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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

河村市長の辞職、支援者からさえも賛否両論、ブレーンも離反

橋下批判の岡田幹事長と大阪府の平松市長が握手



河村市長の辞職については、支援団体「ネットワーク河村市長」の幹部からも複雑な声が出ています。

下記の毎日新聞の記事をご覧ください。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101127k0000m010143000c.html



河村名古屋市長:リコール支援者からも賛否


辞職表明の会見で、記者の厳しい質問にぶぜんとする河村たかし市長=名古屋市役所で2010年11月26日午後5時27分、兵藤公治撮影
 名古屋市の河村たかし市長(62)の辞職表明に対し、市議会解散請求(リコール)の署名活動に取り組んだ「ネットワーク河村市長」などの支援者からも賛否両論の意見が相次いだ。

 同団体では、議会解散の賛否を問う住民投票に必要な法定署名数を下回ったことに対し、異議の申し立てによって再審査に持ち込もうとの意見も出ていただけに、市長の辞職表明ではしごを外された形。ある幹部は「ぎりぎりまで頑張ろうとしていただけに残念」と言葉少なく語った。

 一方、団体の平野一夫広報担当は「辞職表明は潔い。解散に必要な有効数を確保するため、異議申し立てを最後までやり切る」と表明。

 北区の受任者、足立保志さん(63)は「市選管の審査はおかしいので、出直し市長選で対抗しようとする姿勢は評価できる」、同区の受任者(68)は「(法定数を)達成できなかったら辞めろと議員に言われたのだろう」と擁護した。


河村市長は、最近では、腹心だった大学教授の離反にもあっています。

昔、共産党系から民主党系(細川連立政権支持)に鞍替えし、河村市長のブレーンだった後房雄教授も以下のように切り捨てています。

http://blog.canpan.info/jacevo-board/archive/203

中日新聞朝刊の1面トップの見出しです。

河村市長辞職、再出馬へ
愛知知事と同日選に

例によって中日だけへのリークで、思惑通りの1面トップでしたが、その1面解説の見出しが「任期途中 大義なし」でしたから、河村氏もがっくりでしょう。

中日の記事によれば、議会リコールで「必要署名数に足りなかったけじめをつけるため」、来月下旬に辞職し、再出馬する方針を決めた、とのことです。

署名数が足りなかったことや、組織的不正行為が発覚したことなどの「けじめ」なら、ただ辞職すべきで再出馬するべきではありません。

署名運動側がまだ、無効署名に異議申し立てをして成立させようとやっきになっている最中に、親分が白旗を揚げてどうするのでしょう。

最大の思惑がはずれて、どん底まで気分が落ち込んだ中でヤケクソで口走ったというのが真相でしょう。中日でなくても、あまりの大義のなさ、タイミングの悪さに呆然です。

署名が理由なら、前から言っていたように来年4月の市議会議員選挙にぶつける方がまだ理屈があります。立候補予定者たちもそれを願っていることでしょう。

そういうなかで、知事選とぶつけるだけのための辞職ですから、これを支持する人はまずいないでしょう。焼酎を飲みながらの思いつきの作戦もそろそろ限界のようです。

たぶん、「県と市の連携による地域発展」というのを後出しで考えているのでしょうが、橋下大阪府知事(大阪都構想)のマネで県に市を吸収するというのでは名古屋独立論と矛盾してしまうので、さて、何を出してくるのかお楽しみです。


そもそも、「権力者」がやる「庶民革命」というのは矛盾しているとも思います。
by hiroseto2004 | 2010-11-27 16:40 | 地方自治 | Trackback