ当な人物を選ぶことこそが重要である。
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京野公子がんばれ!
by hiroseto2004
| 2009-07-05 10:29
| 選挙制度・政治改革
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