関西地区生コンストライキの情報 ・・・緊張感を解くわけにはいかない
2010年 08月 13日
関西地区の生コンストライキの続報です。
おととい、参議院会館新館で、生コン関連業界代表と労働組合代表が、経済産業省に申し入れを行いました。
わたくし・さとうしゅういち、最後の最後まで、関西地区の生コンストライキを断固支持します。
そして、公正な経済構造を勝ち取るまで、みなさんとごいっしょに、闘い続けます。
<緊張感を解く訳にはいかない>
8月11日、長期ストライキが続く大阪の生コン関連業界と労組代表らが、業界正
常化に向けたリーダーシップを行政がとることを求めて、参議院会館新館にて、生コ
ン業の監督官庁である経済産業省住宅産業窯業建材課を呼んで、1時間30分交渉し
た。本来は国交省も呼ばれていたのだが、焦点であった竹中工務店などが価格交渉に
応じたこともあって、役割は終わっただろうといわんばかりに交渉を直前に欠席した
。
確かに、独占禁止法に抵触していたであろう竹中などのゼネコンの動きを抑制した
のかもしれない。竹中に、事態は拡大するばかりであり、監督官庁の責任問題や国民
的関心事に発展する可能性を示し得たのかもしれない。ゼネコンの労働者・中小企業
への兵糧攻めが、逆に自らの危機に転化し、いよいよ崖っぷちに追いこまれた時に、
最後の一突きを受けたのかもしれない。
あるいは、まったく関係なく力尽きた時期が重なっただけかもしれない。しかし、
いずれでもよい。政治家や行政を活用するのは、闘いの1つの方法である。やるだけ
のことをすればよいのだから。
同時に、マスメディアによる記者会見が1時間もたれた。東京の記者に、大阪のス
トライキの実態とストの背景、産業別労働運動、事業協同組合による中小企業運動が
説明された。まったく放映もされず、記事にもされないのかもしれない。しかし、や
るだけのことはする。闘いの間は、やれることは全部しよう。
さて、生コン業界での夏季休暇は、8月13日(金)から8月17日(火)までと
なっている。焦点の大阪広域生コンクリート協同組合の工場稼働も、明日13日に夏
季休暇内ではあるが、一部ほんの少量稼働する。それ以外、17日まで工場はとまる
。
さて、労働組合では、組合結成した時に最も注意しなければならないのは、休日な
どを利用した、会社側の加盟組合員への組合脱退工作であると習う。闘いは、常に最
悪の事態を想定し、対策できる用意が不可欠である。
夏季休暇中にストライキ対策のための脱落工作がなされたり、休暇中に弾圧が開始
され、一人ひとり逮捕されて実態が見えないまま各個撃破されていくかもしれない。
または、勝利的展望を抱くストライキ側に大きな挫折感を与えるために、休暇明けの
一斉弾圧が用意されているのかもしれない。公安(警備)警察・検察は、セメントメー
カー、ゼネコン、商社、一部中小企業と連携し、一網打尽を画策しているかもしれな
い。国家権力に夏季休暇はない。
ここに至ってそれはない。事態は生コン価格の値上げが容認されつつあり、ストラ
イキへの弾圧はないだう、というのが大方の見解・感触である。そうあって欲しい。
しかし、闘いの決着は下駄を履くまで分からない。夏季休暇で活動場所にいない方は
ともかく、何かあればすぐさま動ける精神状態にはしておこう。
-------------------------------------------------------------------------
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連絡先
「スト支援 緊急アッピール」事務局
「変革のアソシエ」関西事務所気付(担当 細野)
TEL 06-6328-5677 FAX 06-6328-4701
なお、ストライキを主導している連帯ユニオン関生支部は、度々、公安の弾圧対象にもなっています。
以下の記事から、抜粋します。
門真市でも「政治資金規正法」悪用し市議逮捕
さとうしゅういち2009/03/16
