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by hiroseto2004

子ども手当&配偶者控除廃止について

読者の方から、子ども手当て&配偶者控除廃止について、ご意見を頂きました。


子育て支援の拡充には、私も賛成なのですが、「配偶者控除は廃止すべき」という点では、ちょっと疑問です。
たしかに「103万円の壁」とかいわれる問題はあり、アメリカやドイツのような夫婦合算課税選択方式にするとか、検討の余地はあると思うのですが、
何の代替措置もなく、ただ「廃止」ってのはどうでしょうか。
たとえば、フリーターの夫婦の場合
2人とも仕事があって、それぞれ年収100万円だった年には課税されません。
片方が仕事につけず、もう片方ががんばったけど、120万円しか稼げなかった年は、明らかに生活は大変になります。
それなのに、配偶者控除が廃止されたら、所得税が課税されてしまいます。
これって、不平等ではないでしょうか。
だから、アメリカでもドイツでも、フランスでも、「配偶者控除」こそありませんが、夫婦世帯では基礎控除が2人分使えるようになっていて、こういう不公平がおきないようにされています。
ただ「配偶者控除を廃止する」だけっていうのは、絶対まずいんじゃないでしょうか?
「女性の自立につながる」とか「生き方の選択肢を広げる」とかいう人がいます。
たしかに、これから結婚を考えている若い女性にとっては、そうかもしれません。
でも、いま配偶者控除を受けている人の過半数は50歳以上の人です。
いまさら「生き方の選択」を迫られても、困るんじゃないでしょうか?
50過ぎて、働き口はあるんでしょうか?
正社員の募集なんか、男性だってほとんどありません。

まずは、ご意見ありがとうございました。

配偶者控除についてはもちろん、ただ廃止すれば良いとは申しません。

以下に「生産的な代替案を」という旨、述べさせていただきました。

民主子育て支援策は低所得者いじめか?
http://www.news.janjan.jp/government/0908/0908259248/1.php

また、給付付「税額控除」という手もあり、民主党、公明党、社民党がマニフェストに盛り込んでいます。

民主党政策集INDEX2009
http://www.dpj.or.jp/policy/manifesto/seisaku2009/10.html
所得税改革の推進
相対的に高所得者に有利な所得控除を整理し、税額控除、手当、給付付き税額控除への切り替えを行い、下への格差拡大を食い止めます。

所得控除は、結果として高所得者に有利な制度となっています。例えば、扶養控除(一般)は子育て支援の機能を有していますが、同じ38万円の所得控除を適用した場合、高所得者が10万円を超える減税になるのに対して、低所得者では2万円の減税にもなりません。

一方、所得の高低に関係なく税額から一定額を差し引く税額控除や所得控除から手当への切り替えは中・低所得者に有利な政策です。

給付付き税額控除は、税額控除の額より税額が低い場合、控除しきれなかった額の一定割合を給付するものであり、税額控除と手当の両方の性格を併せ持つ制度です。

これらの政策を適切に組み合わせることにより、下への格差拡大を食い止めます。

人的控除については、「控除から手当へ」転換を進めます。子育てを社会全体で支える観点から、「配偶者控除」「扶養控除(一般。高校生・大学生等を対象とする特定扶養控除、老人扶養控除は含まない。)」は「子ども手当」へ転換します。また、その際は、年金生活者の負担増とならないよう、年金課税の見直しも行います。

給与所得控除については、特定支出控除を使いやすい形にするとともに、現在青天井となっている適用所得の上限を設ける等の見直しを行います。


社民党さん
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/election/manifesto03_08.htm


○景気を悪化させ、国民に負担を強いる消費税率の引き上げはしません。飲食料品分は実質非課税とします。消費税の逆進性緩和策として、「飲食料品にかかる消費税額戻し金制度」(収入400万円以下の世帯は4万円、400万円超1000万円以下の世帯は2万円を年1回支給)を導入し、年収1000万円以下の世帯の消費税負担をゼロないし大幅に軽減します。

○低所得者、子育て世帯に対する給付付き税額控除制度(所得税の減額と給付金の支給を組み合わせて生活を支援する仕組み)を検討します。

○高額所得者層の所得税の最高税率を50%にもどし、累進性を強化します。最低生活費を大きく下回る基礎控除は現行38万円から76万円(ドイツは2009年から106万円に引き上げ)に倍増します。

