みどり広島の政策（３）－－年をとっても地域で働ける広島県

高齢者も「してもらう」ことへの精神的負担を軽減する仕組みを--山田知子先生

年を取ったら、住み慣れた地域で働ける場を。

みどり広島はこのように提案します。

地域循環型社会＋超高齢社会への対応する仕組みとして、住み慣れた地域で地域の人にサービスを提供し、自分も必要なサービスを受ける。そんな社会にしようではありませんか？





たとえば、広島市安佐南区にも、たくさん、飲食店を経営されている特に女性の方が多くおられます。

　そういう方々も、だんだんに年を取ってくると、「広い店で喫茶店をやるのは体力的に不安」です。さりとて、では、仕事をやめる、というわけにもいかない。特に自営業の方は大手企業サラリーマンと比べても年金額は低い。体力の低下に合わせた働き方を続けられるような支援が必要です。

お店で、地域のファミリー世帯と協力して、託児所を経営する。

あるいは、店舗を半分に分割し、半分は地域の若い方に貸し、自分は半分のスペースで仕事を続ける。

こうした工夫を後押しする行政が必要ではないか、と思います。

大々的に道路を作って、大々的に企業を誘致するような時代はもう過去の夢です。

もちろん、サラリーマン退職者の方々も、特に男性の場合、急に仕事を辞めて、却って気が抜けて体調を崩す、という場合も結構あります。さりとて、今までの会社で再雇用というのも、今度は「就職難の若手の席を奪うのではないか？」と懸念する方もおられます。

むしろ、地域で仕事をつくって、そこで一定のお金を稼ぐというのを選択肢にすればいい。ボランティアももちろん素晴らしいけれど、やはり、働いてお金を稼ぐというのが張り合いの人も多いと思います。

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