民主党はいまこそ「全員野球」思い出そう : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

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これは、２００９年度の民主党広島県連大会のパンフレットです。

今の民主党のあり方は「全員野球」を忘れかけているのではないか？

もともと、自民党が衆院選で負けたのはなぜか？

一部のエライ人が、こそこそと物事を決めていた。そういうところにあったのではないか？

エライ人の談合で決めればあとは、企業、そして世帯主を通じて最終的に個々人まで利益が分配されるというのが、ざっくりとした自民党政治のイメージでしょう。

それがうまくいかなくなった今、選挙手法でも、政治の中身でも「全員野球」が必要なのです。

ところが、今、どうしても、ちぐはぐな面がある。

貧困対策などは、これは「政治災害」です。従って、災害対策並みの体制で、全力を尽くすべきです。

ところが、意外と、自治体任せのような印象も受けました。

国民の命を守るという最低限のところは「ナショナルミニマム」が必要なのです。

「子どもの貧困-失われた教育の機会均等-」
http://www.janjanblog.com/archives/3356

また、国庫補助を小泉純一郎さんが廃止（三位一体の改革）のために、市町村が就学援助を「厳格化」している実態はある。

　　実際、財政力が弱い地域ほど、就学援助率が低い実態はある。（財政力が弱い地域は経済が弱く故に就学援助へのニーズは高いはずなのに）。自治体担当者もやはり「全額国庫負担にしてほしい」「せめて昔の国庫補助制度を」という声が多いのです。

　鳫さんは、やはり「シビルミニマム」の確保は必要で、「全ての子どもに高校卒業を」保証するため「高校版就学援助が必要」と訴えました。そして、関係者間で連携し、親のネグレクトから子どもを守るべき、と訴えました。

　　「子ども手当」については、（来年度）満額支給するよりも、低所得者への現物支給のほうが、財政的にも無駄がない、などと指摘しました。

「地域主権」も教条的にならないほうがいいと思います。

一方、高速道路料金問題などはどうか？自民党政治＝エライ人でこそこそ決めて、道路を際限なく作りまくるシステムを止めるというのは画期的である。政治主導もいい。

でも、せっかく政治主導にするのですから、今までの鉄道、道路、航空、船など、縦割りで実施してきた交通政策を、総合的に見直せばいいのです。国民の意見を聞いて、見直していく。その中で、高速道路料金も、空港のあり方も急がずに決めていく、というメッセージを発していけばいいのです。

なにか「エライ人同士の内ゲバ」で迷走したようなイメージを与えたのはまずかった、と思います。

国会対応で言えば、やはり「野党の言うことにも耳を傾け」「いい案に練り上げていく」という運営にしていくべきでしょう。

これについては、おそらく、参院選で過半数割れした場合に、いやおうなしに直面します。その際、公明党と連立などという道を安易にはとるべきではない、とおもいます。

わたくし・さとうしゅういちの政治理念は
・「エライ人だけでつくる」広島県から「みんなでつくる広島県」。
・「エライ人だけで作る」日本から「みんなでつくる」日本へ。

それと「全員野球」は重なり合っていると感じていました。今後も「全員野球」を額面どおり受け取ります。

もし、執行部が全員野球を心がけていないなら、そちらのほうがいけないのですよ。