メザシの土光さんよりバーの麻生さん!(消費者としても、政策立案者としても)
2010年 10月 20日
麻生さんが総理のとき、バーに行っていたことがマスコミに叩かれました。
わたしには、何が悪いのかサッパリわかりませんでした。
一方で、土光敏夫さんが、メザシを食っていることを三十年前のマスコミは持ち上げました。
わたしは、土光敏夫さんよりは、麻生太郎さんのほうを支持します。
なぜか?
単純なことです。お金持ちがお金を国内で使わないで、溜め込んでしまったら、国内経済が冷え込んでしまうからです。お金持ちには、消費するなり、あとは、税金をしっかり納めていただくなり、NPOに寄付するなりしていただき、お金の流れが動脈硬化を起こさないようにすれば良いのです。
政府税調の専門家委員会がお金持ちへの課税強化を固めつつありますが、よいことです。制度としてはお金持ちから税金をいただく。
お金自身は、それなりに消費をして、お金を世間に還流させる。それでいいのです。
(追記・土光さん自身は、母親が創設した学校法人に財産を寄付していたそうです。ただ、土光さんが、メザシを食っている場面が報じられた影響は少なくなかった、と思います)。
実をいえば土光さんが影響を与えた中曽根政権のもとで、お金持ち減税がはじまった。
ちなみに、土光さんは、経営再建で知られましたが、それは、ダンピングなどをしたからだという批判もあるのです。
ただ、当時は高度成長期で、土光さんの会社一社がせこいことをしても、日本経済全体のパイはどんどん大きくなっていたので、そんなに大迷惑をかけていた訳ではなかったのです。
しかし、では、日本国が、せこく緊縮財政をしたらどうなったか?
日本は、中曽根政権以降、アメリカへの輸出に頼る体質に徐々に転換。アメリカへの従属を強める中での利益追及に財界は走った。労働者を使い捨てにして、アメリカなどで儲ける。それが、小泉さんで頂点に達したのです。しかし、リーマンショックでそれが破綻したのです。
消費者個人としても、政策立案者としても、土光さんは、「お金持ちにお金がたまる一方にした」という意味で、罪深いのです。
麻生さんは確かに為政者として傑出した能力はなかった。ただ、土光さんを源流とする、三十年近いネオコン政治の尻拭いをさせられ、気の毒な面はあります。
ついでにいえば、時々、生活保護家庭の人が喫茶店に行っているのを、悪くいう人がいます。
わたしは、そうはおもいません。
今時、外資系の安い店に行って済ませる人が多い中、地元の中小企業である喫茶店に金を落とす人は素晴らしいではないか?
そのように思います。
経済と言う観点からいえば、「僻み」はNGです。お金がいかに、(国を体に、細胞を国民に例えれば)隅々の細胞にゆき渡らせるか?という観点が大事なのです。
もちろん、自分自身に余裕がないと僻みの気持ちを持ってしまうのはわからないではない。しかし、実際に経済政策を実施するに当たっては、それは排除しないといけない。
それとともに、人々のイライラを解消するようにしないといけない。今の日本は、人々の生活が苦しい→青年将校のように、スケープゴートをつくる政治家登場→ますます経済悪化→人々のイライラ拡大の悪循環になっているように思います。
その悪循環を断ち切らねばならないのです。
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一方で、土光敏夫さんが、メザシを食っていることを三十年前のマスコミは持ち上げました。
わたしは、土光敏夫さんよりは、麻生太郎さんのほうを支持します。
なぜか?
単純なことです。お金持ちがお金を国内で使わないで、溜め込んでしまったら、国内経済が冷え込んでしまうからです。お金持ちには、消費するなり、あとは、税金をしっかり納めていただくなり、NPOに寄付するなりしていただき、お金の流れが動脈硬化を起こさないようにすれば良いのです。
政府税調の専門家委員会がお金持ちへの課税強化を固めつつありますが、よいことです。制度としてはお金持ちから税金をいただく。
お金自身は、それなりに消費をして、お金を世間に還流させる。それでいいのです。
(追記・土光さん自身は、母親が創設した学校法人に財産を寄付していたそうです。ただ、土光さんが、メザシを食っている場面が報じられた影響は少なくなかった、と思います)。
実をいえば土光さんが影響を与えた中曽根政権のもとで、お金持ち減税がはじまった。
ちなみに、土光さんは、経営再建で知られましたが、それは、ダンピングなどをしたからだという批判もあるのです。
ただ、当時は高度成長期で、土光さんの会社一社がせこいことをしても、日本経済全体のパイはどんどん大きくなっていたので、そんなに大迷惑をかけていた訳ではなかったのです。
しかし、では、日本国が、せこく緊縮財政をしたらどうなったか?
日本は、中曽根政権以降、アメリカへの輸出に頼る体質に徐々に転換。アメリカへの従属を強める中での利益追及に財界は走った。労働者を使い捨てにして、アメリカなどで儲ける。それが、小泉さんで頂点に達したのです。しかし、リーマンショックでそれが破綻したのです。
消費者個人としても、政策立案者としても、土光さんは、「お金持ちにお金がたまる一方にした」という意味で、罪深いのです。
麻生さんは確かに為政者として傑出した能力はなかった。ただ、土光さんを源流とする、三十年近いネオコン政治の尻拭いをさせられ、気の毒な面はあります。
ついでにいえば、時々、生活保護家庭の人が喫茶店に行っているのを、悪くいう人がいます。
わたしは、そうはおもいません。
今時、外資系の安い店に行って済ませる人が多い中、地元の中小企業である喫茶店に金を落とす人は素晴らしいではないか?
そのように思います。
経済と言う観点からいえば、「僻み」はNGです。お金がいかに、(国を体に、細胞を国民に例えれば)隅々の細胞にゆき渡らせるか?という観点が大事なのです。
もちろん、自分自身に余裕がないと僻みの気持ちを持ってしまうのはわからないではない。しかし、実際に経済政策を実施するに当たっては、それは排除しないといけない。
それとともに、人々のイライラを解消するようにしないといけない。今の日本は、人々の生活が苦しい→青年将校のように、スケープゴートをつくる政治家登場→ますます経済悪化→人々のイライラ拡大の悪循環になっているように思います。
その悪循環を断ち切らねばならないのです。
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by hiroseto2004
| 2010-10-20 12:58
| 経済・財政・金融
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