森田県政与党の自民、支離滅裂な意見書ごり押し
2010年 01月 12日
千葉県議会12月定例会最終日に千葉県知事・森田健作被疑者の出身政党・自民党は「選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書」を提出。「夫婦別姓→家族崩壊→大量の親殺し」という強引な三段論法を展開し、民主党政権はカンボジアのポルポト政権と揶揄しました。
共産党や社民党が反対討論しましたが、自民党の圧倒的多数で可決されてしまいました。
数の力で可決していいことと悪いことがあると思います。
第一に「家庭崩壊」とはなんのことでしょうか?定義があいまいです。
しかし、いまや家族形態はいろいろです。そもそも、昔からそうです。
大昔は、めかけの子どもとかありました。父親が戦死していない、という子どもも戦前・戦中は多かったわけです。
おそらく、好意的に解釈すれば、自民党の方々の中で「あるべき家族」としておそらく夫婦二人子ども二人くらいの感じが念頭にあるのではないか、と思います。
だが、今の経済状況でそれを望んでも出来ない人が多くなっている。30代でも半数が未婚である社会です。その原因のひとつが、長年の自民党一党独裁によってつくられた、将来に希望が持てない経済的状況ではないでしょうか?
夫婦別姓は別に、社会主義国でもない韓国や台湾の制度でもあります。欧州でも広がっている制度です。
従って、そもそも、意見書は無茶苦茶・支離滅裂としか言いようがない。まじめに反論するのもばかばかしい内容です。
さすがは、森田健作被疑者を推し立てた千葉の自民党というところでしょうか?
以下千葉県議会で採択された意見書
選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書
民主党を中心とした新政府は、選択的夫婦別姓の実現のために民法を改正する法案を次期通常国会にも提出使用とする動きがある。
選択的夫婦別姓は民主党の党是と言えるもので、衆院選マニフェストのもととなった民主党政策集「INDEX2009」に、「選択的夫婦別姓の早期実現」が掲げられている。
フリードリヒ・エングルスは、1884年に著した「家族・私有財産制度・国家の起源」の中で、“資本主義社会を崩壊させ、社会主義国家を実現するための最も有効な手段として、社会生活の最小単位である「家族」を崩壊させ、私有財産制度を消滅させる”としている。
民主党中心の政府は、「夫婦別姓、子供も別姓」となる選択的夫婦別姓制度導入により、家庭崩壊が叫ばれて久しい日本社会の家族に、とどめの一撃を加えようとしている。「夫婦も別姓、子供も別姓」社会は、まさしく「国親思想」、「子供は国家のもの」とする社会主義・全国主義国家である。「子供は国家のもの」とする社会主義・全体主義国家の発現の典型例が、ポルポト政権下のカンボジアで行われた大量虐殺である。国家が子供に親殺しを命じた結果が、あの大量虐殺であった。
我が国は、個人主義の行き過ぎによる弊害を避け、共同体の中でそれぞれの役割を持ち分け、その上で個人を尊重するという社会風土を培ってきた。これは、家族、地域共同体、国家、ひいては地域共同体の構成員たる人間に必要な信念であり、人類共存の途を拓くものである。
よって、国会及び政府においては、本来極めて特定の勢力による主張に、ただ形だけ安易に同調することなく、人類、地域、国家の成り立ちを十分に考察し、選択的夫婦別姓のための民法の改正を行わないよう、強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
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以下の与党各党も参考に
「建設的野党」日本共産党
解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
共産党や社民党が反対討論しましたが、自民党の圧倒的多数で可決されてしまいました。
数の力で可決していいことと悪いことがあると思います。
第一に「家庭崩壊」とはなんのことでしょうか?定義があいまいです。
しかし、いまや家族形態はいろいろです。そもそも、昔からそうです。
大昔は、めかけの子どもとかありました。父親が戦死していない、という子どもも戦前・戦中は多かったわけです。
おそらく、好意的に解釈すれば、自民党の方々の中で「あるべき家族」としておそらく夫婦二人子ども二人くらいの感じが念頭にあるのではないか、と思います。
だが、今の経済状況でそれを望んでも出来ない人が多くなっている。30代でも半数が未婚である社会です。その原因のひとつが、長年の自民党一党独裁によってつくられた、将来に希望が持てない経済的状況ではないでしょうか?
夫婦別姓は別に、社会主義国でもない韓国や台湾の制度でもあります。欧州でも広がっている制度です。
従って、そもそも、意見書は無茶苦茶・支離滅裂としか言いようがない。まじめに反論するのもばかばかしい内容です。
さすがは、森田健作被疑者を推し立てた千葉の自民党というところでしょうか?
以下千葉県議会で採択された意見書
選択的夫婦別姓のための民法改正に反対する意見書
民主党を中心とした新政府は、選択的夫婦別姓の実現のために民法を改正する法案を次期通常国会にも提出使用とする動きがある。
選択的夫婦別姓は民主党の党是と言えるもので、衆院選マニフェストのもととなった民主党政策集「INDEX2009」に、「選択的夫婦別姓の早期実現」が掲げられている。
フリードリヒ・エングルスは、1884年に著した「家族・私有財産制度・国家の起源」の中で、“資本主義社会を崩壊させ、社会主義国家を実現するための最も有効な手段として、社会生活の最小単位である「家族」を崩壊させ、私有財産制度を消滅させる”としている。
民主党中心の政府は、「夫婦別姓、子供も別姓」となる選択的夫婦別姓制度導入により、家庭崩壊が叫ばれて久しい日本社会の家族に、とどめの一撃を加えようとしている。「夫婦も別姓、子供も別姓」社会は、まさしく「国親思想」、「子供は国家のもの」とする社会主義・全国主義国家である。「子供は国家のもの」とする社会主義・全体主義国家の発現の典型例が、ポルポト政権下のカンボジアで行われた大量虐殺である。国家が子供に親殺しを命じた結果が、あの大量虐殺であった。
我が国は、個人主義の行き過ぎによる弊害を避け、共同体の中でそれぞれの役割を持ち分け、その上で個人を尊重するという社会風土を培ってきた。これは、家族、地域共同体、国家、ひいては地域共同体の構成員たる人間に必要な信念であり、人類共存の途を拓くものである。
よって、国会及び政府においては、本来極めて特定の勢力による主張に、ただ形だけ安易に同調することなく、人類、地域、国家の成り立ちを十分に考察し、選択的夫婦別姓のための民法の改正を行わないよう、強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
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以下の与党各党も参考に
「建設的野党」日本共産党
解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
by hiroseto2004
| 2010-01-12 22:03
| 千葉県政
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