人気ブログランキング |

エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

衆院の選挙制度が政界再編を妨げる

内閣府信任案騒ぎを見ていても、結局、既存の政党を飛び出してまで、政界再編をしようなどという度胸のある議員はいないことが明らかになりました。

今の政界は、政党に政策、考え方で政治家が集まっているのではなく、『選挙互助会』として集まっている状況です。

政党、特に二大政党に属していて、幹部の覚えがめでたくなければ、当選が極めて難しいのが現行制度=小選挙区比例代表並立制です。

これが、欧州のような比例代表中心の選挙制度なら、政党はもっと理念や政策で集まる集団になるでしょうに。

地方自治体の選挙についても言及しておきます。

都道府県議会議員選挙などは、議員定数は減らした上で、比例代表制度にしたらどうでしょうか?

県全体の代表であるべき県議が、実際には狭い範囲の利益代弁者の様になってしまっているのが残念ながら実態です。

各基礎自治体の住民の代理人は、そもそも、市議、町村議でいいわけです。県議は、県全体の代表であるべきです。

広島県の場合は、人口が少ないけど面積が広い地域のために枠を確保するなどの配慮をした上で、会派ごとの比例代表にすればいい。自民党でも会派が分かれているので、そのほうが、県民にとってもわかりやすくて良いと思います。

関連記事
「麻生おろし」腰砕けにした選挙制度の功罪
http://janjan.voicejapan.org/government/0907/0907187332/1.php




トップ > 政治 > 「麻生おろし」腰砕けにした選挙制度の功罪
政治

「麻生おろし」腰砕けにした選挙制度の功罪
      政界再編のバイタリティー奪う「執行部本位」選挙改めるとき
さとうしゅういち2009/07/20
 中川秀直・自民党元幹事長らは、「両院議員総会」開催を求め、「麻生下ろし」に動いていました。しかし、報道でもご承知のとおり、事実上「鎮圧」されました。
参照:「自民党体制」護持に悪あがきの両院議員総会騒動

 これで、「反麻生」派には、不満を抱えたまま闘う人が多くなるでしょう。ある意味、総裁交代や新党結成となれば、「反麻生」勢力が正義漢ぶり、却って自民党の求心力も高まったでしょう。それよりは、野党側にとっては「良いシナリオ」ですが・・・。


新党は結成しないという中川さんのブログ。これでは、執行部に対抗できるはずがない(画面キャプチャ筆者)
腰が引けていては「鎮圧」は当然
 署名者の中にはそもそも純粋に総理と話し合って団結を固めたいという人もいましたし、執行部に切り崩された人もいるでしょう。

 執行部は、署名を撤回しないと自民党公認を取り下げる、そうなると公明党も応援しないよ、という感じの圧力をかけたことは想像に難しくありません。

 もともと「麻生下ろし」の人たちも、国民のことなど眼中になく、「自民党体制護持」のため、自分自身の保身を図るための、自分勝手な行動です。中川さんも、新党を作るわけでもなく「自民党をネオコン改革政党にする」ことにこだわって残留しているのです。

 「麻生さんはいやだ」といいながら、自民党にすがりつきたいおかしな人たちです。逆に言えば、こんなことですから、麻生さんに、「中川さんらは腰砕けになるだろう」と見抜かれ、切り崩しを許してしまったのです。しかし、なぜ、こんなことになってしまったのか。その背景には「現行選挙制度による自民党(政治)の劣化」があります。

現行制度で「造反」すれば「自爆」
 すなわち、1994年に成立した現行の衆院での小選挙区比例代表並立制度を軸とした選挙制度は、造反を起きにくくしています。皆さんもご存知のとおり、現行制度では自民・民主以外で当選することは困難を極めます。

 小選挙区では、ご覧のとおり、自民、民主以外で当選するのは、地盤が固くない限り、困難です。いわゆる郵政選挙でも自民党公認を得られないで小選挙区当選できた人は、国民新党に参加した亀井静香さん、綿貫民輔さん、無所属では野田聖子さんら12人だけです。

