往生際が悪かった二階さん、ついに辞任
2009年 12月 17日
「二階氏続投」認めた自民党執行部の苦境
さとうしゅういち2009/12/1
http://www.news.janjan.jp/government/0912/0912114300/1.php
西松建設疑獄で、元秘書の長田武敏元被告人が12月9日、略式起訴された自民党の二階前経済産業大臣。
当初は選対局長の役職続投を執行部に認められていました。
しかし、一週間と経たない12月15日、執行部に辞職を認められました。
「これでは、民主党の鳩山総理や小沢幹事長を攻撃できない」と不満を持った党内若手議員の声に押される形となりました。
しかし、どうせ、こうなるなら、最初から潔く役職を引いておいたほうが良かった。もっといえば、3月頃に疑惑がリークされた時点で経済産業大臣を辞めていればどうだったか?世論の矛先がより強く小沢さんに向かったかもしれないのです。
さらに、検察も二階さんをかばったつもりが、却って自民党も二階派もぶっこわしてしまったのではないでしょうか?
二階ルートではお金を贈った側の西松建設元社長・国澤幹雄さん(現在執行猶予中)と、二階さんの派閥「新しい波」と派閥の会計責任者で、運輸官僚出身で長年の二階さんの腹心と目される参院議員・元国家公安委員長の泉信也被疑者らが告発されました。
しかし、東京地検特捜部は、パーティ券問題で泉被疑者らを不起訴処分とし、検察審査会が「不起訴不当」の議決を出しても再び泉被疑者らを「不起訴」としたのです。また、違法献金問題では、処分をずっと発表しないで来ました。
小沢さんの秘書は逮捕されたのに、二階さんサイドは逮捕も起訴もされないという状況は、東京地検と自民党(政府)への不信感という火に油を注いでしまったのです。
自民党は総選挙で惨敗。二階さん以外の二階派は全員落選し、派閥は11月5日に滅亡しました。
さらに、二階さんは、「ヤメケン(検察OB)」弁護士を雇い、地検との間に手打ちを図ります。その結果、長田元被告人の略式起訴となったのです。
かくて、二階さんと西松の癒着は法廷で解明されないままに収束。さらに、二階さんは、選対局長のポストへの居直りを図ったのです。「往生際が悪い」とは二階さんのためにあるような言葉です。
しかし、二階さんが、せこい手を使って保身を図るほど、また、検察が二階さんをかばえばかばうほど、自民党は自滅していく。有権者の怒りは買うし、与党攻撃にも身が入らなくなる。
そして、二階さんが役職を引いた今、自民党は公明党にも見放され、ごらんのような惨状になったのです。現与党からすれば結果とすれば二階様様でした。
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さとうしゅういち2009/12/1
http://www.news.janjan.jp/government/0912/0912114300/1.php
西松建設疑獄で、元秘書の長田武敏元被告人が12月9日、略式起訴された自民党の二階前経済産業大臣。
当初は選対局長の役職続投を執行部に認められていました。
しかし、一週間と経たない12月15日、執行部に辞職を認められました。
「これでは、民主党の鳩山総理や小沢幹事長を攻撃できない」と不満を持った党内若手議員の声に押される形となりました。
しかし、どうせ、こうなるなら、最初から潔く役職を引いておいたほうが良かった。もっといえば、3月頃に疑惑がリークされた時点で経済産業大臣を辞めていればどうだったか?世論の矛先がより強く小沢さんに向かったかもしれないのです。
さらに、検察も二階さんをかばったつもりが、却って自民党も二階派もぶっこわしてしまったのではないでしょうか?
二階ルートではお金を贈った側の西松建設元社長・国澤幹雄さん(現在執行猶予中)と、二階さんの派閥「新しい波」と派閥の会計責任者で、運輸官僚出身で長年の二階さんの腹心と目される参院議員・元国家公安委員長の泉信也被疑者らが告発されました。
しかし、東京地検特捜部は、パーティ券問題で泉被疑者らを不起訴処分とし、検察審査会が「不起訴不当」の議決を出しても再び泉被疑者らを「不起訴」としたのです。また、違法献金問題では、処分をずっと発表しないで来ました。
小沢さんの秘書は逮捕されたのに、二階さんサイドは逮捕も起訴もされないという状況は、東京地検と自民党(政府)への不信感という火に油を注いでしまったのです。
自民党は総選挙で惨敗。二階さん以外の二階派は全員落選し、派閥は11月5日に滅亡しました。
さらに、二階さんは、「ヤメケン(検察OB)」弁護士を雇い、地検との間に手打ちを図ります。その結果、長田元被告人の略式起訴となったのです。
かくて、二階さんと西松の癒着は法廷で解明されないままに収束。さらに、二階さんは、選対局長のポストへの居直りを図ったのです。「往生際が悪い」とは二階さんのためにあるような言葉です。
しかし、二階さんが、せこい手を使って保身を図るほど、また、検察が二階さんをかばえばかばうほど、自民党は自滅していく。有権者の怒りは買うし、与党攻撃にも身が入らなくなる。
そして、二階さんが役職を引いた今、自民党は公明党にも見放され、ごらんのような惨状になったのです。現与党からすれば結果とすれば二階様様でした。
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解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
by hiroseto2004
| 2009-12-17 20:49
| 選挙制度・政治改革
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