ボーナス激減と執行停止のダブルパンチへの対処を
2009年 10月 29日
鳩山政権の、おおまかな方向性は良いと思います。
企業支援から家計・個人支援へシフトすることです。
わかりやすいたとえで言えば、「二階から目薬」だったのを「高さ20センチから目薬」に切り替える、ということでしょう。
自公政権がこうしたシフトを怠り、むしろ、製造業大手による輸出を優遇する方向ばかりの施策をとってきた。このことが今の惨状を招いていることは押さえておかねばなりません。
貧困率を発表し、貧困問題が存在する事を政府が認めたことも前進です。自公政権は貧困率の統計さえ出さず、「貧困など存在しない」としていたわけです。
従って、鳩山政権の方向性は良い。しかし、問題は、「今」そこにある危機です。それを乗り切れずに、政権が倒壊する。よりマシな政権になれば良いが、反動で、ネオコン的な勢力が復活することは避けなければならない。
公務員の冬のボーナスは平均15万円減ります。民間企業(50人以上)準拠ですから、これはいたしかたがないことです。
むしろ憂慮すべきは全国の何千万人もの労働者の所得が、冬に一律にこれだけ下がっているという事態です。何兆円もの需要がこの12月、失われるのです。
そのことの意味は小さくない。それがまた多くの企業の売り上げを直撃します。それがまた賃金に跳ね返る。そういう悪循環が進みかねない。
補正予算の執行停止も理屈としてはわかる。「一部企業や天下り役人だけが潤う」事業を停止し、もっと庶民へのサービスを充実させる、という方向性はわかる。
しかし、経済全体としてみればやはりマイナスはまぬかれません。
ボーナス激減+補正予算執行停止のダブルパンチがこの12月、日本を襲います。今でも相当苦しい企業が多いのに、です。
自民党政権よりは、長妻厚生労働大臣も、生活保護などを受けやすくし、住宅などの対策を採ると思います。湯浅誠さんを内閣府の参与とした以上、それは最低限しないといけないでしょう。
ただ、その前に、失業者を減らすこと・困窮する人を減らすこと。これを経済政策の目標としなければならない。
そういう意味では、自民党議員が補正予算執行停止を代表質問で批判したのはわかる。しかし、彼らは庶民の暮らしを心配してのものではないでしょう。
自民党の議員は、2010年度予算が膨らむことは、批判しているわけです。冗談ではない。自公政権の怠慢の結果として、セーフティネットを充実させなければならないから、歳出が増えるのは当然です。
こうなれば、国民一人当たり12万円の定額給付金を年末に支給するのはどうか?ボーナス激減で大変な家庭には朗報だし、ボーナスをそもそももらえないような人も一息つける。
財源は、亀井静香さんが既に提案していますので、ここでは詳しくは議論しません。
参考リンク・記事
広島県知事選に向けた公開討論会
中国新聞 2009広島県知事選
・「広島県知事選」のタグ付き記事
・「無難な候補者」選び、吉か凶か?民主党【広島県知事選】
・ 広島県知事選、ほぼ構図が固まる
・宮城県知事選「民主苦戦」の暗雲、広島にも拡大?
・湯崎英彦さんと民主党の課題
・福山駅前街宣&鞆の浦視察
・広島県知事選、民主独自候補断念で「与党分裂」へ
・「エライ人だけでつくる」から「みんなでつくる」広島県へ
・広島県知事選 民主・自民とも独自推薦候補を断念 2009/10/10
・ 広島県知事選挙、民主党が党主導で独自候補 2009/09/17
・「エライ人だけで作る」から「みんなで作る」広島県へ 2009/09/09
・県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓 2009/06/25
各候補者のHP
かわもと康裕 オフィシャルサイト (川元康裕)
柴崎美智子オフィシャルホームページ
村上昭二さん(日本共産党広島県委員会)
ゆざき英彦のオフィシャルサイト
広島県議会議員 河井あんり
記事へのご意見・ご感想はこちら(hiroseto(AT)f2.dion.ne.jp、(AT)を@に変えてください)へどうぞ!
