お待たせ！二審結審から10ヶ月、提訴から5年以上、ようやく高裁判決【館長雇止め裁判】 : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

判決　　2010.3.30（火）11:00

大阪高等裁判所　74号法廷

男女平等を嫌うバックラッシュ、非常勤館長の使い捨て・・・この理不尽に反撃する歴史的裁判の判決です。傍聴をお願いいたします。

三井マリ子さんは、大阪府豊中市の女性センター「すてっぷ」の初代館長に全国公募で選ばれました。三井館長の企画は斬新で、視野が広く、私たちは「すてっぷ」に行くと元気と勇気が湧いてきました。

しかし三井さんの仕事や男女共同参画条例が気にいらない勢力が議会にいました。条例制定をあせった豊中市は三井排除を画策。後任館長も闇の中で決めてしまいました。

情報から隔絶され、虚偽の噂をばらまかれ、不自然な理屈で排除された三井さん。しかし泣き寝入りしませんでした。高裁では、浅倉むつ子・脇田滋両教授の強力な意見書、50人を超す方々からの陳述書、が裁判長に提出されました。そして、結審からなんと10か月以上も待たされての判決です。

法廷後は恒例の「弁護士解説付き交流会」があります

判決解説　　弁護団：寺沢勝子、宮地光子、石田法子、川西渥子、大野町子、島尾恵理、長岡麻寿恵（敬称略）

●３月３０日（火）午前11時半ごろから～午後2時ころまでの予定
●大阪弁護士会館　１１０７学習室　（大阪高裁から徒歩３分）

お問合せ　館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会（ファイトバックの会）
〒530-0047 大阪市北区西天満2-3-16　絹笠ビル１F
　　　　　　　　　　　　大野協同法律事務所内
　　　　　　　　　　　　Tel 06-6365-5215 　
　　　　　　　　　　　　メールはこちらへ

わたしは、この裁判を知った当初、本当に衝撃を受けました。公共施設のトップまで、非正規雇用、しかもあっさり雇止めとは
！？

その後、「名ばかり店長」（正社員どころか非常勤職員の店長）まで横行し、過労死などなど・・。無茶苦茶な状況が広がってきた。

広島県内の自治体でも、広島県でも、定年退職者の跡を継ぐ新人を採用せずに、非正規労働者で、穴埋め。

そんな状況を打破したい。政権交代前の一審判決は原告敗訴でした。

自民党独裁の重石が取れた今回は違う判決が出てほしい。その点でも注目しています。

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