小泉総理と民主党
2010年 09月 20日
今日の「経済コラムマガジン」は、「菅政権のゆくえ」です。
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確かに、経済政策でみれば、旧民主党(菅、鳩山、前原)のエピゴーネンが小泉政権でした。旧民主党かた政治的なリベラリズムを差し引いた物が、小泉政権、といっても差し支えはない。
さらに、そのエピゴーネンが、みんなの党などでしょう。
小沢一郎代表が2006年に就任した際、民主党は路線を社民主義寄りに変更した。ただ、小沢さん自体は、結構、世の中を見るのに敏なところはあるがゆえも対応でした。(かつては、むしろ新自由主義の旗手であり、今でも新自由主義で名高い樽床伸二さんを鳩山辞任直後の代表選挙で推すなどしておられます。)
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都会で勝てなくなった自民党が打出したのが小泉首相の構造改革路線であった。民主党の構造改革路線を無力化するため、民主党以上の改革路線を唱えた。野党の政策を取入れることによって、相手を無力化することは自民党の常套手段であった。
昔、自民党は、社会党などが唱える社会保障政策を取入れることによって、野党を無力化させてきた。これが自民党が長い間政権を維持した秘訣でもあった。小泉自民党は、民主党より極端な構造改革路線を打出すことによって、民主党の支持者の切崩しを行った。
元々「構造改革」に賛同するような有権者は、確たる考えがあるのではない。単にマスコミが構造改革を喧伝するから、「乗り遅れまい」とこれに賛同しているのである。この結果、自民党は01年の参議院選で大勝した。
しかし構造改革路線で経済が浮揚するはずがない。小泉自民党はこれを誤魔化すため、03年から04年にかけ35兆円もの大規模な為替介入を行った(同じ35兆円の借金をするなら、為替介入ではなく財政支出に使うべきであった。これを行っていたなら、これがデフレ脱却のきっかけになり、今日のような円高で苦労することもなかった。)。
為替介入による円安誘導はうまく行かなかったが、日本だけでなく中国などのアジア諸国の自国通貨安を狙った大量の資金が欧米に流れ込んだため、欧米でバブル景気が起った。07年のサププライム問題の表面化まで、日本以外の世界各国は好景気であった。少なからず日本の輸出企業は世界的好景気の恩恵を受けた。
輸出企業の業績が良くなったため、たしかに日本の景気にも薄日が射した。しかし景気が良くなったのは、輸出産業が集積する地域と不動産のミニバブルが起った大都市だけであった。その他の地域はむしろ経済が低迷した。このような経済状況を見て、小泉構造改革路線に対して自民党支持者の中で不信感が広がった。特に地方の自民党離れが加速した。
この結果、04年、07年の参議院選で自民党は大敗した。敗因は地方の一人区で自民党が民主党にことごとく負けたからである。既に「構造改革」は輝きを失った。
幹事長など民主党の選挙対策の責任者に就任した小沢氏は、選挙戦略を転換した。民主党の原点と言える構造改革路線を隠し、「生活重視」を前面に打出した。また農家対策を公約に入れたり、自民党の支持組織の切崩しを行った。特に07年の参議院選と09年の衆議院選における民主党の大勝は、この選挙戦略の転換が功を奏した。
しかし完全に構造改革路線を封印したわけではなく、民主党は公共投資の大幅な削減も実施した。また事業仕分けに見られるような構造改革路線が有権者に受けることも理解している。筆者は、今回の代表選で菅氏が勝ったことによって、民主党は中途半端な構造改革路線に舞い戻ると見ている。
今後の民主党の政策を占うポイントの一つは、やはり消費税の増税である。言い方を変えれば、日本の財政をどう考えるかである。財政が悪いと考えるなら、財政再建路線に走ることになる。財政再建路線に走れば、自然と構造改革路線を進むことになる。
もう一つのポイントはマスコミの動向である。小沢自由党が合流するまで、民主党はマスコミの論調ばかりを気にし、まるでマスコミの奴隷のような政党であった。今日でも菅首相はマスコミの動向を異常に気にしながら人事を決めているくらいである。しかし経済状態がもっと悪くなれば、マスコミの論調も景気重視に変わる可能性がある。そのような場合に、はたして菅政権が対応できるか見物である。
確かに、経済政策でみれば、旧民主党(菅、鳩山、前原)のエピゴーネンが小泉政権でした。旧民主党かた政治的なリベラリズムを差し引いた物が、小泉政権、といっても差し支えはない。
さらに、そのエピゴーネンが、みんなの党などでしょう。
小沢一郎代表が2006年に就任した際、民主党は路線を社民主義寄りに変更した。ただ、小沢さん自体は、結構、世の中を見るのに敏なところはあるがゆえも対応でした。(かつては、むしろ新自由主義の旗手であり、今でも新自由主義で名高い樽床伸二さんを鳩山辞任直後の代表選挙で推すなどしておられます。)
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by hiroseto2004
| 2010-09-20 10:37
| 新しい政治をめざして
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