総理を「あほ」呼ばわりの中井・拉致問題担当大臣らは更迭を
2010年 03月 14日
中井拉致問題担当大臣が朝鮮学校への高校無償化適用除外を主張したことをきっかけに、鳩山総理もその方向に傾きました。
しかし、総理も「先送り」を表明する一方、朝鮮学校の生徒に会い、意見を聴く意向をもっています。
また、人種差別撤廃委員会も、日本政府に対して、朝鮮学校を適用除外するなら条約違反であると、週明けにも勧告するそうで、中井大臣の旗色は悪くなっています。
はっきり申し上げて、中井拉致問題担当大臣は、拉致問題を前進させる気はないのでしょうか?
単に、朝鮮学校のこどもを人質に、強硬なポーズを取りたいだけなのでしょう。
しかし、そんなことで内閣支持率が上向くとは思えない。
単に日本が笑い物になるだけです。
そんな中、中井大臣が地元で総理をついに、「あほ」よばわりしてしまいました。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20100314STXKG045513032010.html
閣僚として一線を越えたのではないでしょうか?
もはや、中井大臣を閣内においておいても、平地に乱を起こすだけであり、中井拉致問題担当大臣は内閣改造で罷免されるべきでしょう。
確かに民主党は選挙の足腰として連合の旧民社党(中井大臣のご出身政党)系労組にお世話になったのは事実です。
だからといって、国民が「民社党的なモノ」を支持して民主党を支持したかといえば、違うでしょう。
むしろ、「民社党的なるもの」も、自民党と一緒に退場すべきものなのです。
そもそも、旧民社党系労組は、自民党体制の補完物だったといえます。
自民党政治では、自民党や官僚が大手企業を保護し、大手企業が旧民社党系労組員たる男性正社員世帯主を保護する。世帯主を通じて家族が福祉を受ける。こうした仕組みは確かにあった。
しかし、それは、非正規雇用の増大で崩壊してしまった。さらに、そもそも、中小企業・小規模企業では上記のような仕組みはもともとそんなに機能していなかった。
そうしたところへ、昨今のデフレ・金融危機が拍車をかけ、日本は惨状を呈したのです。
旧民社党系労組が、女性や若年層を中心に非正規労働者が増え続けたとき、彼ら・彼女らのために何をしてきたのか?おそらく、胸を張っていえる組合幹部はそうはいないはずです。だからこそ、組合組織率も、2割をきることになってしまった。
あたらしい時代に立ち遅れてしまったどころか、一部の企業では残念ながら会社に協力して、非正規を使い捨てるような違法に荷担してしまった。
一方、衆院選で圧勝したときの民主党はマニフェストの理念は、企業保護を通じた福祉から、ひとりひとりを社会で支える福祉への転換です。それは自民党体制からの脱却であるとともに、かつての民社党的なるものからの転換でもあるわけです。その転換が、支持された面が強いのです。
しかし、政権を取ってから、旧民社党に近い平野官房長官や、旧民社党の中井拉致問題担当大臣らを重用してしまいました。そのつけが、今、回っています。
さらに、旧民社党系が力を持ちすぎたら、非正規の待遇改善なども遠のきかねない。実際、平野官房長官のご出身労組が偽装請負を認めてしまっていたのです(松下プラズマディスプレイ事件)。
温暖化対策でも、このままでは、クルマを増やし、船や鉄道を圧迫する高速無料化を推進しつつ、原発を増やす方向になりかねないのです。
「民主党に投票てくれた人」が望むものと、「旧民社党系労組幹部」の望むものは実はかなり違うのではないか。
民主党も、労組頼みの体質は改善すべきです。それとともに、旧民社党系の意向を忖度して、「民主党らしさ」を失わないようにすべきです。
http://www.eda-jp.com/saburou/seiji/19.html
このあたりの江田三郎さんの見解は、いまでも「古くてあたらしい」と思います。
結論を申し上げれば、平野官房長官は、更迭し、彼が渋っていた総理記者会見開放を実現すべきでしょう。中井拉致問題担当大臣も更迭すべきです。拉致問題は進展しないし、日本は笑いものになる。
直嶋経済産業大臣は、悪いとは思いませんが、より強力に民主党のマニフェストの産業政策を進めるためには、金子勝さんに交替させればよいでしょう。
もし、金子さんが議員でないことが大臣任用へのネックなら、大臣任命後、竹中平蔵さんみたいに参院選に目玉候補で出ていただけばよい。
以上の内閣改造を総理には提案します。
一方、労組幹部にも、苦言を呈したい。政権入りしたことで浮かれていると、どんどん足元で労働者の支持を失っていくことになるでしょう。
連合やその周辺でも変化は見られます。労働者福祉協議会や自治労などが反貧困ネットワークの活動に協力するなどしています。しかし、長年の慣習を変えるのは難しい。ついつい、古臭い体質を露呈してしまいかねない。そのことには危機感を持って持ちすぎることはありません。
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以下の与党各党も参考に
「建設的野党」日本共産党
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しかし、総理も「先送り」を表明する一方、朝鮮学校の生徒に会い、意見を聴く意向をもっています。
また、人種差別撤廃委員会も、日本政府に対して、朝鮮学校を適用除外するなら条約違反であると、週明けにも勧告するそうで、中井大臣の旗色は悪くなっています。
はっきり申し上げて、中井拉致問題担当大臣は、拉致問題を前進させる気はないのでしょうか?
