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by hiroseto2004
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「保守主義対新自由主義」だけでは消化不良、 民主党代表選挙

民主党代表選挙、保守主義vs新自由主義だけでは消化不良だった
http://www.janjanblog.com/archives/15371
2010年 9月 16日 22:03 【論説】 <国会> <政治・政党> <経済> <選挙>
さとうしゅういち


民主党代表選挙は、ご承知の通り、菅直人総理が小沢一郎前幹事長を破り、再選されました。

ポイント数は小沢候補491に対して、菅候補が721ポイント。

党員・サポーター投票では小沢候補51ポイントに対して菅候補が249ポイント。小選挙区ごとに開票され、その小選挙区を制した候補がポイントを稼ぐため、実際の得票数以上に差はつきました。それでも、菅直人候補が13.8万、小沢候補は9万で6:4の差がつきました。

わたしは、これまで、何度となく首長選挙の現場を見てきました。そこで、得られた経験則は、「現職相手に勝とうとすれば、挑戦者は二倍以上の勢い(真新しさも含む)がないと難しい。」ことです。

しかし、今回は二倍を上回る様な勢いを小沢候補側はつくれなかったので、6:4という両者の得票比率は、まあ、こんなものだと思います。

わたしは、選挙結果が出る一週間前以上に菅候補が6:4で小沢候補にこのままでは下手をすれば勝つ、と読んでいました。

「このままでは、菅直人総理が、有頂天になって、国民生活を顧みない危険が増す」と考えたこともあり、小沢候補に自身の一票は投じましたし、党員、サポーター、議員の皆様にも小沢候補支持を呼びかけました。




ただ、今回の代表選挙は、結局のところは、保守主義(小沢候補)と新自由主義(菅候補を支持する玄葉政調会長兼国務大臣、野田財務大臣)の論戦だったといえます。

わたくし、さとうしゅういちにとり、ものたりなさが感じられたのはやはり「社民主義」の選択肢がなかったことでしょう。

・保守主義が地方のお金持ちなどを基盤とする。いわゆる地縁、血縁などを基礎にしている。
・新自由主義が大都市の大手企業(や、企業内でのそこそこ以上の地位についている人)、大都市の富裕層にウケる。基本的には、大手企業さえよければあとはよし、という前提に立っている。
・社民主義が労働組合。

これらが、だいたい、欧州では三大政党ないし二大政党をつくっています。

この他に、極左、緑、極右などの政治勢力の流れがあります。失業が増えるなどして社会が不安定化すると極左と極右が増える傾向があるのは今も昔も一緒です。

昔の日本の場合は、自民党が地方のお金持ち(土豪)も、都会の大手企業やお金持ちも両方包摂した。
ある意味、冷戦と高度成長を前提に、反共を旗印とした利益団体だったと定義付けられます。

労働組合は、社会党や民社党を支持したが、労働組合自体が企業内組合の性格が強かったのが日本の特徴でした。ある意味で自民党体制を補完していた面がある。

いま、冷戦は崩壊し、高度成長はとうの昔、バブルが崩壊して二十年。自民党の存続の前提が崩れたことによる歴史的必然として、民主党政権が一年前、誕生したといえます。

地縁、血縁などによるつながりも市場経済の深化の必然として、崩れた。高度成長が終了しバブル経済も終わった中で、大手企業は労働者使い捨てにより生き残ろうとし、非正社員が増えた。自民党政権を支えたものが音を立てて空洞化したのです。

民主党政権が掲げた「国民の生活が第一」の旗印は、まともに受け取れば、社民主義と言い換えられるでしょう。

大手企業さえよければ、雇用も増え、あとはうまくまわるという、新自由主義や企業内労組の考え方とは一線を画しているはずでした。

まずは、国民の生活を立て直してこそ、経済もうまくいく。そういう考え方だったと思います。親がお金持ちかどうかで、教育を受けられるかどうか決まってはいけない。そういう不条理を是正する。そうしたことへの期待感は結構あったと思います。