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みんなであたらしい広島県をつくる会
みんなであたらしい広島県をつくる会(MIXI)
広島市長・秋葉忠利
熊谷俊人と一緒に新しい千葉を!(MIXIコミュニティー)
とくらたかこ応援団
京野公子がんばれ!
以下の与党各党も参考に
「建設的野党」日本共産党
解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
企業支援から家計・個人支援へシフトすることです。
わかりやすいたとえで言えば、「二階から目薬」だったのを「高さ20センチから目薬」に切り替える、ということでしょう。
自公政権がこうしたシフトを怠り、むしろ、製造業大手による輸出を優遇する方向ばかりの施策をとってきた。このことが今の惨状を招いていることは押さえておかねばなりません。
貧困率を発表し、貧困問題が存在する事を政府が認めたことも前進です。自公政権は貧困率の統計さえ出さず、「貧困など存在しない」としていたわけです。
従って、鳩山政権の方向性は良い。しかし、問題は、「今」そこにある危機です。それを乗り切れずに、政権が倒壊する。よりマシな政権になれば良いが、反動で、ネオコン的な勢力が復活することは避けなければならない。
公務員の冬のボーナスは平均15万円減ります。民間企業(50人以上)準拠ですから、これはいたしかたがないことです。
むしろ憂慮すべきは全国の何千万人もの労働者の所得が、冬に一律にこれだけ下がっているという事態です。何兆円もの需要がこの12月、失われるのです。
そのことの意味は小さくない。それがまた多くの企業の売り上げを直撃します。それがまた賃金に跳ね返る。そういう悪循環が進みかねない。
補正予算の執行停止も理屈としてはわかる。「一部企業や天下り役人だけが潤う」事業を停止し、もっと庶民へのサービスを充実させる、という方向性はわかる。
しかし、経済全体としてみればやはりマイナスはまぬかれません。
ボーナス激減+補正予算執行停止のダブルパンチがこの12月、日本を襲います。今でも相当苦しい企業が多いのに、です。
自民党政権よりは、長妻厚生労働大臣も、生活保護などを受けやすくし、住宅などの対策を採ると思います。湯浅誠さんを内閣府の参与とした以上、それは最低限しないといけないでしょう。
ただ、その前に、失業者を減らすこと・困窮する人を減らすこと。これを経済政策の目標としなければならない。
そういう意味では、自民党議員が補正予算執行停止を代表質問で批判したのはわかる。しかし、彼らは庶民の暮らしを心配してのものではないでしょう。
自民党の議員は、2010年度予算が膨らむことは、批判しているわけです。冗談ではない。自公政権の怠慢の結果として、セーフティネットを充実させなければならないから、歳出が増えるのは当然です。
こうなれば、国民一人当たり12万円の定額給付金を年末に支給するのはどうか?ボーナス激減で大変な家庭には朗報だし、ボーナスをそもそももらえないような人も一息つける。
財源は、亀井静香さんが既に提案していますので、ここでは詳しくは議論しません。
参考リンク・記事
広島県知事選に向けた公開討論会
中国新聞 2009広島県知事選
・「広島県知事選」のタグ付き記事
・「無難な候補者」選び、吉か凶か?民主党【広島県知事選】
・ 広島県知事選、ほぼ構図が固まる
・宮城県知事選「民主苦戦」の暗雲、広島にも拡大?
・湯崎英彦さんと民主党の課題
・福山駅前街宣&鞆の浦視察
・広島県知事選、民主独自候補断念で「与党分裂」へ
・「エライ人だけでつくる」から「みんなでつくる」広島県へ
・広島県知事選 民主・自民とも独自推薦候補を断念 2009/10/10
・ 広島県知事選挙、民主党が党主導で独自候補 2009/09/17
・「エライ人だけで作る」から「みんなで作る」広島県へ 2009/09/09
・県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓 2009/06/25
各候補者のHP
かわもと康裕 オフィシャルサイト (川元康裕)
柴崎美智子オフィシャルホームページ
村上昭二さん(日本共産党広島県委員会)
ゆざき英彦のオフィシャルサイト
広島県議会議員 河井あんり
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以下の与党各党も参考に
「建設的野党」日本共産党
解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
by hiroseto2004
| 2009-10-29 12:41
| 経済・財政・金融
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