【多摩市長選挙】与党系が政権奪取もみ党に苦戦、自公は失神KO負け!
2010年 04月 12日
4月11日投票の東京都多摩市長選挙。
現職の渡辺幸子市長(自公系)は、引退。
民主党、社民党、生活者ネットの与党と、共産党が推す阿部ひろゆきさんが当選。政権を自公から奪取しました。
しかし、「みんなの党」単独推薦の遠藤ちひろさんに1475票差まで追い上げられました。
一方、自公系のこやた進さんは、「失神KO負け」しました。
阿部ひろゆき 20904 民主、共産、社民、ネット
遠藤ちひろ 19429 みんな
小谷田(こやた)進 12657 自民、公明
市議補選の結果は以下
http://www.city.tama.lg.jp/gyoseiiinkai/senkyo/10910/010914.html
落 日本共産党 樋口 ひとみ 8,487
落 無所属 向井 弘 5,061.254
当 民主党 大野 まさき 14,262
当 自由民主党 さえき 美生 12,318
落 無所属 中沢 みほ 5,018
前回2006年市長選の結果は以下。
渡辺幸子 26869 自民、公明
せのお浩也 23300 野党(当時)統一
過去の各政党の得票を記しておきます。(国政選挙は比例区)。
2009衆院
民主党 36328
共産党 8904
社民党 5198
国民新党 1143
新党日本 1033
自民党 17906
公明党 7013
みんなの党 4840
2009都議選
民主党 24924
ネット 13394
共産党 8657
自民党 20244
2007参院
民主党 29607
共産党 7492
社民党 3624
自民党 15693
公明党 7350
2005衆院
民主党 25341
共産党 7458
社民党 5045
自民党 28443
公明党 9103
2005都議選
ネット 17836
自民党 19733
共産党 9587
2004参院
民主党 28213
共産党 7045
みどり 1921
社民 5397
自民 14992
公明 8657
■衆院選の比例票を4倍に・・・みんなの党
そして、「みんなの党」単独推薦の遠藤さんが、市長選「初陣」ながらあわや、当選まで、追い上げました。
2009衆院選でのみんなの党比例票が4840。従って、衆院選の4倍の勢いを見せています。
■自公は「失神KO負け」
自民党・公明党連合は、前回市長選に比べ、14000票を失い惨敗。
東京では、どうやら自民党は「壊滅状態」のようです。
多摩市では公明党の基礎票が7000くらいはあるので、自民党票は、5000余りに落ち込む危険もあるように思えます。
共産党(8000前後)の後塵を拝する危険も出てきました。
一方、与党・共産連合も、2006年市長選と比べると、2400票近くを失いました。
市議補選での共産党票をほぼ固めたと思われますが、民主票(ネット+社民も含む)14000のうち、8割程度しか固められなかった。
(追記あり)
政権交代前の各党の勢力状況
自民党の基礎票 約1.4万(逆風時の2004参院選)~2万弱(都議選、公明は余り熱心にやっていない)~2.8万(最も順風だった2005衆院選)
公明党 7000-9000
民主党+社民党+ネット 1.4万前後(地方選挙・2009都議選のネット票、2010市議補選の民主党票)~1.8万(2005都議選)~3万(国政で最も逆風だった2005衆院)~4万(順風だった2009衆院選、都議選)
共産党 7000-9000
今の民主党などを中心とする与党勢力の「勢い」は、2005年衆院選の前後よりもやや落ちているのではないか?8割~9割程度の勢いしかないと思われます。2009年から比べれば、半分程度ではないのか?
それでも、自公の壊滅ぶり(2005,6年頃から比べると半減以下)よりは「マシ」に見える。
2010参院選では、民主党の比例票は1600万程度まで落ち込むことも想定しないといけない。
一方、「みんなの党」が、2009衆院選の3倍~4倍の勢いを持つとこれは恐るべきことになります。1000万票をうかがうことになるのではないか?
一方で、自民党は、エライことになりかねない。比例代表で1000万票いくのかどうか?下手をすると、みんなの党に抜かれかねない。
共産党は、2009衆院選並みの勢いを維持すれば、500万程度。公明党が700万強。社民党250万、国民新党120万、「たちあがれ」は100万いくかどうか?
投票率は、55%を下回りそうな予感がする。50%台前半、53%程度ではないか?
民主党 15議席
社民党 2議席
国民新党 1議席
共産党 4議席
公明党 7議席
自民党9議席
みんなの党10議席
このままいけば、比例第二党は自民党ではなく、みんなの党ではないのか?
1990年代、自民党は凋落傾向にあった。しかし、自民党不信がそのまま社会党支持にはならず、むしろ日本新党などに流れた。東京では、共産党にも一部流れ、松本善明さんらが復活したのを鮮明に覚えています。
当時の社会党とまったく同じことが自民党に起きている。民主党への失望感は、自民党へは行かず、みんなの党に流れ、一部は共産党、公明党に回帰する。
自民党はそもそも存在意義は「冷戦と高度成長を前提とした与党であることが自己目的化した反共の利益分配団体」でした。
しかし、高度成長は終了した。そして、ソビエトもなくなって久しい。あとは与党であることが存在意義でしたが、それもなくなった。
自民党的なものへの不満の体現の仕方としては「小さな政府」の「みんなの党」的な方向性もあるわけです。(わたしは決して賛成しませんが)。
関連記事
参院選後に3つに分裂? 自民党のゆくえと政界再編
http://www.janjannews.jp/archives/2580644.html
→参院選後どころか、参院選前にエライことになりそうですな。
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京野公子がんばれ!
