メドベージェフ国後訪問は、日露の経済力差が縮小したことも背景
2010年 11月 01日
ロシアのメドベージェフ大統領が今日、国後を訪問しました。
APEC首脳会議で訪日する直前の出来事でした。
スターリンもブレジネフも、ゴルバチョフもエリツィンもプーチンも訪問したことがない北方四島。
ロシアからみれば一番東の端にある島を大統領が直々に訪れ、スポーツ施設や学校の建設など、田中角栄ばりに約束してかえりました。
1990年代には、思えば日本はビザなし交流や北方領土の住民への援助を進めてきました。
そして、領土問題もなんとなく、すこし解決するかな、と淡い期待をわたしも持ったものです。
しかし、ロシア経済はエリツィン時代にむちゃくちゃだったのが、プーチン時代に回復。BRICsと称揚されるまでになりました。
一方、日本は1993年に一人当たりGDPが二位だったのが、ずるずると後退しました。
GDPそのものも、2000年には日本とロシアは18:1だったのが、2008年には、3:1に追い上げられています。
http://www.iti.or.jp/stat/4-001.pdf
彼我の国力差が急速に縮小したのがこの10年ほど。日本に頼らずとも独自に経済発展できる、少なくとも、経済でも対等に日本と相対できる。そういう自信をメドベージェフは持ったと思います。
残念だが、この20年間の経済政策の誤りは、外交にも響いています。
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しかし、ロシア経済はエリツィン時代にむちゃくちゃだったのが、プーチン時代に回復。BRICsと称揚されるまでになりました。
一方、日本は1993年に一人当たりGDPが二位だったのが、ずるずると後退しました。
GDPそのものも、2000年には日本とロシアは18:1だったのが、2008年には、3:1に追い上げられています。
http://www.iti.or.jp/stat/4-001.pdf
彼我の国力差が急速に縮小したのがこの10年ほど。日本に頼らずとも独自に経済発展できる、少なくとも、経済でも対等に日本と相対できる。そういう自信をメドベージェフは持ったと思います。
残念だが、この20年間の経済政策の誤りは、外交にも響いています。
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by hiroseto2004
| 2010-11-01 19:24
| 国際情勢
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