【チェンジひろしま】「みんなであたらしい広島県をつくる会」第一回会合【藤田知事引退】
2009年 07月 07日
7月4日(土)、広島市中区の市民交流プラザで「みんなであたらしい広島県をつくる会」第一回会合を行ないました。
6月24日に4期16年務めた藤田雄山知事が引退を表明したのを受け、11月に予定されている広島県知事選に向け、【えらい人】のだけで決めるのではなく、【みんなでつくる】広島県にするため、立ち上がったものです。
以下は当日のレジュメです。
みんなで作ろう、あたらしい広島県 いまこそチェンジひろしま!
(共催・女性と政治キャンペーンIN広島、生存のためのメーデー広島実行委員会)
はじめに
広島県の藤田雄山知事は6月24日、県議会で質問に答弁する形「魅力ある『元気な広島県』づくりの道筋をつけることができた。新しいリーダーには新たな発想と指導力で次の県政を担ってほしい」と引退を表明しました。
11月に実施される知事選挙を前に、国会議員や県議、官僚らの名前が取りざたされています。
しかし、今までの広島県知事の選ばれ方が、「えらい人」たちの間で話がついて行われたものが多いことが、藤田知事が最後は苦しんだ「対策費」問題の背景にあるのではないでしょうか。そして、知事がおっしゃるような「元気な広島県」への道筋がついたのかどうかは怪しい状態です。
今までのやり方では通用しない。だからこそ、知事もおっしゃるように、新しい人材が知事、そして議員に必要です。とりあえずは、11月には実施される広島県知事選へ向け、今までの県政の反省点を踏まえ、
1、みんなで新しい広島県をつくる
2、みんなで新しい政策を考える
3、みんなで新しいリーダーを考える
ことを目的に、「みんなであたらしい広島県をつくる会」
を立ち上げました。ぜひご参加ください。
「今」変らなければ、変るのは4年後どころか、8年後、12年後になりかねません。どうか、ご一緒に力を合わせて「チェンジひろしま」といきましょう!
新しい政策をみんなで考えましょう。そして、
1、現知事が、自民党、男性、大富豪出身ということ。
2、全国各地で女性や若者市長が誕生していること。
を考慮しますに、女性や若手で庶民派の人を新しいリーダー(知事にも県議にも)送り込んでいくことが大事ではないでしょうか?いままで省みられてこなかった人たちのニーズを県政に反映させることも「みんなでつくる」ということになります。
よろしくご検討ください。
1993年からの県政の流れ
1993年
11月:藤田知事初当選(自民推薦)。亀井郁夫さん(静香さんのお兄さん)、菅川健二さん(社会党など推薦)を激戦の末破る。
1994年
10月:アジア大会
1996年
10月:国体
1997年
11月:知事選で「対策費」が多数の議員に渡されていた。
1999年
4月:県議選で女性議員が1→0に。
2001年
4月 地域事務所制度がスタート、本庁はフラット化
2003年
4月 県議選で女性議員が3人当選(70人中)
檜山議長続投巡り自民党議員会が分裂。「檜山政権」崩壊
2004年
4月:平成の大合併&権限移譲本格スタート
2005年
3月 平成の大合併がほぼ完成。
11月藤田知事四選
直後に秘書ら政治資金規正法違反で逮捕。
1997年知事選で対策費としてお金が知事サイドから議員に流れていた疑惑発覚
2006年
知事に辞職勧告決議
2007年
再び知事に辞職勧告決議
4月 本庁に課制度復活
県議選で女性議員が5人に増加(66人中)
10月:知事、日本女性会議で、暴行被害者を責めていると取られかねない発言。
2008年
4月 本庁に局部制
9月:県議会、疑惑に事実上の幕引き
10月20日 知事、鞆について「学者たちの意見を聞く必要は全くない」発言。
2009年
4月 地方機関、単独事務所制に戻る。多くの事務が本庁ないし、市町に移行完了
6月25日 藤田知事が引退表明
11月28日 知事任期切れ
藤田県政の光と影
低空飛行問題:一定の態度を示す
企業誘致 成功したほうだが、代償も大きく。労働者も派遣労働者が多い。(東広島市)
県民・県議・職員との断層・・情報公開ランキング(知事部局)全国40位、中国5県で最下位。
知事:英語ぺらぺら、外国で交渉できる人間を求める。
実際に必要な人材との乖離
職員のモチベーション低下
労組と合意した15分の労働時間短縮の条例提案さえせず。
人事委員会の意義を議員や県民に十分説明せず、一方で職員とも約束反古。
庶民感覚の欠如:困っている人は別に職員たたきなど興味なく、とにかくなんとかしてほしいということが分からない。
問題意識共有化への努力不足。
