非正規労働者に対するある裁判官の「命の値段」と障害者に対するある自立支援組織の長の「命の値段」 : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

非正規労働者に対するある裁判官の「命の値段」と障害者に対するある自立支援組織の長の「命の値段」
http://www.janjanblog.com/archives/15956
2010年 9月 20日 11:24 【論説】＜労働・雇用＞＜医療・福祉＞＜法律・裁判＞
東本高志

「www.ooopic.com」より
　非正規労働者の「命の値段」（交通事故で亡くなったり、障害を負ったりした場合の逸失利益）は「正社員より少なくするべきではないか――。こう提案した裁判官の論文が波紋を広げている」（朝日新聞、２０１０年９月１８日付）という記事を目にしました。

■「命の値段」、非正規労働者は低い？　裁判官論文が波紋（朝日新聞　２０１０年９月１８日）
http://www.asahi.com/national/update/0917/OSK201009170090.html

　なんと惨い。「死後」まで人を差別しようというのか

　新自由主義、自己責任の名のもとに格差社会を是認し、年金や失業保険、医療保険などの社会保障の拡充、個人の社会権の保障を拒否する私たちの国のモラル・ハザード（倫理観の喪失）はここまできてしまった。というのが、この記事を最初に読んだときの私の怒りとも悲しみともつかない感想でした。

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