群馬県の高齢者施設火災の本質は「東京問題」
2010年 03月 03日
http://www.asahi.com/national/update/0303/TKY201003030377.html
10人死亡の高齢者住宅火災、理事長と施設長起訴 前橋2010年3月3日19時17分
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2009年3月に入居者10人が犠牲になった群馬県渋川市の高齢者向け住宅「静養ホームたまゆら」の火災で、前橋地検は3日、施設を運営していたNPO法人「彩経会」理事長、高桑五郎容疑者(85)=同市=と施設長で同会理事、久保トミ子容疑者(73)=前橋市=の2人を、業務上過失致死罪で起訴した。
2人とも起訴内容を認めているという。
起訴状によれば、高桑容疑者らは火災が起きた場合の危険性を認識していながら、安全対策を講じず、09年3月19日夜の火災で、入居者の72~88歳(当時)の男女9人を死亡させた、とされる。犠牲者のうち火元付近の部屋の入居者1人は、救助できる可能性は低かったとした。
地検の発表などによれば、高桑容疑者らは安価なベニヤ板などで違法な増改築を繰り返していた。避難経路上の扉には、入居者の「徘徊(はいかい)防止」として外側から南京錠などで施錠し、緊急時も入居者が脱出できない状態だった。自動火災報知機など防災設備はなく、宿直の職員も1人しかおらず、安全軽視の施設運営を続けていた、とされる。
昨年、群馬県渋川市の高齢者施設で、火災が発生。十人が亡くなる大惨事となりました。
この事件で、前橋地検は前橋地検は3日、施設を運営していたNPO法人「彩経会」理事長、高桑五郎被疑者(85)=同市=と施設長で同会理事、久保トミ子被疑者(73)=前橋市=(もちろん、いずれも推定無罪)を起訴しました。
もちろん、起訴事実のとおりとすれば、被告人らの施設管理は「ずさん」そのものです。
しかし、この施設がずさんだ、と批判するだけで済むのでしょうか?
根本的には、高齢者の居場所を確保できない大都市・東京の病理を感じます。
乱暴にいえば、東京とは結局、若者を労働者として、地方から吸い取り、用済みになったら地方にまた放り出す。それで、繁栄してきた「いいとこどり」の街なのではないでしょうか?
今回の施設も、都内の自治体が、斡旋した施設です。お粗末な施設に「突っ込んだ」のは東京の行政です。
これから東京も超高齢社会を地方よりはやや遅れますが、迎えます。そのときどうなるか?
阿鼻叫喚の地獄になりますよ?
来年2011年は都知事選があります。
東京都民のみなさんにもしっかり考えていただきたい。そして東京都に関わる政党や政治家(ポスト石原)はこの問題から絶対に逃げてはいけないと思います。
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by hiroseto2004
| 2010-03-03 22:15
| 地方自治
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