【二階続投】自民党の人材払底と行き詰まり
2009年 12月 11日
自民党の二階経済産業大臣(当時)サイドに西松建設からお金が流れていた西松疑獄・二階ルートで東京地検特捜部は、二階さんの政策秘書・長田武敏被告人を略式起訴しました。
二階さんの場合、あまりに癒着がひどすぎて、かえって本人は助かった面はあると思います。
ビルは西松建設と同居しているし、どの献金がどの公共事業の見返りかさっぱりわからない。さらに、複数の政治団体を献金が経由して、西松から提供されたマンション賃料にあてられていた。
だから、わけがわからず、逆に立件しにくかった。
皮肉ですが、小沢さんの方がなまじ、きちんと書類でわかりやすかったから立件はしやすかったのでしょう。
もちろん、【ズブズブ罪】でもあれば二階さんは有罪ですが、そんな罪はない。ですから二階さん本人は刑事責任は不問にせざるを得ないでしょう。
ただ、二階さんの道義的な責任は、重いのではないか?
しかし、自民党は二階さんの政治責任を不問とし、選対局長を続投させました。
自民党はそもそも、企業献金にズブズブの政党です。二階さん以外でも森元総理、尾見元国務大臣ら、西松からお金をもらった人は多い。さらに、そもそも党の成り立ちが、冷戦を前提とした、【エラい人中心】の【反共】【利益配分】団体というのが本質で、近代的な意味での政党ではない。
そんな自民党ですから、別に責任をとらなくていい、という結論になるのは当然です。
第一、こんなことで責任を取らせていたら自民党で役を張れる人はいなくなってしまいます。
それはそうですが、これで自民党はむざむざ、与党をカネで追及するすべを失いました。
野党としてのチェック機能は果たせない。
さりとて、与党時代のように二階さんらを軸とした利益誘導もできない。
選対の事務を無難にこなせるのは二階さんなのでしょうが、こうしたところに、自民党の人材払底と危機を感じます。
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以下の与党各党も参考に
「建設的野党」日本共産党
解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
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ビルは西松建設と同居しているし、どの献金がどの公共事業の見返りかさっぱりわからない。さらに、複数の政治団体を献金が経由して、西松から提供されたマンション賃料にあてられていた。
だから、わけがわからず、逆に立件しにくかった。
皮肉ですが、小沢さんの方がなまじ、きちんと書類でわかりやすかったから立件はしやすかったのでしょう。
もちろん、【ズブズブ罪】でもあれば二階さんは有罪ですが、そんな罪はない。ですから二階さん本人は刑事責任は不問にせざるを得ないでしょう。
ただ、二階さんの道義的な責任は、重いのではないか?
しかし、自民党は二階さんの政治責任を不問とし、選対局長を続投させました。
自民党はそもそも、企業献金にズブズブの政党です。二階さん以外でも森元総理、尾見元国務大臣ら、西松からお金をもらった人は多い。さらに、そもそも党の成り立ちが、冷戦を前提とした、【エラい人中心】の【反共】【利益配分】団体というのが本質で、近代的な意味での政党ではない。
そんな自民党ですから、別に責任をとらなくていい、という結論になるのは当然です。
第一、こんなことで責任を取らせていたら自民党で役を張れる人はいなくなってしまいます。
それはそうですが、これで自民党はむざむざ、与党をカネで追及するすべを失いました。
野党としてのチェック機能は果たせない。
さりとて、与党時代のように二階さんらを軸とした利益誘導もできない。
選対の事務を無難にこなせるのは二階さんなのでしょうが、こうしたところに、自民党の人材払底と危機を感じます。
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by hiroseto2004
| 2009-12-11 20:39
| 新しい政治をめざして
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