宮城県知事選「民主苦戦」の暗雲、広島にも拡大?
2009年 10月 20日
国政でも宮城でも政権交代か?
と思いきや、自民党県議ご出身の現知事がなんと圧勝の勢いを見せているのが宮城県知事選挙です。
http://www.asahi.com/politics/update/1018/TKY200910180301.html
新聞各社の調査によると、自民県議らが応援する現職の村井嘉浩知事が与党三党が推薦する元農林官僚の遠藤保雄さんらを大きくリードしています。
村井さんは「自民党」の看板は出さないものの、県連幹事長まで務めた出身政党・自民党の支持者の9割程度を手堅くまとめた上で、無党派層や民主党支持層にも大きく食い込んでおり、調査によっては民主党支持層の6割は村井、というデータさえあります。
一方、遠藤さんは民主党支持層の2割台しか固められないということで、「惨敗確実」な情勢です。
何が起きているのか?
同時進行の神奈川や静岡の補選では、民主党が優勢という調査結果が出ています。
わたしは、候補者選定にひとつの原因があると思います。
遠藤さんが悪いというのではない。しかし、今の有権者のニーズに合致していないのではないか?ということです。
わたしは、ここ数年、北は秋田から西は山口までの、選挙の現場に飛んでいました。民主党に所属していますが、一方でわたしの「男女共同参画軸」に合致する候補なら、自民系の女性候補を推すケースもあります。
公明党の女性議員の方ともお話をさせていただくことがあります。
だいたい、自民党系市議の支持者の方も含めて、「今までの政治では駄目だ」という認識では一致しているのです。公明支持層でも創価学会婦人部(または女性議員)の方々はやはり、自民党政治には批判的な方が意外に多いのです。
それを反映して、民主党が総選挙で圧勝したといえますし、各地の首長選挙でも「今までの政治との違いがはっきりした候補」が、「旧来型政治家」を破るケースもあります。
「官僚」「相乗り」の「エライ人」があっさり「女性」「若者」候補に破れるケースが多くあります。
千葉市長選挙では31歳の若者が民主党、社民党、新社会党などの支援で、自民党、公明党、連合までもが推薦する官僚出身の元副市長を大差で下しました。
横須賀市長選挙では、官僚出身で小泉元総理ら自民党や公明党、連合が相乗りする現職市長を、33歳の無所属市民派市議が見事に下しました。
宝塚市長選挙では、男性の自民党系市長が「二代連続逮捕」された後を受け、女性の中川とも子市長が誕生しました。
このように「今までとの違い」をラジカルに出した人が優勢になるのが、今の地方の情勢です。
ところが、民主党は今回、62歳と現職よりも年配の優秀な官僚経験者を出してしまった。「優秀な官僚」こそがいかにいままで、大変な失政をしてきたか、まさに民主党政権自身が次々と暴露しているのです。
そういう中で、官僚出身候補を擁立してしまった民主党宮城県連は、有権者のニーズを読み誤ったとしかいいようがありません。
10月22日告示、11月8日投票の広島県知事選においても、民主党と民主党が推す湯崎英彦候補の陣営は、今までの政治=藤田県政との違いをはっきりさせなければ、苦戦しかねない、と警鐘を乱打させていただきます。
・「広島県知事選」のタグ付き記事
・宮城県知事選「民主苦戦」の暗雲、広島にも拡大?
