サンフランシスコ平和条約の盲点・・原貴美恵教授のお話をうかがう
2011年 02月 15日
2月14日夜は、ウォータロー大学の原貴美恵教授のお話をうかがう会に出席しました。
http://www.amazon.co.jp/サンフランシスコ平和条約の盲点―アジア太平洋地域の冷戦と「戦後未解決の諸問題」-原-貴美恵/dp/4874408737
北方領土問題に、平和運動の皆様が関心を持ったのがきっかけでこのイベントが実現したそうです。
ついつい、ナショナリズムにながされて、冷静さを失いがちな領土問題。しかし、原教授は、サンフランシスコ平和条約に立ち戻り、なぜ、今の様に、北方領土、竹島、尖閣諸島と領土問題が複雑化したかを解きほぐしてくださいました。
現状は欧州と違い東アジアでは依然、冷戦構造が残っている事。
サンフランシスコ平和条約では、日本が、樺太や千島、朝鮮、台湾・澎湖諸島、新南群島、西沙諸島を放棄することは定められたが、その放棄先は明記されなかったこと。
ロシア(ソビエト)は、その後の日ソ平和条約へ向けた交渉の中でも、ニ島返還は交渉材料として持ち出したが、あくまで、北方領土問題全てを含む千島が自分たちのものだという認識だったこと。
また、二島返還論で、日本がまとまりかけたとき、アメリカが「ロシアに譲歩するなら沖縄を返さないぞ」と恫喝したこと。こうしたことを背景に今の様な状況になっている事を明らかにしました。
その上で、今、ロシアの実効支配が65年になり、これ以上手をこまねいていては、ますます、返還が難しくなること。ロシアは、周辺とは次々と領土問題を解決しており、下手をすると日本だけが孤立しかねないこと、などを指摘。
多国間の枠組みで領土問題を解決する事を提案しました。
会場からは「領土問題を解決する意思をもつ政府が必要。政権交代に期待したが・・。」など活発な意見が出されました。
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ついつい、ナショナリズムにながされて、冷静さを失いがちな領土問題。しかし、原教授は、サンフランシスコ平和条約に立ち戻り、なぜ、今の様に、北方領土、竹島、尖閣諸島と領土問題が複雑化したかを解きほぐしてくださいました。
現状は欧州と違い東アジアでは依然、冷戦構造が残っている事。
サンフランシスコ平和条約では、日本が、樺太や千島、朝鮮、台湾・澎湖諸島、新南群島、西沙諸島を放棄することは定められたが、その放棄先は明記されなかったこと。
ロシア(ソビエト)は、その後の日ソ平和条約へ向けた交渉の中でも、ニ島返還は交渉材料として持ち出したが、あくまで、北方領土問題全てを含む千島が自分たちのものだという認識だったこと。
また、二島返還論で、日本がまとまりかけたとき、アメリカが「ロシアに譲歩するなら沖縄を返さないぞ」と恫喝したこと。こうしたことを背景に今の様な状況になっている事を明らかにしました。
その上で、今、ロシアの実効支配が65年になり、これ以上手をこまねいていては、ますます、返還が難しくなること。ロシアは、周辺とは次々と領土問題を解決しており、下手をすると日本だけが孤立しかねないこと、などを指摘。
多国間の枠組みで領土問題を解決する事を提案しました。
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by hiroseto2004
| 2011-02-15 00:27
| 反核・平和
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