ノルウェー総選挙、中道左派政権続投 : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

14日実施されたノルウェーの総選挙は、与党中道左派連合（労働党、左派社会党、中央党）が86議席、野党が83議席で、与党が政権を維持しました。

女性議員は66人で３９％。今回、右翼の進歩党が41議席まで伸びました。同党は大幅減税や移民制限などを訴えました。「人気取りの政策」を並べたという評判です。ちなみにこの右翼政党の党首も女性です。

ノルウェーの選挙制度は県別の比例代表制です。したがって日本のように、300議席から100議席余りなどという、すさまじい変動は起きませんが、多様な民意を忠実に反映します。

日本でも「そろそろ小選挙区制は怖い」という意見もかなり最近聞きます。まして、民主党のマニフェストどおり、比例定数を80も削減するなどはいかがなものでしょうか？

わたしは、日本の現状なら、中選挙区に戻して、その上で、複数の候補に投票できるようにすればいいとおもいます。（連記制）。

小選挙区制で、多様性が失われた。それが自民壊滅につながったという意見もあります。

自民党体制を破壊するという当初の小選挙区制の目的は達成しました。今後はむしろ小選挙区制から中選挙区制ないし比例制を軸とする制度にしていく議論をすべきでしょう。

ただ、「今」は生活再建が最優先です。原口一博・総務大臣には、地方経済再建を最優先にし、下手に選挙制度はいじるべきではない、と進言させていただきます。

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