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by hiroseto2004

関西地区の生コン関連ストライキ続報です 差別分断支配との戦い

関西地区の生コン関連ストライキの続報です。

わたくし・さとうしゅういち、最後の最後まで、ストライキを激励させていただきます。

日本の経済構造の民主化にためにも、今回のストライキは、歴史的な意義があります。

連帯ユニオン関西地区生コン支部
http://www.kannama.com/index-2.html


●スト支援・緊急アッピールのブログ>>http://blogs.yahoo.co.jp/strike_shien








    <差別分断支配との闘い>

 業種・企業を超えた横断的で長期のストライキの困難さは誰もが想像できる。今回ストライキの大きな争点は、生コン価格の適正化にある。もちろん、10春闘に関わる政策要求としての統一理解はある。しかし、各業種・職種の労働者の利害やストライキで受ける不利益などに違いがある。また、同じ運転労働者であっても正規雇用と非正規雇用(日々雇用など)労働者の利害も大きく異なる。

 労働組合は闘争積立金を毎月積み立てている。しかし、その組合の歴史にも規定されて、闘積だけでは賄いきれない組合員も多くいる。生活費の工面も違う意味で闘いである。また、共闘する労組には労使協調型の旧同盟系の組合もある。長期ストライキどころか、要請行動にも慣れていない組合員が、音を上げずに頑張っている。

 正規雇用の生コン労働者だけが利益を享受する本工主義・生コン第1主義に基づくストではないと認識されている。労働者と中小企業との広義の共闘であることが実感されている。ストに参加するもの全員が、何のために闘うのか、何をしなければならないのかを理解し、実践する指導体制と組織体制があると理解するしかない。もちろん、内部には様々な人間模様がある。あるが、2ヶ月間整然と闘えるのだ。

 一方で、闘うふりをして、真に闘う者を後ろから攻撃することに専念する全日本建設交運一般労働組合関西支部(建交労関西支部)とUIゼンセン同盟関西セメント関連産業労働組合という労働組合がある。どこにも御用組合はあるので、ことさら言及する必要もないのだが、建交労関西支部は自分以外の闘う労組をつぶそうとする。

 旧来であれば、この勢力(特に、建交労関西支部)が連帯労組関生支部や生コン産労への権力弾圧に加担し、そのための下準備として、セメントメーカーやゼネコンの意向を忖度した一大キャンペーンを張る。

 しかし、今回はアリバイ程度にしか行動しないし、ビラの配布も少ない。1つには、適正価格の収受がない限り倒産するという危機にあって、さすがについてくる中小企業経営者や労働者が少ないということを肌で感じていること(職場の組合員に見放される)と、もう1つは、トクヤマというセメントメーカー直系の徳山生コンクリートが特別清算で閉鎖し、3工場の職場の組合員全員(40名と聞く)解雇されたことが大きい。

 建交労関西支部のショックは2点あると思われる。1点目は、長年付き添ってきたセメントメーカーに突き放されたことである。建交労関西支部の拠点職場であり、亡くなった前委員長の職場である。ここを潰された衝撃は大きい。建交労関西支部はセメントメーカーの代理人のごとく、メーカーと闘うものを攻撃してきたが、独占資本に肩入れしても、いざとなれば切り捨てられるということを実証して見せた。

 2点目は、徳山生コンクリートは1工場が神戸生コン協組に、2工場が大阪広域生コン協組(広域協)に加盟していた。メーカー直系といえども、出荷量の激減と生コン価格の下落で債務超過に耐えられなかったという「現実」である(もちろん、メーカーがまだ「24億円の年商で28億円の負債」に耐えることができたのかもしれない)。だが、トクヤマ以外にも、より大きいセメントメーカーの直系や準直系の工場が連続して整理されてきた。また、広域協では構造改善事業として、商工中金から融資を受けて、今年の3月末に26工場を廃棄・集約した。供給能力を削減するという労資共の痛みで需要減に対応した。さらに、協同組合が陥っている現状を抜本的に変えていく、より大きな中小企業運動、産業政策の闘いが不可欠であったのだ。従来は、連帯労組関生支部や生コン産労の中小企業運動を批判していればよかった。ストではなく話し合いで解決といっておけばよかった。今や、現局面の建設独占の必死さは、2ヶ月のストライキを構えることなしに、値上げなど認めない、ということがわかったのではないか。建交労関西支部指導部は、自らの路線の敗北を、徳山生コンクリート閉鎖と組合員の大量解雇という現実で証明されたことによって、より大きなショックを受けているといえる。

 だからといって、トクヤマというセメントメーカらしい、ストという時期を狙った一方的な工場閉鎖・解雇を断じて許すことはできない。解雇撤回を闘う職場の労働者にはエールを送りたい。本来、労働運動は組合員の要求に基づく団結を基礎におく。建交労関西支部批判だけではなく、労働運動という大衆運動の自発性自立性を拡大し共有できる力が必要だ。

 さて、労組と協組が連携する中小企業運動と言っても、スローガンだけでは進まない。生コン製造や輸送であれ、セメント輸送であれ、ポンプ圧送であれ、販売店や骨材業者であれ、その業態に沿った共同事業が成り立つための協議や共同の取り組み、あるいは、指導性や先見性が求められる。同時に、あらゆる妨害を撥ね退ける意志と行動力が不可欠となる。中小企業にとっての未曾有の危機という客観情勢と、主体的な長年の営みが、長期ストを支えているのではないだろうか。

 関西の生コン関連労働運動は、企業の枠にとらわれず、本工第1主義ではなく、日雇い(差別的ニュアンスを嫌い日々雇用労働者と呼んでいる)などの非正規雇用労働者の賃上げ、権利拡大を統一要求に掲げる。また、男性中心主義から性差別のない職場環境作りに取組んでいる。さらに、生コン工場の出入り業者、生コン輸送業者やセメント輸送業者のための適正運賃も要求するし、そのための行動でセメントメーカー系の生コン工場に「事件」を作られ、逮捕者まで出している。請負や自営業者の組織化も進めている。

 中小企業経営者は常に動揺する(と、客観的に規定される)。そして、300社の経営者が組織だってストライキに反旗を翻せば、ストライキは穴をあけられ、「事件」を作られる。2ヶ月といわず、1週間だって、ストをうてないのが日本の労働運動(中小企業運動)の実態であろう。

 今現在、ストライキは続き、しかも、大勢は値上げの容認という攻勢局面にある。最後を誤らなければ、また、資本と権力がとんでもない「事件」をでっち上げないならば(そのためにも大衆的包囲網をお願いしている)、ストライキは無事解除される。総括は残しながらも、典型として歴史的に意義を有する運動と評価されるだろう。

 さて、建設産業、資材産業には、学歴社会からはじかれた人々や在日や被差別部落大衆などが多く生活していると思われる。ここでの運動は、日本の差別構造と真正面から向き合うことなしにはありえない。あるいは、差別と被差別の関係を主体的に受け止める自己は、具体的に差別と闘うことを通して形成される。沖縄の闘いとの連帯もそうだ。

 関生支部の労働運動はこのことを明確に自覚している。経営者も労働者も、在日であったり部落大衆であったりする。あるいは、差別を許さない労働運動が、建設産業の中小企業運動を、人としての信頼を通して、背景で支えているのかもしれない。
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by hiroseto2004 | 2010-08-11 12:23 | ジェンダー・人権(労働問題) | Trackback