信念をもって、やり通す気迫の欠如。
職員の士気低下→分野によっては中国5県でもっとも遅れているものも。
イベント告知の遅れ→個人ブログでさとうが掲載しようやく知った県民も。
鞆の浦 現場の県史跡を視察もせず「こんなのはどこにでもある。」発言。
NPOなどで努力している人たちの力を活かさず、上からゴリ押し。
対議会 自民党体制に対して、中途半端な対応で付け入られる。
辞職勧告決議の際、自らも辞職し、県議ともども信を問うべきだった。
過ちを認めたがらない体質
鞆問題
地方機関再編では明らかにサービス低下だが「質の高いサービスをめざして」と宣伝。
官僚いいなりの弊害
権限移譲
→パスポートなど評判はいいものもある。
一方で、無責任になっているのではないかと言う批判も。
異常な職員採用抑制。
→若手職員の不足と高齢化。
→現場の崩壊。現場感覚を失う職員、さりとて、高度な業務のための訓練もなく。
手をつけるべきこと(みんなでつくるマニフェスト)
1、全てをぶちまけ、ガラス張り!謝罪、総括!
それにより、県民・県議・職員と意識を共有します。
記者クラブは廃止します。
2、鞆の浦の埋め立て架橋は中止。トンネル案を福山市長に提案します。そのほかの埋め立ても禁止します。
3、県民が主役の経済へ。
NPOへの寄附への全額税控除方式を導入します。
地域通貨により、地域経済を循環させます。
4、多様性を活かした地域密着型農業
大型化一辺倒から、「なんでも獲れる」特性を活かし、地域で自給を目指す。
5、地域コミュニティーによるクリーンエネルギーの推進。
6、介護する人・育児する人を応援
・介護者支援条例の制定。
・病児保育の充実
7、「官製ワーキングプア」の根絶
・非正規教員ではなく、正規の先生を採用する。
・公務労働者では「同一価値労働同一賃金」をめざす。
・公契約条例の制定。
8、女性・若者の声を県政に
審議会は男女半々、年齢構成にも配慮します。
若者施策は、「上から目線」ではなく、当事者による会議で立案します。
若者に、空き店舗などを開放し、雇用の場を作ります。
知事・副知事は男女比に配慮します。
9、庶民県庁・機動力県庁
知事を先頭に野宿生活者への炊き出し・瀬戸内海の環境調査に参加します。
出された意見は以下です。
広島県の最大の問題は情報公開不足。知事部局は全国40位。中国地方では最下位。
そして、鞆の浦架橋と細見谷林道はストップし、他の大型事業もやめる。
具体的に行なうべき政策としては情報公開、県民参加、政策決定への当事者参加。NPO/中小企業重視。
『広島県の場合なまじ大手企業重視で成功した歴史』があだになりかねない。
実際は、中小企業によい企業が多いが、県の施策は東京の大手企業にどんどんお金を回している。
ジェンダー平等(女性副知事)に取り組む。
起業支援。職業訓練。生活支援とくに住宅支援。
子どもやDV対策。
「農」支援。これは、家庭菜園的なものも含めて「農業」よりも「農」を支援しろという意味です。
広島県は、多様な作物が取れますからこれを生かすのです。
・・
県がどういう仕事をしているかわからない、という意見もありました。もっともなことです。そこで、知事が誰でもいや、というはなしになり、関心が低下。でますます政治が駄目になっていくという悪循環があるという指摘はもっともです。
(みんなであたらしい広島県をつくる会)
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県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓・・・惜しまれぬ藤田雄山「3世知事」の淋しい引退劇
藤田雄山広島県知事の引退表明について
http://hiroseto.exblog.jp/10491252/
大本営発表やめて無条件降伏・みんなでつくる広島県へ
http://hiroseto.exblog.jp/10471859/
【藤田知事引退】「情報公開後進国」認め「無条件降伏」を!【みんなでつくるあたらしい広島県】(3)
http://hiroseto.exblog.jp/10542092/
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6月24日に4期16年務めた藤田雄山知事が引退を表明したのを受け、11月に予定されている広島県知事選に向け、【えらい人】のだけで決めるのではなく、【みんなでつくる】広島県にするため、立ち上がったものです。
以下は当日のレジュメです。
みんなで作ろう、あたらしい広島県 いまこそチェンジひろしま!