○廃止された老年者控除(65歳以上所得1000万円以下、所得税50万円・住民税48万円を控除)や縮小された公的年金等控除を戻し、公的年金税制を見直します。


「給付つき税額控除」は世界の潮流
http://www.komei.or.jp/news/2009/0120/13519.html


なお、定額給付金と税額控除は同じと公明党さんはおっしゃいますが、「それにしては1万2000円は額がしょぼすぎ」です。

個人的には以下に大賛成です。

新党日本・田中康夫代表・ベーシックインカムについて語る。
http://www.youtube.com/watch?v=yhef6c7elKY

なお、夫婦二人で年収120万円の収入なら、これは生活保護を受けられる水準と思われます。自民党政権下で生活保護費を削ってきた事を改めるべきではないでしょうか?そして生活保護を受けやすくするべきではないかと思います。

ただ、生活保護の名称にもわたしは異論があります。「生活保障」にすればよいと考えています。そのほうが、受けやすいと思います。保護と保障では高々ネーミングの違いかもしれませんが・・。

さらに、年配専業主婦とフリーター夫婦の場合は、分けて考える必要があります。

年配主婦の多くは、子ども手当はもちろん、高校無償化、大学への給付制奨学金が導入されれば、子ども(=孫の親)に子育てに関する経費ですねをかじられる度合いは減るのではないかと思うのです。大学の学費など出してあげているおじいちゃん、おばあちゃんだっているでしょう?負担じゃないですか?

フリーター夫婦の場合は、別の対応が必要です。ベーシックインカムとか、その手前の「給付付税額控除」で対応すべきでしょう。

現行の配偶者控除はあくまで「所得控除」ですから、税率が低い低所得者に恩恵は薄いのです。

 そうではなく、「給付付税額控除」を全員に導入すれば、低所得者ではお金がもらえるようになります。(ただし民主党案では保険料と相殺)。

以下の富士通総研の記事がその点では、一番判りやすいと思います。

http://jp.fujitsu.com/group/fri/column/opinion/200908/2009-8-1.html

控除廃止と子ども手当創設が意味するもの
2009年8月12日(水曜日)
控除廃止と子ども手当の創設
民主党のマニフェストに掲げられた、子ども手当の財源としての所得税の控除見直し案(国税の配偶者控除、扶養控除の廃止)が波紋を呼んでいる(住民税(地方税)の配偶者控除、扶養控除は存続)。これに伴い、子どものいない一部世帯(65歳未満の専業主婦世帯のうち納税世帯、民主党推計では全世帯の4%)で税負担が増えることとなり、民主党案が単に子ども手当という給付を増やすばかりでなく、税負担をも変更させ、負担と給付のあり方の改革に切り込むものであることが明らかになったからである。

民主党案は、子どものいない世帯から子どものいる世帯に所得を移転させるものであり、与党はこの案に対し、特定の層の税負担が増えることを批判し、子育ての費用は国民全体で負担すべきなどと批判している。国民全体での負担とは、消費税率の引き上げで財源を賄うことを想定しているようである。しかし、消費税率の引き上げはすぐには難しく、少子化に歯止めをかけることが日本にとって重要な課題になっていることを考えれば、民主党案でも一定の理解は得られるように思える。

今回の民主党案は、これまでの負担と給付のあり方を一部変えようとするものであるが、この問題は単に子ども手当の財源を賄うという問題に止まらず、これまでの負担と給付のあり方を、より大きく変えていくことに通じる可能性を含んでいる。

英米の税額控除の仕組みと民主党案
そもそも日本の所得課税については、配偶者控除、扶養控除などの人的控除の部分が大きいため、課税最低限の所得が他の先進諸国に比べ高く、課税ベースが大きく侵食されているという問題が従来から指摘されてきた。加えて、配偶者控除については、高所得者が適用を受けている割合が高い上、控除の仕組みが税額控除ではなく所得控除であるため、高い税率となる高所得者層ほど大きな恩恵を受けられるとの問題があった。さらに、配偶者控除の存在が、夫が配偶者控除を受けられるようにするため、妻が働くとしても配偶者控除を受けられる範囲の所得(103万円)に止めようとするインセンティブが働き、既婚女性の労働供給を阻害しているとの問題もあった。

