イコールふくやま講演会「見逃されがちな女性の病気」 : 広島瀬戸内新聞ニュース（社主：さとうしゅういち）

「見逃されがちな女性の病気」

女性は母性機能を持つため，ライフサイクルを通じて男性と異なる健康上の問題に直面します。
社会全体で女性の健康についての認識を高め，みんなで元気になりましょ～う　　　（＾_＾）Ｖ


男性と女性で症状に大きな差が出る病気や，更年期と言う言葉でひとくくりにされてきた症状の中にもさまざまな病気が隠れていることがあります。出産後の女性から４０～５０代を中心に，また出産経験のない女性も含めて，見逃されがちな病気についてお話をしていただきます。

・山口大学大学院医学系研究科保健学系学域教授
・山口大学医学部附属病院「女性診療外来」主任

講師：松田昌子教授


8月20日（土）

目からウロコ
主催：福山市男女共同参画センター（愛称：イコールふくやま）　℡ 084-991-5011

日　時：２０１１年（平成23年）
　　　：午後１時30分～午後３時
場　所：イコールふくやま大会議室
福山市西町１－１－１福山ロッツ地下２階
対　象：福山市に在住・在勤・在学の人
参加費：無　料
申込み：７月４日（月）午前１０時から電話・FAXか窓口で
TEL：084-991-5011　FAX：084-991-5013
定　員：先着７０人（定員になり次第締め切り）
託　児：２歳～就学前のお子様をお預かりします要予約
※ 託児の申込みは講演会の３日前までにお願いします
駐車場：福山ロッツ第２・第３駐車場をご利用ください（駐車券出します）



固定的な性別役割分担
　男女を問わず個人の能力等によって役割の分担を決めることが適当であるにもかかわらず，男性，女性という性別を理由として，役割を固定的に分けることをいいます。　
　「男は仕事・女は家庭」，「男性は主要な業務・女性は補助的業務」等は固定的な考え方により，男性・女性の役割を決めている例です。

男女共同参画社会
男女が，社会の対等な構成員として，自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され，もって男女が均等に政治的，経済的，社会的及び文化的利益を享受することができ，かつ，共に責任を担うべき社会のことをいいます。

リプロダクティブ・ヘルス／ライツ
「性と生殖に関する健康と権利」と一般に訳されるこの言葉は，女性解放運動の中で，経済的自立とともに，からだや性の自立を求める声としてしだいに主張されるようになりました。それは，女性のからだや健康をめぐる社会環境や法律，制度を見直すものです。
　１９９４年（平成６年）カイロで開催された国際人口・開発会議において提唱された概念で，今日，女性の人権の重要な一つとして認識されるに至っています。リプロダクティブ・ヘルツ／ライツの中心課題には，いつ何人子どもを産むか産まないかを選ぶ自由，安全で満足のいく性生活，安全な妊娠・出産，子どもが健康に生まれ育つことなどが含まれており，また，思春期や更年期における健康上の問題，不妊，安全な避妊・感染症の予防，患者の人権を尊重した治療のあり方など，生涯を通じての性と生殖に関する課題が幅広く議論されています。

ジェンダー（社会的性別）
　人間には生まれついての生物学的性別（セックス／sex）があります。一方，社会通念や慣習の中には，社会によって作り上げられた「男性像」，「女性像」があり，このような男性，女性の別を「社会的性別」（ジェンダー／gender）といいます。「社会的性別」は，それ自体に良い，悪いの価値を含むものではなく，国際的にも使われています。
　なお，性差を否定したり，男女の区別をなくして人間の中性化を目指すことや，ひな祭り，端午の節句などの伝統的な文化を否定することは，男女共同参画の意図するところではありません。

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