エライ人が易きに流れた付けを除去する2010年度に : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

西暦2000年紀がはじまってこの十年間は、エライ人が易きに流れた結果、日本が雪隠詰めになってしまったといっても過言ではないでしょう。

大手企業経営者は、人材を育てるよりも、人を切り、外注や派遣に頼ることになれきってしまった。

実は、【番組を作れないテレビ局】【プログラムを書けないIT会社】など、三年くらい前から弊害は指摘されていました。

それでも、アメリカが日本からモノを買ってくれているうちはごまかせた。

それが成り立たなくなった今、日本経済が総崩れになったのは当然です。

このような経営者を甘やかしたのは、小泉純一郎さんらによる規制緩和路線でした。菅財務大臣が言う【第二の道】の破綻です。

一方、地方では、小泉純一郎さんらによる地方切り捨ての直撃を受けた。

ただ、一方で、ハコモノがあまり地元に雇用を継続的に生み出さなくなったのも確かです。菅財務大臣が言う【第一の道】の破綻です。

メンテナンスなどは東京の専門的な会社が請け負い、地域の企業の収入につながらない。その結果借金が残るだけ、というケースもあった。

地方自治体も易きに流れた面は否めない。

菅財務大臣が、【知恵を】というのはそういうことです。

ただ、【知恵】だけを強調するあまり、緊縮財政になってはいけない。

そういう意味で、菅財務大臣が、特別会計に切り込む、というのは正しい。亀井静香・金融大臣の持論でもあり、社民党の福島大臣の五年くらい前からの主張でもある。

今年は本格的に取り組んでいく年になります。

また、当面は急な円高は避けるという菅路線は正解です。

その上で、新しい分野を開拓すべきです。

再生可能エネルギーの普及をマニフェスト通り進めるべし。電力会社の抵抗もあるでしょうが、政府のリーダーシップが必要です。

強者が他を抑えこんでいるとき、政府がなにもしないのは、強者の味方も同然。
観光も有望である。いろんな地元産業に波及効果が見込めます。知恵と基盤整備、両方必要です。

介護と農業ばかりを言う経団連幹部は、ちょっと了見がせまい。

もちろん、公共工事も否定されるべきではない。学校の耐震化、住宅の省エネ改修、土砂災害危険個所補修（広島県は土砂災害危険個所が多い）などいくらでもあります。

経済財政運営が、円高容認で緊縮財政の藤井さんから、菅・亀井さんに主導権が移ったことは大きい。

菅・亀井コンビで日本経済好転を－JanJanニュース
http://www.janjannews.jp/archives/2215993.html

記事へのご感想はこちら(hiroseto（ＡＴ）f2.dion.ne.jp、（ＡＴ）を＠に変えてください)へどうぞ！
なるほど！と思ったら下をクリックお願いします！