「東京電力」東通原発って何ですか？！

　青森県東通村には、東北電力東通原発に、「東京電力東通原発」が併設されようと建設／計画中です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E9%80%9A%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

それにしてもみなさん。東京に電気を送るための原発を青森につくるって、おかしくありませんか？

福島以上に、青森は遠い。宮城も岩手も飛び越して青森から電気を取ってくることの異常性に東京の方も気づいていただきたい。

青森から東京まで、送電している間にかなりのロスも生じるでしょう。エネルギー効率から見てもかなり悪いのではないでしょうか？

東日本大震災後、東京電力が東北電力に電力を融通している、という話を聞いて、東京都民が東北を助けている、などと自慢してはいけない。そもそも「福島第一原発」だって、「東北電力」ではなく「東京電力」なのですから。

地域のエネルギーはなるべく地域でまかなうようにすべきでしょう。そのためには、大型電源依存のこれまでの仕組みを改めるべきです。再生可能エネルギー推進法が成立しましたが、それだけでは不十分です。

「遠くの大型電源」を開発するため、わたしたちの電力料金に上乗せした税金で、立地自治体の頬を札ビラで叩いてきた「電源三法」を廃止すべきです。当面は、電源開発特別会計の余ったお金を被災者救援に充てれば良い。そして、電源三法のための税金は廃止れば、再生可能エネルギー促進に夜当面のコスト増大も吸収できるでしょう。

また、根本的には、東京にばかり、人口や企業が集中するあり方も改めるべきです。
例えば、国税の法人税の税率を東京は高くして、地方ほど低くする、などの政策誘導も考えられるでしょう。
少子化、少子化と騒がれるが、そもそも、出生率の低い東京に若い人が集中せざるを得ない国土構造も問題だと思うのです。これは、わたしだけの意見ではなく、東国原宮崎県知事も似た趣旨の事をおっしゃっていました。

とにかく、エネルギー政策を軸にあらゆる面で、国土政策も含めてみ直さねばならない時代に来ました。


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