環境面でも、自然エネルギーを固定価格で全量電力会社に買い取らせるという、画期的な内容も含まれていました。

しかし、残念ながら「国民の生活が第一」は、十分には実現されたとはいいがたい。

正直に申し上げて、菅総理の今の路線は、「大手企業をまず豊かにすれば、国民全体が豊かになる」という幻想に囚われています。

法人税の減税に総理は積極的ですが、結局のところ、その減税分は消費税増税で穴埋めされるだけにならないのか?疑念を招きかねない。

本来、総理のブレーンの神野直彦政府税調専門家委員長は、これ以上に負担をしていただくならまずお金持ちから、という路線のはずです。しかし、やはり、新自由主義の色彩が強い党内論客や、大手企業労組ご出身閣僚らの影響もあって、「大手企業さえよければあとはよし」の色が濃くなってしまっています。

さらに、小沢候補以上に衆議院の定数、それも民意を比較的正確に反映する比例区の削減を、異例の記者会見まで開いて、まとめる様に指示しました。

また、エネルギー政策では、副総理時代、鳩山前総理ともども、マニフェストの自然エネルギー全量買取を守らず、金子勝教授を激怒させました。さらに、自身が総理になってからは、インドに原発を売り込むための日印原子力協定の交渉へと突き進み、被爆国が核拡散を後押ししかねない情勢になっています。

結局のところ、総理は、東京の近郊の大手企業男性正社員やインテリ家庭の主婦など大都市のリベラル中間層や、党内的には、新自由主義者を支持基盤としている。また、直嶋経済産業大臣ら大手企業労組ご出身閣僚らの支援も受けた。そのことが、彼の政治姿勢にも跳ね返っています。

小沢候補は、この点では、マニフェストの遵守を唱えている。また、短期の経済政策では積極財政や為替介入を打ち出しており、この点では評価できます。

しかし、やはり、小沢候補は、地方のお金持ちを主な支持基盤としている自民党の大幹部ご出身です。
菅候補が「新自由主義的」なら、小沢候補は、「保守主義」的です。

小沢候補の場合は、長期的にはお金持ちの負担軽減につながる所得税や住民税減税を持論としておられる。

また、マニフェスト遵守をおっしゃるが、エネルギー政策ではマニフェストの遵守を声高におっしゃった様には思えません。

さらに、一括交付金問題では「額の削減」に言及した(後に修正したが)。やはり、小沢候補は、小さな政府志向ではないのか?そのような疑念を抱いた地方の票が離反した面は否定できません。

結局のところ、税制でも、あるべき政府の大きさでも、エネルギーでも、議論は今ひとつ盛り上がらなかった。消化不良だった。

お二人より、「社民主義」的な代表選挙候補者がいれば、また違ったでしょう。

もちろん、「冷戦と高度成長を前提とした反共の利益団体だった」自民党政治をようやくですが、打倒するのに、お二人のお力は大きい。

ただ、「今後」は、若手や女性の議員を中心に本音では結構社民主義志向の議員もおられますので、そういう方を中心に「第三の選択肢」をつくり、党内議論を盛り上げていくべきでしょう。

よりよい政策をつくるのには、もっと活発な議論が必要です。そういう議論を起こすような方が第三の選択肢として代表選挙で現れなかったのは残念です。繰り返しますが「保守主義」対「新自由主義者+大手企業労組」だけでは選択肢は不毛です。

もちろん、そういう風になるには、大衆レベルでの労働運動が大事です。企業内の枠にとどまらない労働運動を進めていかねばならないのです。

それとともに、「えらい人」に独占されていた政治風土をぶち破ることも必要である。

一般市民が政治に関わると胡散くさく思われる。そういう風土がいけないのです。政治から市民を遠ざける風土を打破しないといけない。そうしないと、結局のところ「エライ人」が、市民が関わらないのをいいことに、腐敗して行くのです。

だれか「えらい人」が変えるのではない。自分が、身近な誰かがみんなで変える。そういう意識になっていかねばならないのです。

そして、実践するのはまず、自分自身からです。わたくし、さとうしゅういち、バカにされてもバカにされても続けます。誰かが、まず始めなければ物事は始まらないのです。

もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。(魯迅「故郷」)

「エライ人だけでつくる日本」から「みんなでつくる日本へ」。

その先頭集団の端くれくらいには、わたくし、さとうしゅういちも、微力ながら立ちつづける覚悟はあります。












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by hiroseto2004 | 2010-09-16 21:19 | 新しい政治をめざして | Trackback