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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

被選挙権行使に伴う「さらば民主と言おう」について・・わたしの信条と心情

先ごろ、官房長官を退陣された仙谷由人さん。

実は、わたくし、さとうしゅういちは、7年近く前、国会で「対決」させていただいたことがあります。

国会と言っても、衆議院憲法調査会・広島公聴会の場です。当時、仙谷さんは、憲法調査会の民主党の委員でいらっしゃいました。

2004年3月15日、広島の全日空ホテルで公聴会が開催されました。公述人6人のうちの1人がわたくし、さとうしゅういちでした。

午後の公聴会を前に、公述人全員と委員(議員)の会食もあり、仙谷さんとも同席させていただきました。

わたくしの意見陳述の概要は以下です。

http://www.shugiin.go.jp/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/kouchoukai09iken.htm
「基本的人権の保障のあり方」  人権なくして成長なし…憲法第25条を活かそう

佐藤 周一

 失業率は5%前後,417万人の若者がフリーター。その7割がやむを得ずそうしています。広島県では大学を出ても就職できない学生が半分以上。自殺者は年間3万人以上。「健康で文化的な最低限度の生活」を送れない人が多く出ています。
 かつて、生活保護を巡る裁判で「憲法は努力目標」という判断を裁判所が出した事もありました。当時の経済状態なら、そうした弁明の余地もあり得たかも知れません。
 しかし、不況とは言え、今や日本は世界最大の債権国でもあります。経常収支の黒字は過去最大規模。大手企業の多くも過去最高の利益を上げています。
 表面的には、株価や景気指標などが持ちなおしている様にも見えます。しかし、それは、中国の異常な金融緩和によるバブル景気と日本政府による巨額のドル買い為替介入で外需が支えられているからであり、庶民の暮らし向きは苦しいままです。政府が掲げる「構造改革」は破綻し、憲法第25条に反する状況を生み出しています。
 こうした矛盾は、今の日本が憲法を活かし切っていない事が原因ではないでしょうか。政府は財政難を理由に地方交付税交付金をカットしたり、医療費の自己負担を引き上げたり、高齢者を中心に庶民への増税を決めたりしています。
 一方で、20兆円もの為替市場へのドル買い介入を行い、6000億ドル以上の外貨準備を積上げ、大半がアメリカ国債で運用されています。アメリカの財政赤字を支えるためなら御金を惜しまない日本政府は、日本国民のためには御金を惜しむ。
 もし、こうした歪みを正し、例えば、失業保険の給付期間を現行法の枠内でも緊急に延長する、医療費の負担増はやめる、増税は当面見送る、などすれば、個人消費は回復するでしょう。引いては外需に頼らずに、景気全体も回復します。「改革なくして成長なし」ではなく、「人権なくして成長なし」ではないでしょうか。憲法第25条に基づく経済政策を強く求めます。


当時の民主党は菅直人代表。亀井静香さん(当時はまだ自民党所属)をはじめとする少なくない自民党議員よりも、民主党は経済政策においてネオコン(小泉)寄りでした。

岡田代表、前原代表を経て、2006年就任した小沢代表が「国民の生活が第一」を掲げ始めました。

わたくしが、憲法調査会で申し上げたことが、2年あまり経って、野党第一党のマニフェストに採り入れられました。

そうしたこともあって、わたしは、2007年5月、民主党に入党させていただきました。そして、2009年8月30日の総選挙で、政権交代となったのです。

しかし、その後、「国民の生活が第一」はなし崩しになっていきました。鳩山政権時代でも、既に、自然エネルギーの振興策などが反故になっていました。そして、2010年6月に菅直人総理に交代してからは、経済政策が、再び、小泉路線に逆戻りしつつあるように見えます。すなわち、輸出大手頼み、アメリカ・中国頼みです。

内需拡大、庶民の懐をまず暖める政策ではなく、個人に増税し、大手企業に減税する2011年度税制改正は
人々の憤激を呼んだのは記憶に新しいところです。

憲法調査会で小泉さん、そして仙谷さんら民主党内「ネオコン」を厳しく批判させていただいたあと、状況は改善するかに見えた。

 しかし、あの2004年3月15日と同じことをまた、ここで繰り返さねばならないという悲しい事態に立ち至っております。

 少なくとも、広島県議会議員選挙において、被選挙権を行使させていただく場合には、民主党を離党して臨むことを確定させたのは、そういう思いもあるからです。

 もちろん、繰り返しますとおり、千葉県知事・森田健作被疑者をわたし自身が告発させていただいていることが一番大きな理由です。森田被疑者と同じ破廉恥な真似はできません。「さらば民主と言おう」でわたし自身がけじめをつけることで森田被疑者にも反省を促したい。

 わたしは、「国民の生活が第一」を民主党小沢代表に先んずること2年以上前に憲法調査会で申し上げてきた。その想いは全く変わっていません。民主党がわたしの路線に近づき、その後また離れていった。

形式上は離党届をだすことになるでしょうが、実質的には、わたしが党を離れるというよりは、党がわたしを離れていってしまった、というべきだと自分を納得させざるを得ません。

わたしは、同じことをまた主張させていただきます。結果としてそれが、仙谷前官房長官、菅直人現総理への批判に聞こえることはあるでしょうが、やむを得ません。

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by hiroseto2004 | 2011-01-16 22:41 | 広島県議会議員選挙 | Trackback