小沢民主党代表秘書の逮捕で、政治資金規正法が「国策捜査」の道具に使われているとして注目されています。大阪府門真市で、まさにこの法律を「拡大適用」して権力に不都合な議員を狙い撃ちした事件が起きていました。当局はこの規正法をどう乱用したのか、逮捕され有罪とされた門真市の無所属市議から直接お話を聴きました。
http://www.news.janjan.jp/government/0903/0903159406/1.php
(引用はじめ)
戸田さんだけ、言いがかりにも近い容疑で警察に狙われた原因として、市議の活動以外にも、所属する連帯ユニオン関生支部がターゲットとされたためと考えられます。
生コン労働者の組合である関生支部は、労働界でも先駆的な取り組みをしていました。生コン業界は、セメント業界(麻生首相の「株式会社麻生」など)とゼネコンという、大手企業の狭間にあって、セメント会社には高くセメントを売りつけられ、ゼネコンには買い叩かれる、という実態がありました。
労働者の境遇は、まさにタコ部屋状態でした。過当競争から、水で生コンを薄めるという手抜きも横行していました。これを改善したのが関生支部でした。すなわち、生コン業者を協同組合に組織させました。分断されずに大手企業に対する交渉力を引き上げたのです。それにより、労働者の権利も向上しました。「対大手企業」ということで、労働者と生コン事業主とが協調したのです。
これは、実はヨーロッパでは当たり前のことです。日本的な企業別組合ではなく産業別組合になっているからです。これは、大手企業や当局側にとって不都合だったことは想像に難くありません。
ある生コン会社2社が、一度は組合側の要請に応じて協同組合に入ることになりました。しかし、後に加入を撤回。組合側は2度にわたって会社を説得したのですが、これがなんと、「威力業務妨害」だとこじつけられました。大阪府警は、わざわざ会社側に被害届けを出すように迫ったたらしく、それに基づいて05年1月に武建一委員長が逮捕されてしまいました。
「会社と組合は直接的な労使関係がない。説得に行くのは妨害行為」だという司法判断が根拠になったといいます。でもそれは、「産業別組合」の存在も知らない無理解ではないでしょうか。
その「弾圧」の延長線上に、同年12月の戸田さん逮捕があったわけです。関生支部に対しては、最近でもこの2月12日、大阪府警により5人が逮捕されるという事件が起きています。(引用終わり)
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た。本来は国交省も呼ばれていたのだが、焦点であった竹中工務店などが価格交渉に
応じたこともあって、役割は終わっただろうといわんばかりに交渉を直前に欠席した
。
確かに、独占禁止法に抵触していたであろう竹中などのゼネコンの動きを抑制した
のかもしれない。竹中に、事態は拡大するばかりであり、監督官庁の責任問題や国民
的関心事に発展する可能性を示し得たのかもしれない。ゼネコンの労働者・中小企業
への兵糧攻めが、逆に自らの危機に転化し、いよいよ崖っぷちに追いこまれた時に、
最後の一突きを受けたのかもしれない。
あるいは、まったく関係なく力尽きた時期が重なっただけかもしれない。しかし、
いずれでもよい。政治家や行政を活用するのは、闘いの1つの方法である。やるだけ
のことをすればよいのだから。
同時に、マスメディアによる記者会見が1時間もたれた。東京の記者に、大阪のス
トライキの実態とストの背景、産業別労働運動、事業協同組合による中小企業運動が
説明された。まったく放映もされず、記事にもされないのかもしれない。しかし、や
るだけのことはする。闘いの間は、やれることは全部しよう。
さて、生コン業界での夏季休暇は、8月13日(金)から8月17日(火)までと
なっている。焦点の大阪広域生コンクリート協同組合の工場稼働も、明日13日に夏
季休暇内ではあるが、一部ほんの少量稼働する。それ以外、17日まで工場はとまる
。
さて、労働組合では、組合結成した時に最も注意しなければならないのは、休日な
どを利用した、会社側の加盟組合員への組合脱退工作であると習う。闘いは、常に最
悪の事態を想定し、対策できる用意が不可欠である。
