【インドネシア国軍によるパプア人拷問事件に関する呼びかけ】
2010年 10月 24日
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【インドネシア国軍によるパプア人拷問事件に関する呼びかけ】
[転送・転載歓迎/重複失礼]
東京の杉原浩司です。今回のインドネシア国軍によるパプア人への残虐な
拷問事件について、私はまずツイッター上での佐伯奈津子さんの以下の発
言を見て知りました。
<ツイッター上での佐伯奈津子さんによる情報>
↓
香港アジア人権委員会のサイトに、パプア州プンチャック・ジャヤ県での、
インドネシア国軍兵士によるパプア人拷問の映像がアップされた。大規模
開発による環境破壊で、生活の基盤を破壊されたパプア人は、このような
暴力にもさらされている。
◆ユーチューブ映像 http://bit.ly/cBdYwy
インドネシア国軍によるパプア人拷問に関する、毎日新聞ジャカルタ支局
・佐藤賢二郎記者の記事。 http://bit.ly/aWnBCc (10月21日、毎日)
<佐伯奈津子さんによるインドネシア国軍拷問ビデオの一部翻訳>
↓
兵士「嘘をついたな、焼いてやる、焼いてやる、火をとってこい、彼を焼
け、彼を焼け、お前が(武器を)とったんだろう」被害者「ここには武器
はありません。どこにもありません」兵士「武器をみたことがあるか」被
害者「ありません」
兵士「インドネシア語わかるか。お前は嘘をついた」被害者「学校に行っ
ていないのでわかりません」兵士「こうやって拷問されて気持ちいいだろ
う。インドネシア語を理解できなくてはダメだ」
兵士「武器はどこに置いた?おい!武器はどこだ、どこに置いた?ホナイ
(パプア高地の住居)か、教会か、森か、豚小屋か?」(注:豚を大事に
するパプア先住民族社会への差別は強い)
被害者「(武器が)どこか知らない」兵士「嘘つき、彼を焼け、彼を焼け、
はは、彼を焼け」被害者「痛い、痛い、痛い(ラニ語)」兵士「焼け、彼
を焼け、性器を焼いてやれ」
◆私(杉原)が考えた「できること」!
↓
�インドネシア大使館に抗議 (TEL)03-3441-4201 (FAX)03-3447-1697
�前原外相に、抗議するよう要請(TEL)03-3508-7171 (FAX)03-3592-6696
�外務省に、インドネシアへの抗議を要請
(代表TEL)03-3580-3311
(E-mail)http://www.mofa.go.jp/mofaj.comment/index.html
�衆議院の外務委員への働きかけ
http://www.shugiin.go.jp/itdb_iinkai.nsf/html/iinkai/iin_j0040.htm
(阪口、首藤、西村、本多、山花(外務政務官)、笠井、服部の各議員あ
たりがベターかと思います/「独断と偏見」ですが)
�参議院の外交防衛委員への働きかけ
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/konkokkai/current/list/l0066.htm
(谷岡、江田、大野、山内の各議員あたりがベターでは)
この事件で一冊の本を久しぶりに開きました。
↓
◆『ひとつのNO!たくさんのYES!~反グローバリゼーション最前線』
(ポール・キングスノース著、近藤真理子訳、河出書房新社、05年)
この本は、チアパス、ジェノバ、ニューヨーク、世界社会フォーラム、ブ
ラジルなどの現場の活き活きとしたルポです。第4章が西パプア「ブタと
弓矢の革命」。今回の拷問事件の背景がわかる好著ですので、ぜひご一読
をお薦めします。以下はその中からの引用です。
(パプアの)「鉱山の周辺の兵士は『まるでトロフィー・ハンターのように
先住民を撃ち、その撃ち殺した死体の胸や頭を足で踏みつけて、その写
真を撮っていた』という。軍事と産業の複合体とはまさにこのことだ」
(国軍は)「山の中の村に英国製のホークジェットで機銃掃射し、高原を
ナパーム弾で爆撃し、私が来るちょうど1年前には、分離主義者の疑いを
かけられている者を、村の人々への見せしめとしてヘリコプターからふり
落としたり、軍艦からサメの泳いでいる太平洋に放り投げたりしていた」
「なぜ『先進』とされる強い者たちの方針に従わないといけないのか?
なぜ豊かな国が、特価で資源をひったくり、パプア人を安い労働力として
使い、貿易の条件を決め、西側の選んだものの中に導こうとすることが許
されるのか? なぜ『進歩』というものを、自分たちで定義できないのか?」
「OPM(パプア自由運動)は石器時代のような武器しか持っていないし、
インドネシアからひどい抑圧を受けている。そしてこれは世界で最も忘れ
られた闘いでもある。しかしそうだとしても、この闘いは私に希望を与え
てくれる。」
◆私は、衆議院外務委員と参議院外交防衛委員の何人かに、この事件に
関して以下のようなファックスを送りました。10月21日の毎日新聞記事の
拡大コピーに加えて、「委員会などの場で取りあげること、在日インドネシ
ア大使館への要請、自分のブログでふれること」等を要望しました。皆さ
んもぜひできることを! よろしくお願いします。
「この記事、ご覧になりましたか?――――――――――
日本政府は悪名高きスハルト独裁政権の時代から、一貫してインドネシア
政府を手厚く支援してきました。この残虐な拷問事件の舞台であるパプア
は、1969年にインドネシアによって強引に併合(=侵略!)されて以降、
天然資源を独占的に開発する多国籍企業とそれを擁護するインドネシア国
軍による強権的な支配を押し付けられてきました。この事件は氷山の一角
です。今なおODA(政府開発援助)等でインドネシア支援を続ける日本
は、こうした暴力の根絶をインドネシア政府に厳しく要求する責任があり
ます。ぜひ委員会などの場で取りあげたり、在日インドネシア大使館への
直接要請、ブログでふれるなど、可能な働きかけをお願いします。」
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