広島県議会、林正夫議長再選、副議長は芝清さん。

広島県議会臨時会、18日と19日

新広島県議会スタート、正副議長決まる
2011年 5月 18日 20:09《広島》 【取材ニュース】 ＜政治・政党＞ ＜自治体＞ ＜選挙＞
さとうしゅういち
http://www.janjanblog.com/archives/40633

4月10日執行の広島県議会議員選挙で選ばれた66人の議員による新しい議会が5月18日、スタートしました。この日開催された5月臨時会を、わたくし・さとうしゅういちも傍聴しました。

議長選挙では、林正夫さん（自民会議）が前議会に引き続き議長に選ばれました。

林正夫（自民会議）５５　田辺直史（公明党）　６　無効　５

副議長選挙では芝清さん（民主県政会）が選ばれました。
芝清（民主県政会）４５　松浦幸男（自民会）　１３　田辺直史　６　無効２

　2003年県議選以前は、自民党の檜山俊宏さんが3期１２年間、議長を務め、職員からも「檜山知事（天皇）」と恐れられていました。環境破壊や多額の負債をもたらした広島県内の多くのハコモノも当時の藤田雄山知事よりも「檜山知事（天皇）」の影響が強い、ということは県民の多くが知るところでした。

　しかし2003年県議選後に自民党会派が分裂。檜山さん率いる「自民党議員会」が少数派に転落。林さんらのグループ「自民党刷新会議」と、民主党系の「民主県政会」主導の議会運営が続きました。今回の選挙後、自民党の中でも檜山さんの系統のグループは「自民会」と名を変え、7人。林議長らの「自民党刷新会議」のメンバーを中心とする「自民会議」が27人です。今後とも、「自民会議」と「民主県政会」の「連立」が続くということなのでしょう。

　一方で檜山さんらの「自民会」は、副議長選挙では特に「民主県政会」の候補を嫌い、松浦さんを擁立しました。また、檜山さんは、議長が提案した議会運営委員長・副委員長の人事に対し、ただ一人、起立せずに反対、孤立ぶりが際立ちました。

　また、公明党が、議長選・副議長選ともに独自候補を擁立し、独自路線をとり、結束を示したのも印象的でした。

　安佐南区選出議員の方々の会派所属状況は以下です（敬称略）。

河井案里　無所属で当選→自民会＝檜山派（2009年知事選立候補まで自民党議員会＝檜山派）
石橋良三　自民党公認で当選→自民会議＝現議長派　（改選前は自民党議員会＝檜山派）
栗原俊二　公明党公認で当選→公明党
佐々木弘司　自民党公認で当選→自民会議＝現議長派（2007年の落選まで自民党刷新会議＝現議長派）

ここで、個別の評価は皆様にお任せします。ただ、選挙中にいっておられたことと、当選後の議会活動にかい離がないかどうか？ぜひとも各議員の働きぶりを4年間チェックしていきましょう。

議員名簿
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/gikai/giin/giin_mei.html

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