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エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004
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雨宮処凛さんの政権評で実感する「声を届ける」ことの重要性

作家の雨宮処凛さんの菅直人政権についての記事を拝読しました。

「小泉改革」の残したもの。の巻
http://www.magazine9.jp/karin/100623/

とうとう選挙の公示日が近づいてきた。

 鳩山さんがやめて菅内閣が誕生した瞬間に60%以上に急上昇した支持率は、消費税増税の話が出たあとには50%に下落した。

 消費税増税に対して、菅総理は「社会保障費が増えていくことを考えるとこの程度の財源が必要になる」と述べている。

 そんな菅内閣が誕生してすぐの14日、福岡高裁で出たある裁判の判決をご存知だろうか。

 それは、生活保護の老齢加算の廃止を巡る裁判だ。「老齢加算」とは、生活保護を受けている70歳以上に最大月1万8000円支給されていたもの。冠婚葬祭など、高齢者の特別需要に配慮して支給されていたこのお金は、社会保障費を削減する「小泉改革」のもとで廃止された。その「老齢加算」の復活を求めて全国で約100人の当事者が裁判を起こしてきたのだが、今まで、この裁判はずっと負け続けてきた。それが今回、初めて福岡高裁で原告の勝訴となったのである。

 この判決は、私にとっても嬉しいものだった。なぜなら、「老齢加算」の問題は、世代を超えて広がる貧困、という問題を私に気づかせてくれるものだったからである。

 プレカリアート運動にかかわり始めた頃、私が問題意識を持っていたのは自分と同世代や下の世代の、主に「ロスジェネ」「若者」の貧困だった。どこかで上の世代は「勝ち逃げ」して「得」をしている、という思いがあったことも否めない。何か、「悠々自適に暮らす金持ちの高齢者像」というものが私の中にあったのだ。

 しかし、反貧困ネットワークの集会などで「老齢加算」の裁判を起こしている人たちの話を聞き、衝撃を受けた。生活保護を受けている高齢の人たちは、老齢加算が廃止されたことによって1日の食事を2回に減らしたり、たまの外食が「コンビニのおにぎり」であることを語ってくれた。さらに驚いたのが、遠くに住む高齢の兄弟や親戚などが病気で入院しても交通費がないからお見舞いに行けない、親しい人が亡くなっても、香典が出せないからお葬式にも行けない、という実態だった。

 その話に、自分ちの亡くなったお婆ちゃんのことを思い出した。うちのお婆ちゃんはとにかく「冠婚葬祭」が大好きで、マニアと言ってもいいほどだった。とにかく「親戚」系の集まりが好きで、それに命を懸けていたと言っても過言ではない。

 が、「お金がない」という理由でそういう付き合いが断ち切られてしまったとしたら、それは思いきり「人間関係の貧困」に繋がっていく。

 菅総理は、所信表明演説で「地域との関係が断ち切られた独り暮らしの高齢者など、老若男女を問わず、『孤立化』する人々が急増しています」と述べている。そういう人たちをいかに包摂していくか、という内容だったと記憶しているが、その菅総理自身は、今回の判決を受けて、老齢加算を「ただちに復活させる予定はない」と発言している。


 雨宮さんの評価としては、 「理念としてはいいことを言っても、具体的に小泉政治の弊害を取り除くという点になると頼りない。」というところではないでしょうか?

所信表明演説。の巻
http://www.magazine9.jp/karin/100616/

ということで、本題。いきなり別世界の話になるが、11日、菅総理による所信表明演説が行われた。

 聞いていて、普通に「反貧困ネットワーク」とか湯浅さんの名前とか出てきたことにまず驚いた。所信表明演説で「ホームレスには二つの意味がある(状態としてのハウスレスと、そばで支援してくれる家族がいないこと)」とか「ネットカフェに寝泊まりする若者」とかいう言葉が登場するなんて、反貧困ネットワークができた頃に誰が想像しただろう。ちなみにこれらは「孤立化」への取り組みというところで出てきたのだが、「貧困」と「孤立」には深い関係がある、というのは運動側がずっと主張してきたことでもある。なぜなら人が貧困に陥る背景には「人間関係の貧困」もあるからだ。最近、「孤独死」や「無縁社会」といったキーワードがブームな感じだが、それこそ「人間関係の貧困」の最たるものだろう。そして多くの人は「貧困」は自分に関係ないと思っていても、「孤独死」という言葉には何かドキッとさせられる。しかし、貧困と孤独死の間には「人間関係の貧困」という共通項があるのだ。

 所信表明演説では、他にも「第三の道」や「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」など気になるキーワードがいくつかあった。ちなみに「強い経済、強い財政、強い社会保障」という言葉は東大名誉教授の神野直彦氏の言葉であるという。で、菅総理のブレーンと言われる神野氏は、私も委員をつとめる厚生労働省のナショナルミニマム研究会の委員でもある。

 そんな神野さんの本、「『分かち合い』の経済学」を今読み始めたところだ。まだ全然最初の方なのだが、まえがきでは「オムソーリ」というスウェーデン語が紹介されている。「社会サービス」を意味する「オムソーリ」という言葉の原義は「悲しみの分かち合い」。また、一章では、「ラーゴム」というスウェーデン語も紹介されている。これは「ほどほど」という意味だという。「超過も不足も悪徳(カキア)とする『中庸の徳』という倫理を表している」そうだ。


 ここ1,2年でわたしたちが主張してきたことは一定程度は浸透してきている。だからこそ、菅総理も湯浅さんや反貧困ネットワークの名前を出している。

 
  一方で、具体的にそれが政策課題に反映されるか?といえば、それは十分ではない。
  民主党内外の政治的な力学(党内にも意見はいろいろあるし、党外からは依然、一部大手企業(経営者だけでなく、ときとして労組も)や朝日新聞・読売新聞などの新自由主義にバイアスが掛かったマスコミの猛反撃が大きい)により、すんなりとはいかない。いまは、ちょうどそういう状況なのだと思います。


■そのあたりの政治的力学については、
「参院選、「伸びた野党」が民主党を「味付け」?」
http://www.janjanblog.com/archives/6968
の図をご覧ください。

雨宮処凛さんの政権評で実感する「声を届ける」ことの重要性_e0094315_22434375.jpg


(読売新聞は以下の「きまぐれな日々」の記事によれば、「お金持ち・大手負担小」「庶民負担大」が行き過ぎて、枠外にはみ出そうです(笑))
日本サッカー快挙の日にナベツネ流新自由主義の末路を思う
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1086.html


なお、似たような「ナベツネ批判」は以下の記事でわたしもさせていただいております。

「新自由主義」でセ・リーグをダメにした「ナベツネ」の大罪
http://hiroseto.exblog.jp/12818591/


 上記のような、読売新聞、朝日新聞などの「新自由主義残党」の「右からの菅総理攻撃」に対しては的確に反論しなければならない。

 さらに、もっともっと、政権に対して、声を届けていかないといけないのです。我々「生存ユニオン広島」は5月2日のメーデー参加者の声を民主党に届けました。

反貧困「生存ユニオン広島」結成、民主党にメーデー参加者の声届ける2010年 5月 9日

総理が交代した段階でもう一度届けようと計画しておりましたが、準備に手間取っている間に、参院選に突入してしまいました。参院選後、9月の民主党代表選挙を前にした時期に、もう一度申し入れの機会をつくらせていただこうと思います。

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by hiroseto2004 | 2010-06-25 22:22 | ジェンダー・人権(反貧困) | Trackback