明石署元副署長、強制起訴へ : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

2001年７月、兵庫県明石市の花火大会で、観客が歩道橋で将棋倒しになり、多数の死傷者がでました。

この事件で神戸第二検察審査会は、明石署元副署長・榊和あき被疑者を「起訴相当」と議決。

榊被疑者は、起訴議決制度導入後、二度めの起訴相当とされたため、裁判所が指定した弁護士により、起訴されます。

榊被疑者は起訴議決制度発足後、初めて強制起訴されるケースになり、検察官だけが、起訴権限を独占してきた日本の刑事訴訟に一ページが加わります。

検察官は、必ず有罪に持ち込めそうなケースしか、起訴しない傾向があります。
しかし、今回のような事故が解明されにくくなる弊害があります。

また、検察や警察に逮捕・起訴された人はみな悪人という、大岡越前的な雰囲気がマスコミや国民に広くあるのは否定できません。

榊被疑者はあくまで推定無罪。そのことを全国民が前提としなければならない。その上で、なぜ、あんな事故が起きてしまったか？
法廷で明らかになることを望みます。

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