こうした問題を解決する一つの方法は、上記のような様々な問題を招く配偶者控除、扶養控除は廃止し、これに伴い負担増となる層については、新たな方法で給付を行うというものである。控除を廃止する場合、低所得者の負担が増えることになるが、この点を克服する仕組みとしてしばしば行われている提案は、給付付き税額控除の仕組みである。

税額控除とは、適用される税額控除額が納税額を上回る場合に、その部分を給付するというもので、例えば、税額控除額が5万円に設定されている場合、納税額10万円の人は10-5=5万円の納税で済み、納税額1万円の人は1-5=-4万円となり、4万円の給付が受けられるというものである。中高所得者層のメリットが大きい所得控除の仕組みに比較し、税額控除の仕組みでは低所得者が得られるメリットが大きい。ただし、この仕組みを導入するためには、個人の所得を正確に把握する納税者番号制度の導入が必須となる。


【図表1】所得に応じた税額控除のイメージ

拡大イメージ
さらにこの仕組みに子育て支援策を組み込む方法としては、子どもの数に応じた税額控除を組み合わせるという方法がある(英米で導入)。税額控除額を、上記の例のように定額にするのではなく、所得や子どもの数に応じて変えるというものである。より具体的には(アメリカの例)、労働のインセンティブが働くよう、所得ゼロでは税額控除額はゼロとし、所得が増えるほど税額控除額が増えるようにし、一定の所得に達したら逆に税額控除額を徐々に減らしていくというカーブで税額控除額を決定する。(【図表1】参照)これに子どもの数に応じた税額控除を加えると、子どもの数が多いほど税額控除額が大きいカーブとなる(子どもの数による税額控除については、高額所得者ではゼロ)。

こうした仕組みを踏まえると、民主党案の配偶者控除、扶養控除の廃止と、子ども手当の創設という政策の組み合わせは、英米の税額控除の仕組みに似た効果を生むことがわかる。ただし、民主党案は、所得制限を設けず子どもの数によってのみ子ども手当の額を決めるという点で、高額所得者では子どもの数による税額控除がなくなる英米の仕組みとは違いがある。民主党の仕組みを、所得控除のより大きな改革を含む、よりソフィスティケートされたものに発展させるとすれば、英米における仕組みは一つの手本になると考えられる。

最低賃金の引き上げ問題と税額控除
税額控除の仕組みは、子育て支援策を組み込むことができるのみならず、上で述べたように、所得に応じた額に設定することで、低所得者の労働インセンティブを失わせないまま、給付を行う仕組みに設計できるという点で優れている。

低所得者の支援策としては、現状では、生活費を給付することで直接的に支援する方法(生活保護)と、最低賃金を引き上げることによって側面から支援するという二つが主なものとなっている。しかし前者については、受給条件が厳しい上、いったん生活保護を受けると、労働のインセンティブが殺がれがちになるという問題がある。特に最低賃金が低く、その賃金で働いても収入が生活保護の受給額に達しない場合、この問題は深刻となる。

そこで、民主党が今回のマニフェストでも触れているように、最低賃金引き上げの必要性がしばしば指摘されるが、最低賃金の引き上げは、現状で辛うじて採算を保っている限界的な企業にとっては死活問題となる。安易な引き上げは、限界企業を倒産に追い込み、かえって低所得者の仕事の場を奪う場合も出てくると考えられる。税額控除の仕組みは、このように現状で問題の多い低所得者向けの二つの支援策に代わる政策として位置づけることもできる。

これまで述べてきたように、所得控除から税額控除への移行は、所得税負担に関する様々な問題(現行の控除が課税ベースを侵食している、高所得者ほど控除の恩恵を受けている、控除が既婚女性の労働供給を阻害しているなど)を消滅させるとともに、低所得者への支援策や子育て支援策を組み込むことができるなどの優れた特徴を持っている。

民主党の控除廃止と子ども手当の創設案は、これと似た効果を生む部分もあると考えられるが、より効果的な仕組みに発展させるためには、納税者番号制度の導入と併せ、税額控除の導入にもいずれは踏み込んでいくべきだと考えられる。


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by hiroseto2004 | 2009-09-07 00:06 | 社会保障 | Trackback