川崎市長選・民主分裂選挙は現職勝利 : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

川崎市長選挙は、民主党が事実上の分裂選挙となりました。

わたしは、連合組合員でもあり、民主党員でもあり、狭間で悩みました。神奈川県在住の友人や親戚もいることはいるのですが、責任を持って誰が良いなどという話はしませんでした。

連合推薦の阿部孝夫市長が、新人の民主党推薦・福田紀彦さんらを破って三選されました。自民党候補は、「失神KO負け」という結果になりました。

http://kawasaki.open-web.jp/sokuho/sichou/kaihyo/frame.html

阿部　たかお無所属（連合神奈川・自治労神奈川県本部推薦）145,688

福田　紀彦無所属（民主党推薦）117,456

原　修一無所属（自民党推薦） 66,462

岡本　一無所属（日本共産党推薦）60,698

阿部市長が宮前区をのぞく全ての区で一位を確保。民主党や社民党支持層の４割弱に食い込んだ上で、自民党、公明党の支持層の５割程度にも食い込んだものと見られます。

３位の原さんは自公支持者の半分も固められずに大敗しました。

４位の岡本さんは共産党の基礎票+αというところでしょう。川崎、高津、多摩、麻生では原さんを上回り３位でした。

わたしは、実を言うと、内心、ほっとしています。自民系の原さんは、市内の半分の地域では共産系の岡本さんにさえも遅れを取るなど、論外の結果です。

問題は保育政策です。

待機児童解消のために「保育所を民営化」という、福田候補の政策に疑問を持っていました。

一方、阿部候補は、「認可保育園」を増やし３０００人の枠を確保する、と具体的な数値目標も示しています。

共産党推薦の岡本候補は民営化に反対を明記しつつ、認可保育園を増やすとしています。

わたしの独断では、保育政策だけに限れば

阿部＝岡本>原（自民）>福田

ではないか、と思いました。

連合を気にせずに民主党が独自候補を立てたというのは良い。ただし、その場合でも、政策や政治姿勢をよくみないといけません。

そういう例ではないか、と思いました。

参考リンク・記事
広島県知事選に向けた公開討論会
中国新聞　2009広島県知事選

・「広島県知事選」のタグ付き記事
・「無難な候補者」選び、吉か凶か？民主党【広島県知事選】
・広島県知事選、ほぼ構図が固まる
・宮城県知事選「民主苦戦」の暗雲、広島にも拡大？
・湯崎英彦さんと民主党の課題
・福山駅前街宣＆鞆の浦視察
・広島県知事選、民主独自候補断念で「与党分裂」へ
・「エライ人だけでつくる」から「みんなでつくる」広島県へ
・広島県知事選　民主・自民とも独自推薦候補を断念 2009/10/10
・広島県知事選挙、民主党が党主導で独自候補 2009/09/17
・「エライ人だけで作る」から「みんなで作る」広島県へ 2009/09/09
・県政無惨　広島県知事引退で残された苦すぎる教訓 2009/06/25

各候補者のHP
かわもと康裕オフィシャルサイト（川元康裕）
柴崎美智子オフィシャルホームページ
村上昭二さん（日本共産党広島県委員会）ゆざき英彦のオフィシャルサイト
広島県議会議員河井あんり

記事へのご意見・ご感想はこちら(hiroseto（ＡＴ）f2.dion.ne.jp、（ＡＴ）を＠に変えてください)へどうぞ！
なるほど！と思ったら下をクリックお願いします！