単に、朝鮮学校のこどもを人質に、強硬なポーズを取りたいだけなのでしょう。
しかし、そんなことで内閣支持率が上向くとは思えない。
単に日本が笑い物になるだけです。
そんな中、中井大臣が地元で総理をついに、「あほ」よばわりしてしまいました。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20100314STXKG045513032010.html
中井拉致問題相、「朝鮮学校生面会」を批判
中井洽拉致問題担当相は13日、鳩山由紀夫首相が高校無償化をめぐり朝鮮学校生徒との面会に意欲を示したことについて「(首相は)あほなことを言わないでほしい。右往左往しているように見える」と批判し、朝鮮学校を無償化対象から除外する一貫した方針を示すよう求めた。津市で開かれた民主党支部大会で話した。〔共同〕(07:00)
閣僚として一線を越えたのではないでしょうか?
もはや、中井大臣を閣内においておいても、平地に乱を起こすだけであり、中井拉致問題担当大臣は内閣改造で罷免されるべきでしょう。
確かに民主党は選挙の足腰として連合の旧民社党(中井大臣のご出身政党)系労組にお世話になったのは事実です。
だからといって、国民が「民社党的なモノ」を支持して民主党を支持したかといえば、違うでしょう。
むしろ、「民社党的なるもの」も、自民党と一緒に退場すべきものなのです。
そもそも、旧民社党系労組は、自民党体制の補完物だったといえます。
自民党政治では、自民党や官僚が大手企業を保護し、大手企業が旧民社党系労組員たる男性正社員世帯主を保護する。世帯主を通じて家族が福祉を受ける。こうした仕組みは確かにあった。
しかし、それは、非正規雇用の増大で崩壊してしまった。さらに、そもそも、中小企業・小規模企業では上記のような仕組みはもともとそんなに機能していなかった。
そうしたところへ、昨今のデフレ・金融危機が拍車をかけ、日本は惨状を呈したのです。
旧民社党系労組が、女性や若年層を中心に非正規労働者が増え続けたとき、彼ら・彼女らのために何をしてきたのか?おそらく、胸を張っていえる組合幹部はそうはいないはずです。だからこそ、組合組織率も、2割をきることになってしまった。
あたらしい時代に立ち遅れてしまったどころか、一部の企業では残念ながら会社に協力して、非正規を使い捨てるような違法に荷担してしまった。
一方、衆院選で圧勝したときの民主党はマニフェストの理念は、企業保護を通じた福祉から、ひとりひとりを社会で支える福祉への転換です。それは自民党体制からの脱却であるとともに、かつての民社党的なるものからの転換でもあるわけです。その転換が、支持された面が強いのです。
しかし、政権を取ってから、旧民社党に近い平野官房長官や、旧民社党の中井拉致問題担当大臣らを重用してしまいました。そのつけが、今、回っています。
さらに、旧民社党系が力を持ちすぎたら、非正規の待遇改善なども遠のきかねない。実際、平野官房長官のご出身労組が偽装請負を認めてしまっていたのです(松下プラズマディスプレイ事件)。
温暖化対策でも、このままでは、クルマを増やし、船や鉄道を圧迫する高速無料化を推進しつつ、原発を増やす方向になりかねないのです。
「民主党に投票てくれた人」が望むものと、「旧民社党系労組幹部」の望むものは実はかなり違うのではないか。
民主党も、労組頼みの体質は改善すべきです。それとともに、旧民社党系の意向を忖度して、「民主党らしさ」を失わないようにすべきです。
http://www.eda-jp.com/saburou/seiji/19.html
この場合、政党と労働組合との関係はどうあるべきか。私は十年以上もまえ、労働組合は政治的自由の原則にたつべきだと主張して、党内で反撃をうけた。労働組合は政治理念での結合体ではなく、思想信条や政党支持のいかんをこえた、経済的利益の実現と権利の擁護拡張のための結合体であり、特定の政党を支持することには、価値観の多様化とともに無理がおきる。政党も労倒組合の機関決定による支持によりかかっていては、そのことから党活動が制約され、広く国民の支持をうける障害となる。
このあたりの江田三郎さんの見解は、いまでも「古くてあたらしい」と思います。
結論を申し上げれば、平野官房長官は、更迭し、彼が渋っていた総理記者会見開放を実現すべきでしょう。中井拉致問題担当大臣も更迭すべきです。拉致問題は進展しないし、日本は笑いものになる。
直嶋経済産業大臣は、悪いとは思いませんが、より強力に民主党のマニフェストの産業政策を進めるためには、金子勝さんに交替させればよいでしょう。
もし、金子さんが議員でないことが大臣任用へのネックなら、大臣任命後、竹中平蔵さんみたいに参院選に目玉候補で出ていただけばよい。
以上の内閣改造を総理には提案します。
一方、労組幹部にも、苦言を呈したい。政権入りしたことで浮かれていると、どんどん足元で労働者の支持を失っていくことになるでしょう。
連合やその周辺でも変化は見られます。労働者福祉協議会や自治労などが反貧困ネットワークの活動に協力するなどしています。しかし、長年の慣習を変えるのは難しい。ついつい、古臭い体質を露呈してしまいかねない。そのことには危機感を持って持ちすぎることはありません。
記事へのご感想はこちら(hiroseto(AT)f2.dion.ne.jp、(AT)を@に変えてください)へどうぞ!
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みんなであたらしい広島県をつくる会
みんなであたらしい広島県をつくる会(MIXI)
広島市長・秋葉忠利
熊谷俊人と一緒に新しい千葉を!(MIXIコミュニティー)
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以下の与党各党も参考に
「建設的野党」日本共産党
解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
by hiroseto2004
| 2010-03-14 21:45
| 新しい政治をめざして
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