以下の与党各党も参考に
「建設的野党」日本共産党
解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
現職の渡辺幸子市長(自公系)は、引退。
民主党、社民党、生活者ネットの与党と、共産党が推す阿部ひろゆきさんが当選。政権を自公から奪取しました。
しかし、「みんなの党」単独推薦の遠藤ちひろさんに1475票差まで追い上げられました。
一方、自公系のこやた進さんは、「失神KO負け」しました。
阿部ひろゆき 20904 民主、共産、社民、ネット
遠藤ちひろ 19429 みんな
小谷田(こやた)進 12657 自民、公明
市議補選の結果は以下
http://www.city.tama.lg.jp/gyoseiiinkai/senkyo/10910/010914.html
落 日本共産党 樋口 ひとみ 8,487
落 無所属 向井 弘 5,061.254
当 民主党 大野 まさき 14,262
当 自由民主党 さえき 美生 12,318
落 無所属 中沢 みほ 5,018
前回2006年市長選の結果は以下。
渡辺幸子 26869 自民、公明
せのお浩也 23300 野党(当時)統一
過去の各政党の得票を記しておきます。(国政選挙は比例区)。
2009衆院
民主党 36328
共産党 8904
社民党 5198
国民新党 1143
新党日本 1033
自民党 17906
公明党 7013
みんなの党 4840
2009都議選
民主党 24924
ネット 13394
共産党 8657
自民党 20244
2007参院
民主党 29607
共産党 7492
社民党 3624
自民党 15693
公明党 7350
2005衆院
民主党 25341
共産党 7458
社民党 5045
自民党 28443
公明党 9103
2005都議選
ネット 17836
自民党 19733
共産党 9587
2004参院
民主党 28213
共産党 7045
みどり 1921
社民 5397
自民 14992
公明 8657
■衆院選の比例票を4倍に・・・みんなの党
そして、「みんなの党」単独推薦の遠藤さんが、市長選「初陣」ながらあわや、当選まで、追い上げました。
2009衆院選でのみんなの党比例票が4840。従って、衆院選の4倍の勢いを見せています。
■自公は「失神KO負け」
自民党・公明党連合は、前回市長選に比べ、14000票を失い惨敗。
東京では、どうやら自民党は「壊滅状態」のようです。
多摩市では公明党の基礎票が7000くらいはあるので、自民党票は、5000余りに落ち込む危険もあるように思えます。
共産党(8000前後)の後塵を拝する危険も出てきました。
一方、与党・共産連合も、2006年市長選と比べると、2400票近くを失いました。
市議補選での共産党票をほぼ固めたと思われますが、民主票(ネット+社民も含む)14000のうち、8割程度しか固められなかった。
(追記あり)
政権交代前の各党の勢力状況
自民党の基礎票 約1.4万(逆風時の2004参院選)~2万弱(都議選、公明は余り熱心にやっていない)~2.8万(最も順風だった2005衆院選)
公明党 7000-9000
民主党+社民党+ネット 1.4万前後(地方選挙・2009都議選のネット票、2010市議補選の民主党票)~1.8万(2005都議選)~3万(国政で最も逆風だった2005衆院)~4万(順風だった2009衆院選、都議選)
共産党 7000-9000
今の民主党などを中心とする与党勢力の「勢い」は、2005年衆院選の前後よりもやや落ちているのではないか?8割~9割程度の勢いしかないと思われます。2009年から比べれば、半分程度ではないのか?
それでも、自公の壊滅ぶり(2005,6年頃から比べると半減以下)よりは「マシ」に見える。
2010参院選では、民主党の比例票は1600万程度まで落ち込むことも想定しないといけない。
一方、「みんなの党」が、2009衆院選の3倍~4倍の勢いを持つとこれは恐るべきことになります。1000万票をうかがうことになるのではないか?
一方で、自民党は、エライことになりかねない。比例代表で1000万票いくのかどうか?下手をすると、みんなの党に抜かれかねない。
共産党は、2009衆院選並みの勢いを維持すれば、500万程度。公明党が700万強。社民党250万、国民新党120万、「たちあがれ」は100万いくかどうか?
投票率は、55%を下回りそうな予感がする。50%台前半、53%程度ではないか?
民主党 15議席
社民党 2議席
国民新党 1議席
共産党 4議席
公明党 7議席
自民党9議席
みんなの党10議席
このままいけば、比例第二党は自民党ではなく、みんなの党ではないのか?
1990年代、自民党は凋落傾向にあった。しかし、自民党不信がそのまま社会党支持にはならず、むしろ日本新党などに流れた。東京では、共産党にも一部流れ、松本善明さんらが復活したのを鮮明に覚えています。
当時の社会党とまったく同じことが自民党に起きている。民主党への失望感は、自民党へは行かず、みんなの党に流れ、一部は共産党、公明党に回帰する。
自民党はそもそも存在意義は「冷戦と高度成長を前提とした与党であることが自己目的化した反共の利益分配団体」でした。
しかし、高度成長は終了した。そして、ソビエトもなくなって久しい。あとは与党であることが存在意義でしたが、それもなくなった。
自民党的なものへの不満の体現の仕方としては「小さな政府」の「みんなの党」的な方向性もあるわけです。(わたしは決して賛成しませんが)。
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参院選後に3つに分裂? 自民党のゆくえと政界再編
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→参院選後どころか、参院選前にエライことになりそうですな。
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解散・総選挙にのぞむ基本的立場(日本共産党)
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at 2010-04-12 13:15
タイトル : <京都府知事選>民主府政の会・門ゆうすけさん大健闘!
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by hiroseto2004
| 2010-04-12 12:57
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