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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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「青年将校」ではなく国力を冷静に立て直すのが勇気ある政治家

今日の「きまぐれな日々」の記事。

大国が日本を舐めるようになった背景には、経済政策の失敗がある。

記事のとおり、内政の立て直しをしないで、排外主義に走ったり、スケープゴート叩きで溜飲を下げていてはダメですね。

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1114.html




尖閣諸島沖事件と相前後するように、ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土を訪問する意思を示すなど、大国が日本に対して強い態度をとることが目立っているが、いうまでもなくこれは日本の国力が落ちたためだ。思い出せば、1990年初頭には北方領土の返還が視野に入った時期があったが、当時のロシアはソ連崩壊直後の混乱で国力が落ちていた。一方、日本は海部俊樹が総理大臣で、小沢一郎が自民党幹事長の時代。あの頃、日本は北方領土問題を金で解決しようとしているかに見えた。当時、私の友人は「日本は北方領土を買うんだよ」と皮肉を込めて言っていた。

現在の菅政権の対応は頼りない限りだが、責任を菅政権にのみ帰しても得られるものは何もない。政治に必要なのは、なぜ日本の国力がここまで落ちたのかを分析し、国を立て直すことだ。まさに「失われた20年」(というより中曽根政権時代から数えて「失われた30年」)であって、その間違った方向へと向かった誤りを、早く総括して立ち直ることが必要だ。内政あっての外交であり、先の戦争だって内政の失敗が無謀な戦争へと国を突っ込ませた。

再分配が適切に行われない社会は、ますます産業の競争力を失う一方だから、領土問題でも足元を見られてどんどん中国、ロシア、アメリカ(沖縄の米軍基地問題などその最たるもの)などの大国にやりたい放題をやられてしまうのであって、そんな背景を無視して排外主義に走る一方、河村たかしの「減税日本」なんかをマンセーしているようでは世も末だ、と強く思う今日この頃である。


企業の再分配機能=俗に言う企業内福祉も「新時代の日本的経営」以降、すっかり壊れ、機能しなくなった。お父さんのそれなりの安定した給料で家族を養えるなんてモデルは陳腐化した。

高度成長が終わったのですから、それは致し方のない面もある。しかし、そうであるならば、国家が再分配機能を強化せねばなりません。

今はデフレ。起業しろと言われても、高度成長期に比べてもリスクを取ってチャレンジするのも難しい。

そうなると、ますます、例えば思い切ってベーシックインカムを導入する、教育は親の収入に左右されないで受けられるようにするなど、現物サービスを充実させる、などせねばならないでしょう。

再分配の強化をしない今、独身率も上昇。確かに配偶者のある女性の七割近くが出産後に退職しています。しかし、いまや、「独身党」が女性で32%、男性で47%。独身党が第一党になりつつあります。特に、東京なんてそうですね。好きで独身といなら良いがそうでない人が多いわけです。

企業の再分配機能がなくなった今は、国家の出番です。

ところが、河村市長のやっていることは、その逆です。

まだ、国保料や介護保険料の一割軽減なら分かる。介護保険料などは、生活保護ギリギリの人と年収何億もの大金持ちで三倍しか違いません。逆進性が強い保険料を減らすならわかります。

しかし、市民税の一割減税は、例えば非課税ギリギリ位の人にはあまり恩恵がない。財政が苦しくなったらしわ寄せは庶民に行きますよ。

確かに、官僚、特に財務官僚に丸め込まれてしまい、「財政再建のための増税」をぶち上げてしまった菅直人総理の対応はまずかった。

また、確かに既存の政党なり、労働組合なりも、十分人々のニーズにこたえられていないのも事実でしょう。そして、今までの地方議会は、オール与党とか痴呆痔恥とか揶揄される状況はあった。

年配男性のエライ人、既存組織ばかりが幅を利かせ、自分達はのけ者にされている。そのように感じている人も多いのではないでしょうか?

そこで、河村たかし名古屋市長や、橋下徹大阪府知事は、腐り切った物を、ぶっ飛ばしてくれる正義の味方のように見えてしまうのも仕方がない。

でも、戦前の青年将校がもたらしたものは何だったか?青年将校も、当時は新鮮に見えたはずです。だから、いける、と思ってクーデターを敢行したのでしょう。しかし、彼等がもたらしたものは、日本の破滅でした。

戦前の軍国主義者と同じ事を河村市長や橋下知事がやるとは思いませんよ。当時と今は時代が違う。むしろ、市民に参加意識をもたせるような、今風のやり方で語りかける。既存のシステムで声を届けられなかったような人、届けてこなかったような人にはウケた。署名活動をしている人も素人が多かった、というのはそういう事でしょう。

しかし、結果は青年将校同様に、生産的だとは思いません。

今は、冷静に国力の回復、内政の立て直しに取り組める政治家こそ、勇気ある政治家だと思います。

当選するのは簡単ですよ。わたくし、さとうしゅういちが、統一地方選挙において当選しようと思えば、「みんなの党」にでも移籍し、公務員を叩きまくればいいんです。

でも、それでは、生産的ではないのです。


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by hiroseto2004 | 2010-10-01 17:50 | 経済・財政・金融 | Trackback