(共催・女性と政治キャンペーンIN広島、生存のためのメーデー広島実行委員会)
はじめに
広島県の藤田雄山知事は6月24日、県議会で質問に答弁する形「魅力ある『元気な広島県』づくりの道筋をつけることができた。新しいリーダーには新たな発想と指導力で次の県政を担ってほしい」と引退を表明しました。
11月に実施される知事選挙を前に、国会議員や県議、官僚らの名前が取りざたされています。
しかし、今までの広島県知事の選ばれ方が、「えらい人」たちの間で話がついて行われたものが多いことが、藤田知事が最後は苦しんだ「対策費」問題の背景にあるのではないでしょうか。そして、知事がおっしゃるような「元気な広島県」への道筋がついたのかどうかは怪しい状態です。
今までのやり方では通用しない。だからこそ、知事もおっしゃるように、新しい人材が知事、そして議員に必要です。とりあえずは、11月には実施される広島県知事選へ向け、今までの県政の反省点を踏まえ、
1、みんなで新しい広島県をつくる
2、みんなで新しい政策を考える
3、みんなで新しいリーダーを考える
ことを目的に、「みんなであたらしい広島県をつくる会」
を立ち上げました。ぜひご参加ください。
「今」変らなければ、変るのは4年後どころか、8年後、12年後になりかねません。どうか、ご一緒に力を合わせて「チェンジひろしま」といきましょう!
新しい政策をみんなで考えましょう。そして、
1、現知事が、自民党、男性、大富豪出身ということ。
2、全国各地で女性や若者市長が誕生していること。
を考慮しますに、女性や若手で庶民派の人を新しいリーダー(知事にも県議にも)送り込んでいくことが大事ではないでしょうか?いままで省みられてこなかった人たちのニーズを県政に反映させることも「みんなでつくる」ということになります。
よろしくご検討ください。
1993年からの県政の流れ
1993年
11月:藤田知事初当選(自民推薦)。亀井郁夫さん(静香さんのお兄さん)、菅川健二さん(社会党など推薦)を激戦の末破る。
1994年
10月:アジア大会
1996年
10月:国体
1997年
11月:知事選で「対策費」が多数の議員に渡されていた。
1999年
4月:県議選で女性議員が1→0に。
2001年
4月 地域事務所制度がスタート、本庁はフラット化
2003年
4月 県議選で女性議員が3人当選(70人中)
檜山議長続投巡り自民党議員会が分裂。「檜山政権」崩壊
2004年
4月:平成の大合併&権限移譲本格スタート
2005年
3月 平成の大合併がほぼ完成。
11月藤田知事四選
直後に秘書ら政治資金規正法違反で逮捕。
1997年知事選で対策費としてお金が知事サイドから議員に流れていた疑惑発覚
2006年
知事に辞職勧告決議
2007年
再び知事に辞職勧告決議
4月 本庁に課制度復活
県議選で女性議員が5人に増加(66人中)
10月:知事、日本女性会議で、暴行被害者を責めていると取られかねない発言。
2008年
4月 本庁に局部制
9月:県議会、疑惑に事実上の幕引き
10月20日 知事、鞆について「学者たちの意見を聞く必要は全くない」発言。
2009年
4月 地方機関、単独事務所制に戻る。多くの事務が本庁ないし、市町に移行完了
6月25日 藤田知事が引退表明
11月28日 知事任期切れ
藤田県政の光と影
低空飛行問題:一定の態度を示す
企業誘致 成功したほうだが、代償も大きく。労働者も派遣労働者が多い。(東広島市)
県民・県議・職員との断層・・情報公開ランキング(知事部局)全国40位、中国5県で最下位。
知事:英語ぺらぺら、外国で交渉できる人間を求める。
実際に必要な人材との乖離
職員のモチベーション低下
労組と合意した15分の労働時間短縮の条例提案さえせず。
人事委員会の意義を議員や県民に十分説明せず、一方で職員とも約束反古。
庶民感覚の欠如:困っている人は別に職員たたきなど興味なく、とにかくなんとかしてほしいということが分からない。
問題意識共有化への努力不足。
信念をもって、やり通す気迫の欠如。
職員の士気低下→分野によっては中国5県でもっとも遅れているものも。
イベント告知の遅れ→個人ブログでさとうが掲載しようやく知った県民も。
鞆の浦 現場の県史跡を視察もせず「こんなのはどこにでもある。」発言。
NPOなどで努力している人たちの力を活かさず、上からゴリ押し。
対議会 自民党体制に対して、中途半端な対応で付け入られる。
辞職勧告決議の際、自らも辞職し、県議ともども信を問うべきだった。
過ちを認めたがらない体質
鞆問題
地方機関再編では明らかにサービス低下だが「質の高いサービスをめざして」と宣伝。
官僚いいなりの弊害
権限移譲
→パスポートなど評判はいいものもある。
一方で、無責任になっているのではないかと言う批判も。
異常な職員採用抑制。
→若手職員の不足と高齢化。
→現場の崩壊。現場感覚を失う職員、さりとて、高度な業務のための訓練もなく。
手をつけるべきこと(みんなでつくるマニフェスト)
1、全てをぶちまけ、ガラス張り!謝罪、総括!
