検察の「勇み足」も「みんなでつくる日本」への一こま？

東京地検特捜部の石川議員逮捕は、かなり強引だと思います。

繰り返しますが、もし、小沢さんに受託収賄容疑があるなら、西松建設疑獄で一斉捜索した際、なにか出てきているはずです。

それはなく、単に、収支報告書への虚偽記載です。これは、単なる小沢さんへの嫌がらせに近い。

東京地検に限らず、最近の警察・検察は、でっち上げのシナリオに基づく捜査とマスコミへのリークが目立つように思います。

　２００９年４月の北秋田市長選挙に絡み、秋田県旧鷹巣町長の岩川徹さんが公選法違反で逮捕された事件もそうです。
岩川元町長逮捕は「でっちあげ」と元運転手が控訴－JanJanニュース
http://www.news.janjan.jp/living/0911/0911263686/1.php

警察が、岩川さんの運転手を締め上げ、金をもらって票のとりまとめを依頼された、などという供述を引出した。

ところが、この運転手はただの運転手としてのバイト代をもらったに過ぎないのです。運転手は、一審で有罪判決を受けた後、前言を翻し、岩川さんの逮捕容疑はでっちあげだ、と訴えました。

大阪地検に、元厚生労働省局長（起訴休職）の村木厚子さんが、公文書偽造容疑で逮捕された事件では、「共犯者」として逮捕された部下の元係長が、当初の供述を翻して、村木さんの関与を否定しています。

村木厚子さんを支援する会
http://www.airinkai.or.jp/muraki_sien/index.html

この事件では元係長の証言がほぼ唯一といってもいい決定的証拠だっただけに、大阪地検に黒星がつく可能性が出ています。というよりも、最初から、大阪地検は、石井一参院議員に嫌がらせをするために、事件をでっち上げた可能性が高い、と思われます。

昔はわりと検察は、証拠固めをしてから捜査に入るのです。ところが、今の検察は世論や権力者の意向を忖度して、喜ばれそうなシナリオを最初から設定しておいて、それにそぐうように、「共犯者」を締め上げて供述させたり、といった捜査が目立つようになっています。

また、千葉県知事・森田健作被疑者は逮捕しない一方、一般庶民はカメラを向けて生活保護手続きを記録しただけで逮捕という不公平さも目立ちます。

ただ、これにより、「警察や検察に逮捕された人はすべて有罪」という日本国民の間に根深くあった、思い込みが崩れていく契機になるのではないか？そういう風にも思うのです。

あくまで、被疑者・被告人は有罪が確定するまでは「推定無罪」である。

　政治に関する意識もそうですが、司法に対する意識も、成熟した民主主義国家への過渡期に、今ある。

議会開設１２０周年の今年を「市民政治前進」の出発点に
http://www.janjannews.jp/archives/2121707.html

　「エライ人だけでつくる」日本から「みんなでつくる日本」になる過渡期に今ある。それと、経済不況なども重なり、日本の閉塞状況があるのではないでしょうか？

　日本に憲法や議会なるものができて、ようやく１２０年です。フランスやアメリカに比べても短いのです。これも、長い日本の歴史の一こまなのではないでしょうか？

　生活保護記録で逮捕されたAさんの無罪獲得へがんばりましょう。「推定有罪」の風土を断ち切りましょう。

　企業献金は禁止しましょう。薄く広く個人からお金と心を集める政治に転換しようではありませんか？

　＃最後に付け加えます。自民党さんには、出る幕はないのではないか？自民党さんに民主党を批判する資格はない。共産党さんなら資格はありますが。

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