 比例区でも、ブロック制ですから、議席獲得は困難です。「郵政選挙」で、自民党から分裂した新党は、四国・北海道以外の9ブロックで比例区にも挑みましたが、議席獲得は近畿(新党日本)、中国、北陸(国民新党)の3議席だけでした。

 こうした有様を目の当たりにした自民党議員らは簡単に「造反」などできません。そもそも、反麻生派には、小泉チルドレンも多い。彼らは単に風で当選しただけですから、無所属になったらアウトです。

 杉村太蔵さんが、自民党公認を得られなかったために、政界引退をしたのが象徴的です。今はブログも閉鎖されているようです。
参照:杉村太蔵 公式ブログ


杉村太蔵さん。「大政党執行部本位制」を象徴する議員。引退を表明しブログも閉鎖している(ザ・選挙より 画面キャプチャ筆者)
二大政党以外ではこんなに不利
 制度的にもこんなに不利なことがあります。
 第一に、無所属で立候補した場合、政見放送をさせてもらえません。これは不利です。

 第二に、公認されないどころか政党から「除名」された場合、企業献金を政党支部で受けられません。政党所属候補より不利になります。

 第三に、新党を結成しても、政党要件を満たさなければ、政党交付金がもらえません。

 「造反組」に不利な点はいくらでもあげられます。

 昔、中選挙区制の頃は、河野洋平さんが「新自由クラブ」を立ち上げたり、小沢一郎さん・二階俊博さんらが「新生党」、鳩山由紀夫・民主党現代表らが「さきがけ」を立ち上げるなど、積極的な新党の動きもありました。

 しかし、いまはもう、そういう動きは鈍っています。

「政党本位」ではなく「政党執行部本位」に
 そもそも「政党本位」の選挙が、「政治改革」の目的でした。しかし、実際には「政界再編のバイタリティー」を奪ってしまったのではないでしょうか?

 自民党ないし、民主党の執行部のおメガネにかなう人しか公認されず議員になれないのが現状です。逆にあまり能力がないと思われる人でも、追い風を受けた二大政党の公認さえ得られれば当選してしまうのです。

 度々お名前を挙げて失礼なのですが、杉村太蔵さんはその好例でしょう。

 中選挙区時代は、多様な人が政治に殴り込みをかけることができました。今は、それが起きにくくなっています。

 もちろん、中選挙区時代は、同一政党同士の行過ぎた対有権者サービス合戦、つぶし合いもあり、不毛な側面もありました。

 それで、「政党本位」の名目で今の制度に変えたのですが、結局、「政党執行部本位」にしてしまったのではないでしょうか?

右派思想も劣化させた現行制度
 そのことが、政治思想の劣化も招いています。

 たとえば、自民党の方の少なくない部分が、格差や貧困を「自己責任だ」と切り捨てながら「愛国心が大事だ」と叫んできました。

 全く矛盾した話です。格差や貧困を放置したら、それこそ、中国の内陸部で起きているような暴動につながりかねないのではないでしょうか? 愛国心を持て、というなら、格差や貧困を縮小する経済政策を掲げるべきです。

 愛国心なんてどうでも良い(アメリカ従属でよい)から、格差は拡大しろという「リバタリアン」的右翼と、「格差を縮小して国民の団結を固めろ」という国家社会主義的右翼に、自民党右派も再編されたほうが判りやすいのです。そうならないのは、現行制度で「二大政党執行部に逆らったら議員になれない」制度のせいもあると思います。

「執行部本位」招いた「政治改革」の誤り総括を
 私は、「政治改革」の誤りをそろそろ自民党も民主党も、公明党も、当時賛成してしまった社民党も、そして国民自身も総括すべきだと思います。