・湯崎英彦さんと民主党の課題
・福山駅前街宣&鞆の浦視察
・広島県知事選 民主・自民とも独自推薦候補を断念 2009/10/10
・ 広島県知事選挙、民主党が党主導で独自候補 2009/09/17
・「エライ人だけで作る」から「みんなで作る」広島県へ 2009/09/09
・県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓 2009/06/25
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以下の与党各党も参考に



「建設的野党」日本共産党
解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
と思いきや、自民党県議ご出身の現知事がなんと圧勝の勢いを見せているのが宮城県知事選挙です。
http://www.asahi.com/politics/update/1018/TKY200910180301.html
宮城知事選、現職村井氏が安定した戦い 自民県議ら支援2009年10月18日23時28分
25日に投開票される宮城県知事選で、朝日新聞社は17、18の両日、県内の有権者に電話調査をし、取材で得た情報とあわせて中盤の情勢を探った。いずれも無所属の3候補のうち、再選を目指す現職の村井嘉浩氏が全県で安定した戦いぶりで、民主、社民、国民新が推薦する遠藤保雄氏と、共産が推薦する天下みゆき氏を引き離している。
投票態度を明らかにした人を分析すると、元自民党県連幹事長でもある村井氏は今回は政党推薦を求めなかったものの、自民県議らの支援を受けて、同党支持層の9割以上をまとめ、無党派層からの支持も厚い。一方、遠藤氏は民主支持層からの支持が2割台しかなく、残りの多くが村井氏に流れている
新聞各社の調査によると、自民県議らが応援する現職の村井嘉浩知事が与党三党が推薦する元農林官僚の遠藤保雄さんらを大きくリードしています。
村井さんは「自民党」の看板は出さないものの、県連幹事長まで務めた出身政党・自民党の支持者の9割程度を手堅くまとめた上で、無党派層や民主党支持層にも大きく食い込んでおり、調査によっては民主党支持層の6割は村井、というデータさえあります。
一方、遠藤さんは民主党支持層の2割台しか固められないということで、「惨敗確実」な情勢です。
何が起きているのか?
同時進行の神奈川や静岡の補選では、民主党が優勢という調査結果が出ています。
わたしは、候補者選定にひとつの原因があると思います。
遠藤さんが悪いというのではない。しかし、今の有権者のニーズに合致していないのではないか?ということです。
わたしは、ここ数年、北は秋田から西は山口までの、選挙の現場に飛んでいました。民主党に所属していますが、一方でわたしの「男女共同参画軸」に合致する候補なら、自民系の女性候補を推すケースもあります。
公明党の女性議員の方ともお話をさせていただくことがあります。
だいたい、自民党系市議の支持者の方も含めて、「今までの政治では駄目だ」という認識では一致しているのです。公明支持層でも創価学会婦人部(または女性議員)の方々はやはり、自民党政治には批判的な方が意外に多いのです。
それを反映して、民主党が総選挙で圧勝したといえますし、各地の首長選挙でも「今までの政治との違いがはっきりした候補」が、「旧来型政治家」を破るケースもあります。
「官僚」「相乗り」の「エライ人」があっさり「女性」「若者」候補に破れるケースが多くあります。
千葉市長選挙では31歳の若者が民主党、社民党、新社会党などの支援で、自民党、公明党、連合までもが推薦する官僚出身の元副市長を大差で下しました。
横須賀市長選挙では、官僚出身で小泉元総理ら自民党や公明党、連合が相乗りする現職市長を、33歳の無所属市民派市議が見事に下しました。
宝塚市長選挙では、男性の自民党系市長が「二代連続逮捕」された後を受け、女性の中川とも子市長が誕生しました。
このように「今までとの違い」をラジカルに出した人が優勢になるのが、今の地方の情勢です。
ところが、民主党は今回、62歳と現職よりも年配の優秀な官僚経験者を出してしまった。「優秀な官僚」こそがいかにいままで、大変な失政をしてきたか、まさに民主党政権自身が次々と暴露しているのです。
そういう中で、官僚出身候補を擁立してしまった民主党宮城県連は、有権者のニーズを読み誤ったとしかいいようがありません。
10月22日告示、11月8日投票の広島県知事選においても、民主党と民主党が推す湯崎英彦候補の陣営は、今までの政治=藤田県政との違いをはっきりさせなければ、苦戦しかねない、と警鐘を乱打させていただきます。
・「広島県知事選」のタグ付き記事
・宮城県知事選「民主苦戦」の暗雲、広島にも拡大?
・湯崎英彦さんと民主党の課題
・福山駅前街宣&鞆の浦視察
・広島県知事選 民主・自民とも独自推薦候補を断念 2009/10/10
・ 広島県知事選挙、民主党が党主導で独自候補 2009/09/17
・「エライ人だけで作る」から「みんなで作る」広島県へ 2009/09/09
・県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓 2009/06/25
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by hiroseto2004
| 2009-10-20 00:34
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