それにより、県民・県議・職員と意識を共有します。
記者クラブは廃止します。
2、鞆の浦の埋め立て架橋は中止。トンネル案を福山市長に提案します。そのほかの埋め立ても禁止します。
3、県民が主役の経済へ。
NPOへの寄附への全額税控除方式を導入します。
地域通貨により、地域経済を循環させます。
4、多様性を活かした地域密着型農業
大型化一辺倒から、「なんでも獲れる」特性を活かし、地域で自給を目指す。
5、地域コミュニティーによるクリーンエネルギーの推進。
6、介護する人・育児する人を応援
・介護者支援条例の制定。
・病児保育の充実
7、「官製ワーキングプア」の根絶
・非正規教員ではなく、正規の先生を採用する。
・公務労働者では「同一価値労働同一賃金」をめざす。
・公契約条例の制定。
8、女性・若者の声を県政に
審議会は男女半々、年齢構成にも配慮します。
若者施策は、「上から目線」ではなく、当事者による会議で立案します。
若者に、空き店舗などを開放し、雇用の場を作ります。
知事・副知事は男女比に配慮します。
9、庶民県庁・機動力県庁
知事を先頭に野宿生活者への炊き出し・瀬戸内海の環境調査に参加します。
出された意見は以下です。
広島県の最大の問題は情報公開不足。知事部局は全国40位。中国地方では最下位。
そして、鞆の浦架橋と細見谷林道はストップし、他の大型事業もやめる。
具体的に行なうべき政策としては情報公開、県民参加、政策決定への当事者参加。NPO/中小企業重視。
『広島県の場合なまじ大手企業重視で成功した歴史』があだになりかねない。
実際は、中小企業によい企業が多いが、県の施策は東京の大手企業にどんどんお金を回している。
ジェンダー平等(女性副知事)に取り組む。
起業支援。職業訓練。生活支援とくに住宅支援。
子どもやDV対策。
「農」支援。これは、家庭菜園的なものも含めて「農業」よりも「農」を支援しろという意味です。
広島県は、多様な作物が取れますからこれを生かすのです。
・・
県がどういう仕事をしているかわからない、という意見もありました。もっともなことです。そこで、知事が誰でもいや、というはなしになり、関心が低下。でますます政治が駄目になっていくという悪循環があるという指摘はもっともです。
(みんなであたらしい広島県をつくる会)
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7月4日(土)「みんなであたらしい広島県をつくる会」初会合
【藤田知事引退】課題意識共有化できる知事を【広島県知事選】
寂しすぎる 広島県知事引退劇と望ましい新知事像
県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓・・・惜しまれぬ藤田雄山「3世知事」の淋しい引退劇
藤田雄山広島県知事の引退表明について
http://hiroseto.exblog.jp/10491252/
大本営発表やめて無条件降伏・みんなでつくる広島県へ
http://hiroseto.exblog.jp/10471859/
【藤田知事引退】「情報公開後進国」認め「無条件降伏」を!【みんなでつくるあたらしい広島県】(3)
http://hiroseto.exblog.jp/10542092/
記事へのご意見・ご感想はこちら(hiroseto(AT)f2.dion.ne.jp、(AT)を@に変えてください)へどうぞ!
森田健作千葉県知事に辞職を求める署名呼びかけ 森田健作氏を告発する会
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by hiroseto2004
| 2009-07-07 07:00
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