 ある程度の数の政党が分立し、時代のニーズに合わせて新党ができやすいような制度にすべきだと思います。

 繰り返しますが、今は二大政党の執行部に事実上「誰を議員にするか」の権限が委ねられてしまっているのです。

 そして、絶大な権限を持つ執行部には民主的な統制が届きにくいのです。自民党の総裁選挙は事実上の茶番に見えますし、民主党の代表選挙も私自身も権利を取得したのに、投票の機会がありません。その点は不満です。これは、まずいと思います。

 自民党が与党から転落すれば、同党が空中分解することも考えられますが、その場合は、民主党の執行部の権限が大きくなるでしょう。

 ひとつの案としては比例代表中心の制度にすること。この場合は、フランスの「パリテ法」(男女半々)との組み合わせがいいでしょう。

 なお、比例代表制を否定する論客の中には、戦前のドイツが少数政党分立でナチスを招いたという説がありますが、これは、当時のヒンデンブルク大統領が非常大権を発動しまくったという事実を見落としています。

 もうひとつの案としては、田中秀征さんが提案していたような中選挙区連記制度で、これなら同一政党同士のつぶし合いもなくなります。政党に候補者男女半々を義務づければ、支持する政党の男性候補と女性候補の名前を書けばいいわけです。
参照:田中秀征氏が政局を大胆予測

 独裁的な大政党の執行部がもし独裁的になれば、不満分子は、新党を作り、一定の政治勢力を作ることが出来る。それがわかっているから執行部も暴走しにくい。そういう制度設計にすれば良いでしょう。

超党派運動で制度見直しもありえる
 制度を変える可能性はあります。実は供託金引き下げを含む法案が、自民、公明、社民、共産の賛成で衆院委員会を通過しています。

 供託金も先進国としては異常な高さで、「参入障壁」のひとつです。
参照:供託金減額は当然 共産党 政党助成法改定に反対 衆院特委両案可決

 自民党の意図は「党利党略」です。すなわち共産党に小選挙区で立候補してもらい、それで、自民党が当選しやすくするということです。

 しかし、結局、自民党が政権から転落する寸前になって、小選挙区制のマイナス点を認識している、ということでもあります。

 もともと、自民党内でも選挙制度見直し論者は少なくはありませんが、現行制度の恩恵を受けてきたため、大きな声にはなっていませんでした。

 総選挙後、自民党が政権から転落した暁には、超党派で小選挙区制度そのものを見直す運動を高めていく余地もあると感じます。

 議員たちは保身の意味で賛成してくれるかもしれませんし、それはそれでいい。「我々」は、「多様な人々が政治に参加できる機会を保障する」意味で取り組めばいいのです。




記事へのご意見・ご感想はこちら(hiroseto(AT)f2.dion.ne.jp、(AT)を@に変えてください)へどうぞ!
下をクリックお願いします!皆様の1クリックが励みになります!




e0094315_1711491.gif
人気blogランキングへ
さとうしゅういちのツイッター

生存ユニオン広島

生存ユニオン広島
(MIXI)

mixiコミュニティ さとうしゅういちを励ます
http://mixi.jp/view_community.pl?__from=mixi&id=5528364

‐‐さとうしゅういちを応援してくださっているみなさんが立ち上げてくださいました!ありがとうございます。



e0094315_1904461.gif
中川圭を励ます(MIXIコミュニティー)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5023058

みんなであたらしい広島県をつくる会
みんなであたらしい広島県をつくる会(MIXI)
湯崎 英彦 (yuzakihide) on Twitter
http://twitter.com/yuzakihide

広島市長・秋葉忠利
とくらたかこのブログ

とくらたかこ応援団
e0094315_21534643.jpg


京野公子がんばれ!

トラックバックURL : https://hiroseto.exblog.jp/tb/14906444
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by hiroseto2004 | 2011-06-06 12:47 | 選挙制度・政治改革 | Trackback