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エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004
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中曽根政治の総括がない限り、無限ループは続く

今、日本は先進国でも異例のデフレ状態が長引いています。さらに、円高が日本を直撃しています。一方で、経常黒字は依然黒字で、そうした中では円高が収まるめどはなかなかつかない。日本は、思い切った需要拡大を求められている状況です。しかし、政府が十分それに対応できていないわけです。

そうした状況が続く中、小泉純一郎さんに代表される様な「誰かを叩いて溜飲を下げてもらう」政治家がウケるようになった。橋下徹知事、河村たかし市長もそういう傾向を帯びている。みんなの党もそういう感じです。我が民主党の事業仕分けも、正直に言えば、そういう部分がないと言ったら嘘になるでしょう。

しかし、おそらく、誰かを叩いて溜飲を下げても、一時的にスカっとしても、「そのことによっては」国民、府民、市民の暮らしがよくなることはない、と予告させていただきたい。


さて、今回、わたしは、改めて、中曽根康弘さんが行った政治について総括したいと思います。
なぜか?

日本の経常黒字が大幅になったのは、実は1980年代以降、中曽根内閣のころからでした。それまでは、赤字の年もあったくらいです。そして、外貨持ち出しを制限していた時代が長かったのです(わたくし、さとうしゅういちのような若造は全く知りませんが)。

もちろん、中曽根政権の時代は、アメリカのレーガン政権が赤字を垂れ流していた時期で、それと重なったことが大きいと言えば大きい。

ただ、おおまかな構造として、日本の大手企業はアメリカに依存する。経常黒字は拡大する。国内にはそのお金は使われず、海外、とくに当のアメリカに流れる、という構造ができてきたのは、中曽根政権以降でしょう。

その後、1990年代にはいわゆる日米構造協議、年次改革要望書により、日本のアメリカへの従属が続いた。

一方、中曽根さんは「不沈空母発言」にみられるように、露骨なアメリカへのすり寄りで知られた。これが、後のアメリカに従属して世界中で戦争しまくるための憲法9条改定議論へとつながっていた。

実を言えば、それまでの日本は意外と、アメリカに対して、ほどほどに距離を取っていた面があった。自分からもみ手で、すり寄るというのは中曽根さんがその源流ではなかったか?

労働問題で言えば、三公社民営化は、労働組合の弱体化が狙いだった。それにより、1990年代後半以降、非正規雇用増大を財界がしやすくすることの露払いを務めた。

税制では、お金持ちへの最高税率を引き下げました。資産所得への分離課税なども勘案すれば、先進国でもお金持ちに甘い税制は中曽根さんの時代に源流をさかのぼることができるのです。

地方自治関連で言えば、国鉄のローカル線を潰したことは、地方切り捨てのスタートだったと言えましょう。

同時に中曽根さんの時代には、ご出身官庁の自治省=旧内務省が、地方自治体に借金をさせて、東京の企業ばかりが儲かるような箱物をバンバン作らせはじめた。1990年代にはアメリカの要求を背景にそれが激化した。その後、2000年代には、「羹にこりてなますをふく」ように、公共事業が全て悪がごとき雰囲気が醸し出され、地方交付税はカットされた。





こうしたことの結果として、今の地方の苦境の背景にある。

総じて、高度成長が終焉した日本において、選択を意図的に誤ったのが中曽根政権であり、また、1981年に中曽根さんが行政管理庁長官だったときに臨調会長となった土光敏夫さんでした。

それは、30年近く経った今でも尾を引いています。

これらの総括ができないままでは、おそらく、今後も例えば、中曽根さんの後継者は出てくる。

みんなの党の渡辺党首だって、中曽根派の系譜に当たります。

河村たかし市長の「庶民革命」もしかり。今の状態で、小さな政府にしたら、どうなるのか?中曽根政権の反省がどこにもない。

我らが、民主党政権も情けない。奨学金を貸し出す条件に、社会奉仕活動を義務付ける、などと言い出しました。経済的に苦しい、バイト漬けだからお金を借りるのに、さらに社会奉仕活動をしたら、勉強時間なんていつできるんですか?お金持ちに社会貢献を求めずに、低所得者の子どもたちに社会貢献を義務付ける、という珍妙なことになっています。これなどは、ある意味、「中曽根的」政治を濃縮してしまったことをやっているのです。

ともかく、きちんとした中曽根政権への総括がないと、閉塞感→誰かを叩いて溜飲を下げてもらう政治家登場→ますます閉塞感→誰かを叩いて溜飲を下げてもらう、という無限ループが続くでしょう。

過去の中曽根批判記事

自民総裁選で露出強める中曽根さんへの疑問
http://www.news.janjan.jp/government/0809/0809106832/1.php
「民主勝利なら大混乱」と中曽根康弘さんに言われたくない
http://www.news.janjan.jp/government/0907/0907036246/1.php
きまぐれな日々(本日付)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1123.html


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by hiroseto2004 | 2010-10-29 12:58 | 新自由主義批判 | Trackback