夏季休暇中にストライキ対策のための脱落工作がなされたり、休暇中に弾圧が開始
され、一人ひとり逮捕されて実態が見えないまま各個撃破されていくかもしれない。
または、勝利的展望を抱くストライキ側に大きな挫折感を与えるために、休暇明けの
一斉弾圧が用意されているのかもしれない。公安(警備)警察・検察は、セメントメー
カー、ゼネコン、商社、一部中小企業と連携し、一網打尽を画策しているかもしれな
い。国家権力に夏季休暇はない。
ここに至ってそれはない。事態は生コン価格の値上げが容認されつつあり、ストラ
イキへの弾圧はないだう、というのが大方の見解・感触である。そうあって欲しい。
しかし、闘いの決着は下駄を履くまで分からない。夏季休暇で活動場所にいない方は
ともかく、何かあればすぐさま動ける精神状態にはしておこう。
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TEL 06-6328-5677 FAX 06-6328-4701
なお、ストライキを主導している連帯ユニオン関生支部は、度々、公安の弾圧対象にもなっています。
以下の記事から、抜粋します。
門真市でも「政治資金規正法」悪用し市議逮捕
さとうしゅういち2009/03/16
小沢民主党代表秘書の逮捕で、政治資金規正法が「国策捜査」の道具に使われているとして注目されています。大阪府門真市で、まさにこの法律を「拡大適用」して権力に不都合な議員を狙い撃ちした事件が起きていました。当局はこの規正法をどう乱用したのか、逮捕され有罪とされた門真市の無所属市議から直接お話を聴きました。
http://www.news.janjan.jp/government/0903/0903159406/1.php
(引用はじめ)
戸田さんだけ、言いがかりにも近い容疑で警察に狙われた原因として、市議の活動以外にも、所属する連帯ユニオン関生支部がターゲットとされたためと考えられます。
生コン労働者の組合である関生支部は、労働界でも先駆的な取り組みをしていました。生コン業界は、セメント業界(麻生首相の「株式会社麻生」など)とゼネコンという、大手企業の狭間にあって、セメント会社には高くセメントを売りつけられ、ゼネコンには買い叩かれる、という実態がありました。
労働者の境遇は、まさにタコ部屋状態でした。過当競争から、水で生コンを薄めるという手抜きも横行していました。これを改善したのが関生支部でした。すなわち、生コン業者を協同組合に組織させました。分断されずに大手企業に対する交渉力を引き上げたのです。それにより、労働者の権利も向上しました。「対大手企業」ということで、労働者と生コン事業主とが協調したのです。
これは、実はヨーロッパでは当たり前のことです。日本的な企業別組合ではなく産業別組合になっているからです。これは、大手企業や当局側にとって不都合だったことは想像に難くありません。
ある生コン会社2社が、一度は組合側の要請に応じて協同組合に入ることになりました。しかし、後に加入を撤回。組合側は2度にわたって会社を説得したのですが、これがなんと、「威力業務妨害」だとこじつけられました。大阪府警は、わざわざ会社側に被害届けを出すように迫ったたらしく、それに基づいて05年1月に武建一委員長が逮捕されてしまいました。
「会社と組合は直接的な労使関係がない。説得に行くのは妨害行為」だという司法判断が根拠になったといいます。でもそれは、「産業別組合」の存在も知らない無理解ではないでしょうか。
その「弾圧」の延長線上に、同年12月の戸田さん逮捕があったわけです。関生支部に対しては、最近でもこの2月12日、大阪府警により5人が逮捕されるという事件が起きています。(引用終わり)
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by hiroseto2004
| 2010-08-13 20:01
| ジェンダー・人権(労働問題)
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